本文へ移動

五輪備えテロ対策訓練 金沢市、警察、消防 合同

2021年2月26日 05時00分 (2月26日 10時49分更新)
テロ対策訓練で不審者(右)の捕獲訓練をする警察官=金沢市総合体育館で

テロ対策訓練で不審者(右)の捕獲訓練をする警察官=金沢市総合体育館で


 東京五輪聖火リレーが国内で始まる一カ月前となった二十五日、警察や消防、金沢市が合同でテロ対策訓練を行った。市総合体育館(同市泉野出町)で、不審物が見つかった事態を想定。施設職員とも協力し、来場者を避難誘導して不審物を処理する手順を確認した。警察などと施設が合同で訓練するのは県内で初めて。
 体育館のロビーの床に、黒色のかばん。「不審物です」。施設職員から一一〇番を受けた想定で、金沢中署員や同市中央消防署員が駆け付け、素早く周辺の立ち入りを規制。体育館内にいた約二十人を誘導し、屋外へ避難させた。
 その後、体育館から出てきてロビーで暴れる不審者役を、署員が押さえ込んで確保。防護服を着た県警の爆発物対策部隊が、専用の機材で不審物を回収する流れを確かめた。
 訓練には約六十人が参加した。終了後、金沢中署の瀬田昭署長は「緊張感がある実践的な訓練ができた」と講評。体育館では観戦イベントのほか、フランスのウエートリフティングの選手団の事前合宿も予定されており、山野之義市長は「選手らが安心して練習できる環境を整えるのが、最大のおもてなし。気を緩めず、連携を密にして準備に取り組みたい」と話した。 (寺田結)
LINE友だち登録

<ユースクが調べます!> 北陸中日新聞「Your Scoop(ユースク)~みんなの取材班」は、無料通信アプリLINE(ライン)でつながった皆さんからの暮らしの疑問や困りごとを記者がとことん掘り下げ、疑問の解消や社会・地域課題の解決を目指します。事件事故などの情報や写真・映像の提供、不正の告発も受け付けています。秘密は厳守します。LINEで友だち登録し、ご投稿ください。

LINE友だち登録

<ユースクが調べます!> 北陸中日新聞「Your Scoop(ユースク)~みんなの取材班」は、無料通信アプリLINE(ライン)でつながった皆さんからの暮らしの疑問や困りごとを記者がとことん掘り下げ、疑問の解消や社会・地域課題の解決を目指します。事件事故などの情報や写真・映像の提供、不正の告発も受け付けています。秘密は厳守します。LINEで友だち登録し、ご投稿ください。

関連キーワード

おすすめ情報