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FC東京・原大智、初ACLで得た経験と課題「決めきる力は自分の問題」「また日本で自分磨き」

2020年12月11日 06時00分

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決定力アップを課題にシュート練習を行うFW原(中央)(FC東京提供)

決定力アップを課題にシュート練習を行うFW原(中央)(FC東京提供)

 FC東京のFW原大智(たいち、21)が10日、16強で敗退したアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)を振り返り「決めきる力が必要」と決定力アップを自身の課題に挙げた。
 チームは6日の北京国安戦に0―1で敗れ、その翌日にカタールから帰国。オフを挟んで9日から練習を再開したが、時差ぼけとともに敗戦で負った傷もなお生々しく残る。それでも自身初となったアジアの戦いでは「自分の良さでもある『どんどん走ってチャンスをつくる』はできた」と手応えもつかんだ。
 その一方で「球際の強さや勝負にこだわるところが必要だと感じた。決めきる力は自分の問題。また、日本で自分を磨きたい」と新たな成長の種も持ち帰った。
 帰国後から2週間は“アスリートトラック"の適用で、移動と食事は自宅と練習場のみに制限される。ACL期間中と、ほぼ同じ生活が続くが、公式戦や練習への参加は認められるため、J1次節・広島戦(12日・味スタ)への出場は可能。
 「このチームでタイトルを取りたいし、ルヴァン杯決勝で悔しさを晴らしたい。リーグ残り2試合は勢いをつけるためにも大事な試合になる」
 今季の公式戦も残すは3試合となった。ACLで得点源のFWディエゴオリベイラが負傷し、戦線離脱する中、J3ながら得点王に昨季輝いた、この若き点取り屋に懸かる期待は大きい。“覚醒"のときが待たれる。

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