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寒行托鉢 残雪の道行く 大乗寺の僧 街中へ

2021年1月6日 05時00分 (1月6日 10時25分更新)
小寒の朝、雪が残る道で寒行托鉢に励む院代(手前)ら=金沢市内で

小寒の朝、雪が残る道で寒行托鉢に励む院代(手前)ら=金沢市内で

 二十四節気の一つで、寒さが厳しくなるころとされる「小寒」の五日、金沢市長坂町の曹洞宗大乗寺で、恒例の「寒行托鉢(たくはつ)」が始まった。金沢地方気象台などによると、托鉢が始まった午前九時の金沢の気温は平年より一・八度高い五・九度。同日の最高気温は七・六度と平年並みだった。
 錫杖(しゃくじょう)を手にした院代と、素足にわらじを履いた修行僧の計二人がかさをかぶり、山門を出発。道に雪が残る中、鈴を鳴らしながら同市寺町などを五キロほど歩き、民家や商店などを巡った。
 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、二人はマスクを着用。お布施をもらってもお経は唱えず、歩く際の読経は小声で行うなどの対策をした。院代の国井幹之(かんし)さん(54)は「残雪のある道を歩くのも修行の一つ。人とあまり会えないのは寂しいけど、托鉢ができて良かった」と話した。托鉢は二月三日まで。 (西浦梓司)
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