名古屋の学童クラブ、木造化の動き 移築可の技法採用、断熱や防音効果も
2021年3月27日 05時00分 (3月27日 05時00分更新)
共働き家庭の小学生が放課後を過ごす学童保育の施設を、木造に建て替える動きが名古屋市で広がり始めている。学童保育クラブの多くは借地で、これまではすぐに移設できるプレハブを使用してきた。建て替えは、伊勢神宮でも使われる「板倉造り」の技法を採り入れることで、木造でも解体して移築可能になることが理由。尾張旭市や沖縄県でも計画が進んでいる。 (土屋晴康)
名古屋市昭和区戸田町で松栄第一学童保育クラブが建設中の施設は、県産のスギやヒノキがふんだんに用いられ、近づくと木の香りが漂ってくる。クギを使わず、柱と柱の間に板を落とし込んで造る板倉造りだ。
父母が運営する同市のクラブは、借地が多く、所有者の意向によ...
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