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展望デッキ案を見直し 能登町が役場跡地活用法

2021年6月4日 05時00分 (6月4日 10時49分更新)
能登町役場旧庁舎の取り壊しが完了した宇出津港に面する跡地。展望デッキ建設案は見直しとなった=能登町宇出津で

能登町役場旧庁舎の取り壊しが完了した宇出津港に面する跡地。展望デッキ建設案は見直しとなった=能登町宇出津で

 昨年一月の能登町役場新庁舎開庁を受けて先月取り壊しが完了した、同町宇出津の旧町役場庁舎の跡地活用法について、町は、当初示していた展望デッキ案を見直して再検討する。三日の町議会全員協議会で明らかにした。
 デッキ建設を巡っては、町民の間でも賛否が分かれていた。町ふるさと振興課の担当者は理由を「(三月に)町長が交代したこともあり、新しい考えも取り入れる」と説明している。
 跡地は宇出津港に面し、地元の「あばれ祭」でキリコ乱舞の舞台となる「いやさか広場」はすぐ目の前にある。町は昨年六月の町議会全員協議会で、長さ三十七メートル、奥行き十二メートル、高さ四・五メートルで、座席数百二十の展望デッキ建設計画を発表。解体費を除いた整備費は約一億五千万円を見込み、二〇二二年度に着工、二三年度にも完成予定としていた。
 検討法や決定時期については未定というが、担当者は「町民の憩いの場としての活用になることは変わりない」と説明した。町は本年度一般会計補正予算案に、跡地の舗装工事費八百五十五万円を計上する。舗装工事は本年度中に完了予定。(加藤豊大)
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