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『悲しいという感情を通り越し立ち尽くすのみ』高島礼子がラジオの震災特集で気仙沼在住のシンガー・ソングライターからの手紙を朗読

2021年3月11日 14時25分

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宮城・気仙沼のシンガー・ソングライターからの手紙を朗読した高島礼子(レスリー・キー撮影)

宮城・気仙沼のシンガー・ソングライターからの手紙を朗読した高島礼子(レスリー・キー撮影)

 女優の高島礼子(56)、が11日、文化放送「くにまるジャパン 極」(月曜~金曜午前9時)の東日本大震災特集で、被災地からパーソナリティーの野村邦丸フリーアナウンサー(64)に寄せられた手紙を朗読した。
 高島は、宮城・気仙沼市生まれ、在住のシンガー・ソングライター熊谷育美(35)の手紙を朗読。熊谷は2009年、「人待雲」でメジャーデビューし、震災直前に完成した「雲の遥か」を11年4月にリリース。想像を絶する震災経験に一時は歌えない状況に追い込まれたが、「雲の遥か」に各地から反響があり、地元に寄り添い、活動を再開したという。
 高島が朗読した熊谷の手紙には「とても寒く、悔しい無念の日から10年。悲しいという感情を通り越し立ち尽くすのみでした。でも日本はすごい国。次の日には救援のヘリ、車が駆けつけ、名も顔も知らないボランティアが力仕事をしてくれ、世界から募金や物資が届いた。明日が来ないと思っていたから感謝です」などとつづられていた。
 番組ではお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリ(48)、タレント中川翔子(35)もゴリが宮城・女川町の老舗かまぼこ店の若社長からの手紙を読み上げ、中川は目の前で母親が津波に巻き込まれ、九死に一生を得た岩手・釜石の旅館の娘から届いた手紙を朗読した。

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