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小椋佳 シンガー・ソングライター

2021年10月15日 16時00分 (10月15日 16時00分更新)
写真・平野皓士朗

写真・平野皓士朗

いかに生きるか 言葉尽くし問う

 デビュー五十周年を迎え、歌手活動から引退する意向を明らかにしたシンガー・ソングライターの小椋佳さん(77)。喪失感や哀愁を繊細に紡ぎ出した楽曲を送り出すかたわら、人間社会の「正義」について思索を深めてきたことは知られていない。言葉への信頼が失われがちな今、音楽家・小椋佳の顔では見せてこなかった、喜寿の哲学徒としての思いを明らかにした。 (林啓太)
 -一月に出した楽曲「もういいかい」では、人生に対する思索の深まりを感じます。五十二歳で母校の東京大に学士入学して哲学を専攻しましたが、自身を掘り下げることは、それ以来のテーマなんですか。
 若い時から「自分はどう生きたら...

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