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ラムズとライオンズでエースQBを交換するトレード!史上初の全体トップ指名選手同士【NFL】

2021年1月31日 18時09分

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ラムズのQBゴフ(左)とライオンズのQBスタフォード(いずれもAP)

ラムズのQBゴフ(左)とライオンズのQBスタフォード(いずれもAP)

 エースQBを交換する超大型トレードだ。米スポーツ専門局ESPN(電子版)は31日、ライオンズQBマシュー・スタフォード(32)がラムズへ移籍し、代わってラムズQBジャレド・ゴフ(26)がライオンズ入りするトレードが合意されたと伝えた。正式成立はNFLの新年度となる3月17日以降となり、ライオンズは加えて今年のドラフト3巡、2022年、23年のドラフト1巡指名も獲得する。スタフォードは09年ドラフト全体1位、ゴフは16年ドラフト全体1位指名選手で、全体トップ指名選手同士のトレードは史上初だ。
 スタフォードは2011年に年間パス獲得距離5038ヤードで、史上8人しかいないシーズン5000ヤード獲得を記録。1試合平均のパス獲得距離273・4ヤードは史上4位というスター選手で、2019年に途絶えるまで136試合連続先発と安定感も高い。今季もパス528回中339回成功で4084ヤード、26TD、10インターセプトと好成績を残した。一方でライオンズはチームの強化が進まず、今季もディフェンスがリーグワーストの1試合平均喪失距離419・8ヤード。チームも4季連続でプレーオフ進出を逃し、スタフォードは直後にフロントにトレード希望を伝えていた。
 対するゴフは2018年シーズンにラムズをレギュラーシーズン13勝3敗でスーパーボウル進出(ペイトリオッツに3―13で敗れる)まで導き、全米に名をとどろかせた選手。同年は個人記録でもパス561回中364回成功で4688ヤード獲得、32TD、12インターセプトだった。ただ、過去2シーズンは合計で29インターセプト、12ファンブルと不安定な一面ものぞかせ、マクベイ監督との不協和音も指摘されていた。今季の記録はパス552回中370回成功、3952ヤード、20TD、13インターセプトだった。
 ラムズはライオンズと対照的にディフェンスが今季1試合平均喪失距離281・9ヤードでリーグ1位になるなど総合力が高く、今季プレーオフでもNFC準決勝まで進出。32歳で勝利を求めるスタフォードにとっては格好のチームだ。ライオンズも若いゴフをエース候補として、獲得したドラフト指名権で積極的なチーム作りをすすめることが可能になった。

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