デモ隊に放水、強制排除 タイ政府、若者ら首相退陣要求
2020年10月17日 05時00分 (10月17日 05時01分更新)
【バンコク=岩崎健太朗】タイ治安当局は十六日、首都バンコクで政府への抗議活動をしていたデモ隊に放水を開始し、強制排除に乗り出した。プラユット首相は同日の記者会見で、拡大する政府への抗議活動に「権力を見くびらない方がいい」とけん制。政府は十五日に非常事態宣言を発令し、強硬手段も辞さない構えを示していた。
十五日夜、一万人規模に膨らんだ市街地での抗議集会は、警官隊の強制排除を避けて若者らがいったん自主的に解散。十六日夕から再びバンコクの交差点で反政府集会を開き、若者グループは「首相は出ていけ」と退陣要求を繰り返した。
地元メディアによると、当局は十三日に始まった抗議活動で五十人以上を逮捕・拘束。...
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