イチローさん「僕はそう思わない」日本S オスナの走塁ミスに言及「しょうがないと言われがちだけど…」
2021年11月29日 20時30分
元大リーグ・マリナーズのイチローさん(48)=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター=が29日、東京都の国学院久我山高で野球部員に指導を行った。イチローさんは昨年12月に智弁和歌山高で指導をしており、2年連続の高校球児指導となった。
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イチローさんは激闘となった日本シリーズで起きた走塁ミスについても言及した。
「日本シリーズのオスナのプレーはよくあるプレー」
日本シリーズ最終戦となった27日のほっともっとフィールド神戸での第6戦、3回表にヤクルトの先頭打者・オスナがオリックス・山本から二塁打を放った。次打者の宮本は初球をバント空振り。飛び出したオスナは二塁に戻れず、捕手からの送球でアウトになった。
「バッターは当然、少なくともファウル、バットに当てないといけない。オスナはシャッフルによって、ストライクでバントするだろうと飛び出してしまった。ストライクだからしょうがないと言われがちだけど、僕はそう思わない」
そしてリードの仕方について持論を語った。
「空振りでも(帰塁できる)判断が僕はできた方がいいと思う。空振りしても、戻れる体勢にならないといけない。その判断がシャッフルだと難しい。そういうミスがゲームに大きく影響する。僕は長くやっていたけど、走塁だけは簡単にならない。動いていると(判断が)難しい。できるだけ静かにリードを取る。やりたがらない理由が見つからない」
投手がモーションに入った後、第2リードを取る「シャッフル」は跳ねるような動作になることが一般的には多い。
「長い間やってきたことを変えることは難しい。自分で言い聞かせないと」。細部への意識の重要性を説いた。
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