石川遼「なかなかうまくいかない…」渡米前最終戦は51位出遅れ【ブリヂストンオープン】
2021年10月7日 17時22分
◇7日 男子ゴルフ ブリヂストンオープン第1日(千葉市、袖ケ浦CC袖ケ浦C)
今大会終了後、米ツアー再挑戦のため国内戦を離れて渡米し、出場予選会(Qスクール)を受ける石川遼(30)=カシオ=はイーグルあり、ダブルボギーありの出入りの激しい内容で71、イーブンで51位発進となった。永野竜太郎(33)が6アンダーで韓国の張棟圭(ジャン・ドンキュ)とともに首位。
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渡米前最後の試合となる石川は、17ホールを終えた時点で2オーバーと苦しんだ。だが、最終9番パー5で267ヤードの第2打を3番ウッドで5メートルに乗せてイーグル締め。首位まで6打差で初日を終えた。
「最後だけみたいな感じ。なかなかうまくいかないことが多かった」。ショットは全体的に右に行きがち。2番パー4ではラフからのロブショットをミスしてバンカーに入れ、それが目玉だったことでダブルボギーになった。
とはいえ、苦しみながらも表情はさばさばしていた。今月中旬のカリフォルニア州での2次予選会に出るつもりだが、今週を終えて賞金ランク5位以内に入れば2次を免除され、11月の最終予選会に行ける。前週を終えてランクは9位。5位大槻智春との差は約1900万円。今大会に優勝して2100万円を加算できれば辛うじてクリアできる。だが、本人はすぐにでも現地に飛びたくてうずうずしている。
「2次を通るゴルフができないと、当然最終も通れない。2次からやりたい」と、すでに覚悟を決めている。最終まで勝ち残ったとしても、来年出られるのは米下部ツアー。そこからレギュラーツアーに昇格するのも、また大きな困難が伴う。それでも行きたいという。
今週も優勝を目指しているが、目先の勝ち負けにとらわれるつもりもない。「今週の結果にかかわらず、長い目で自分のゴルフと向き合っていきたい。長い闘い。やるべきことをやって、チャンスを待ちながら冷静にプレーしたい」と、真っすぐ前を見て話した。
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