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一足早く「除夜の鐘」 丸岡の称念寺

2020年12月29日 05時00分 (12月29日 09時38分更新)
高尾住職(右)と鐘をつき、笑顔を見せる子ども=28日、坂井市の称念寺で(山田陽撮影)

高尾住職(右)と鐘をつき、笑顔を見せる子ども=28日、坂井市の称念寺で(山田陽撮影)


 坂井市丸岡町長崎の称念寺で二十八日、近くのまごころ保育園の園児らが一足早く除夜の鐘をついた。
 普段子どもたちが遊んでいるなじみの場所で一年を締めくくってもらおうと企画し、今年で三年目。同園の四、五歳児と小学生四十二人が挑戦した。
 子どもたちは高尾察誠住職に支えられながら鐘をついた。ゴーンと鐘の音が響くと、子どもたちは驚いたような声を上げた。高尾住職は「願い事をしておいてね」と呼び掛け、松田瑚白(こはく)ちゃん(5つ)は「きれいな音がした。来年も元気になれますようにとお願いした」と話していた。
 全員がつき終わると、高尾住職がお経を上げ、子どもたちは正座をして聴いていた。大みそかは午後二時と同八時、同十一時半に除夜の鐘がつける。例年振る舞っている小豆がゆは、今年は提供しない。 (畑明日香)

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