2010年07月13日


最近注目を浴びているtwitterの社員食堂にお邪魔してきました。

受付

とっつきにくくて、ハマりやすいそのサービスは、未経験の人に説明するのは難しいものの、一度始めるとなかなか止めることができません。編集長も、個人でも地方版(@Chihoubanでも活用させて頂いています。
最近では特に日本でのユーザの伸びが著しいそうで、芸能人から作家、政治家までごぞってtwitterを始めているようです。
有名人のtweetをフォローすることで、これまで見えてこなかった私生活のにおいがするつぶやきを聞くことができて、新たな一面が見えてきたりします。マネージャや編集者というフィルタを通さずにポロッと見えてしまうその一面が必ずしも見たかった側面とは限らないところが又、twitterの面白いところでしょうか。


現在、急成長中のtwitter社の本社はサンフランシスコ市内のビルの2フロアを占有しており、約250人(急成長過ぎて正確な人数がわからないとか)が働いています。エレベータを受付のある6Fで降りると、外見の古臭いビルディングの印象とは対照的に、イマドキのWEB系企業らしいオシャレなオフィスが現れます。オフィスには個室のキュービクルが無く、グループごとに机を並べただけのシンプルなレイアウト。所々にソファやゲームコーナなどがあり、仕事に息詰まることはなさそうです。同じように、広いフロアに机を並べただけのfacebook社では、さすがに社長の個室(ガラス張りですが)はありましたが、twitterでは、創業者であるエヴァンもビズも普通に社員と机を並べて仕事をしているそうです。

個室オフィスが無い代わりに、会議室は大きいものから小さいものまで沢山ありました。各会議室にはtwitterにちなんで、鳥の名前がついており、ドアにその鳥のシルエットのパネルが貼られています。新社員は入社後は鳥の名前を会議室を一致させるに皆苦労するとか。編集長も最近バードウォッチングを始めたのですが、半分くらいしか名前がわかりませんでした。

今回、twitterオフィスを案内してくださったのは、USオフィスに三人いる日本人社員の一人でエンジニアの@niwさんです。@niwさんは、去年twitterに入社し、日本語へのローカライズやグローバライゼーションを担当されています。@niwさんは先日、JTPAのギークサロンでもこの辺の詳しい話しを聞かせてくださいましたので、興味のある方はこちらもどうぞ。
「丹羽善将氏とTwitterのローカリゼーションについて語る」開催レポート - JTPA

一人暮らしの@niwさんにとっては、無料の社員食堂は貴重な栄養源でもあるのですが、たまに「なんじゃこりゃ?」とパスせざるを得ないメニューが出てくることがあるそうで、そういう時には外へでて外食することもあるものの、ほぼ毎日社員食堂を利用されているそうです。メニューはメイン、サラダ、副食の穀類が用意されているものの選択肢はあまりありません。大手の社員食堂であれば、その日の気分によって中華、ハンバーガー、パスタなど選ぶことができるのですが、みんなで並んで同じメニューを取ってゆくところは、学食を思い出させます。とはいっても、創立者がビーガンということもあり、ベジタリアン、ビーガンの人のための選択肢は必ず用意されているそうです。



本日のランチ

今日のメニューはというと、「これはメモしていかないと絶対忘れる」という聞いたことのない料理ばかりだったのですが、家に戻ってiPhoneの写真を見てガックリ。料理の名前の書いてあった札がちゃんと撮影できていませんでした。と、いうわけで今回は正式名はありません。ごめんなさい。チキンのグリルっぽい何かと、キュウリのサラダ、レタスのサラダ、食べたことのなかった穀物、食べたことのなかったパン(?)みたいの。でした。(レポートとは呼べないお粗末さですね。反省)。味の方はとても美味しく、良い意味でその見た目を裏切られました。

がちょーん

twitterの社員食堂はGoogleやfacebook同様に何をいくら食べても無料。冷蔵庫のジュースやドリンクも無料。食後の珈琲も無料。おつまみのお菓子類も無料です。メニューに納得がいかない人には、別のフロアにサンドウィッチバーもあり、好きな具材を選んでサンドウィッチを作る事も可能です。

サンドウィッチバー


お菓子バー


ホットドリンクバー

@niwさんと、早めのランチをスタートしてしばらくすると、食堂には各部署から社員がどんどん集まってきました。我々の座った丸テーブルにも後から相席する別の社員方達が加わり、各国のソーシャルメディアのトレンド等について盛り上がりました。みな、日本でtwitterがfacebookよりユーザ数で優っていることや、なぜ携帯などのコミュニケーションツールが特異な進化をしている日本で、twitterがこうも短期間で広まったかなど興味津々の様子でした。そういえば、和製twitterも一時はたくさんありましたよね。

こうしてランチの時にたまたま隣り合わせた別の部署の社員と、色々な情報交換ができるのも社員食堂の大きなメリットの一つですね。IPO前のグーグルの社員食堂でやたらに細長い机で上下の隔てなく肘をつきあわせてランチを食べていた様子を思い出しました。

日本から引っ越して半年目の@niwさん、徒歩15分のアパートメントからの通勤や、アメリカ生活、twitter社にもいまのことろ満足とのことですが、唯一残念なのがサンフランシスコが意外に寒いこと。今後twitterが大きくなったら、サウスベイに引越もあるんじゃないですか?と聞いてみましたが、創立者の「twitterはサンフランシスコの会社」というこだわりがあるので、難しそうだとのことでした。


本日のランチ

ごちそうさまでした。


DJブース。社内イベントの際にはプロDJが。


ゲームルーム


ゲームルーム


ヨガルーム



前から薄々感づいてはいたのですが、今回、自分の写真のヘタクソさを身にしみて実感しました。
次回からは料理写真の上手い人をアシスタントとして同行したいと思います。我こそはという方は、料理写真のポートフォリオをお送りください。報酬は無料ランチだけですが。


過去の社員食堂レポート:



2007年09月12日


おいしい生牡蠣がいただけるというので、またまたのこのこやってきました。 

google1.jpg

グーグル社員食堂。 

相変わらず、最強です。 下の写真を見てください。 豪華すぎて舌を噛みそうで料理の名前を覚えられませんでした。 

google2.jpg

google3.jpg

見てくださいこれ。 高級レストランにディナーにいったわけではありませんよ。 社員食堂。 しかも無料。 やっぱりグーグル最強。

詳細はまた近々レポートしたいと思いますのでお楽しみに。


2007年07月29日


AMD_Logo.jpgひっさびさに社員食堂に行ってきました。 どれくらい久しぶりかというと、前回のルネサスが去年の9月、その前のCadenceは2005年の2月なので10ヶ月ぶりになります。 今回訪問したのは、サニーベールにあるAMD本社のMicrochip Cafe。 ご案内してくださったのは、レイアウトデザイナのLizさんです。 当日待ち合わせの本社受付に行って見ると、そこにはF1のフェラーリの実車が展示されていました。 F1の実車は何度か近くでみる機会がありましたが、フェラーリをこんなに間近で、他に受付嬢しかいない広い受付でじっくり見れるのはめったに無い機会。 受付嬢さえいなかったらコックピットの座り心地を試したいところでした。

amd10.jpg現在プロジェクトの大詰めで休日出勤や深夜残業が重なり大忙しという、Lizさんに社内を軽く案内させてもらった後、お目当ての食堂、Microchip Cafeへ。 AMDの社員食堂は、グッケンハイマーという業者が入っています。 グッケンハイマーはボナペティと並んでハイエンドのキャフェテリア業者で、内容にも期待できます。 Lizさんによると、隔週水曜日には日本人の寿司職人が来て、寿司を握ってくれるというので水曜日に伺ったのですが、残念ながら最初の訪問では寿司が無い水曜日だったので、2週続けてお伺いすることになりました。 お忙しいなか2週続けて案内してくれたLizさんに感謝です。

第一週にお伺いした際には、厚めのナン生地にお好みでツナやチキン、野菜を巻いてから鉄板で焼いたトルティアラップ(みたいの)。 Lizさんのオススメで、チキンにマスタード、アボガド、オニオン、トマトを巻いて皮がパリパリになるまで焼いてもらいました。 これ、本気で美味しかったです。 ジューシーな中身とパリパリの皮の混ざった食感が良かったです。 このほか、本日のスープからチリビーンズのスープ、アイスティーを頂いて $8.50(くらい)。 確かに外にでるのと同じ位の値段になってしまいますが、内容的には十分コストパフォーマンス高いと思いました。

ちなみに、AMDの社員食堂は受付を通らなくても入れるエリアにあるので、公けに一般に開放されているのかどうかは分かりませんが、入ろうと思えば誰でも入ることができます。 そういう意味ではこの値段はおトクかも。

第二週は、Lizさんのご招待に甘えて夏休み中の子供とカミサンをつれて家族で寿司ランチにお伺いしました。 残念ながら、いつもお寿司を握ってくれるというYukiさんは、お休みで代打のシェフだったのですが、カリフォルニアロール3巻に、寿司4個がついた、デラックス寿司コンボ($6.95)にアラカルトでスパイシーツナロールをつけて頂きました。 これまた、普通に美味しいお寿司で日本人以外の従業員の皆さんにも人気が高いようで寿司コーナーだけ行列ができていました。

AMDの食堂にはこのほか、サラダバー、サンドイッチバー、ベジタリアンコーナー、ピザコーナーなど豊富なセレクションがあり、ここなら毎日食堂でもしばらくは飽きそうにありません。 桜の木に囲まれたテラスと、外から日差しがたっぷり入る明るいキャフェテリアは忙しい一日のランチブレイクにぴったりの落ち着ける空間でした。

今日のメニュー
第一週:
チキンと、アボガドのトルティアラップ
チリスープ
アイスティー

第二週:
寿司コンボとスパイシーツナロール(編集長)
ピザ(なっち)
寿司コンボ(みい)
寿司コンボとアラカルト(美人秘書)

ご馳走様でした。



AMD_Logo.jpgひっさびさに社員食堂に行ってきました。 どれくらい久しぶりかというと、前回のルネサスが去年の9月、その前のCadenceは2005年の2月なので10ヶ月ぶりになります。 今回訪問したのは、サニーベールにあるAMD本社のMicrochip Cafe。 ご案内してくださったのは、レイアウトデザイナのLizさんです。 当日待ち合わせの本社受付に行って見ると、そこにはF1のフェラーリの実車が展示されていました。 F1の実車は何度か近くでみる機会がありましたが、フェラーリをこんなに間近で、他に受付嬢しかいない広い受付でじっくり見れるのはめったに無い機会。 受付嬢さえいなかったらコックピットの座り心地を試したいところでした。

amd10.jpg現在プロジェクトの大詰めで休日出勤や深夜残業が重なり大忙しという、Lizさんに社内を軽く案内させてもらった後、お目当ての食堂、Microchip Cafeへ。 AMDの社員食堂は、グッケンハイマーという業者が入っています。 グッケンハイマーはボナペティと並んでハイエンドのキャフェテリア業者で、内容にも期待できます。 Lizさんによると、隔週水曜日には日本人の寿司職人が来て、寿司を握ってくれるというので水曜日に伺ったのですが、残念ながら最初の訪問では寿司が無い水曜日だったので、2週続けてお伺いすることになりました。 お忙しいなか2週続けて案内してくれたLizさんに感謝です。

第一週にお伺いした際には、厚めのナン生地にお好みでツナやチキン、野菜を巻いてから鉄板で焼いたトルティアラップ(みたいの)。 Lizさんのオススメで、チキンにマスタード、アボガド、オニオン、トマトを巻いて皮がパリパリになるまで焼いてもらいました。 これ、本気で美味しかったです。 ジューシーな中身とパリパリの皮の混ざった食感が良かったです。 このほか、本日のスープからチリビーンズのスープ、アイスティーを頂いて $8.50(くらい)。 確かに外にでるのと同じ位の値段になってしまいますが、内容的には十分コストパフォーマンス高いと思いました。

ちなみに、AMDの社員食堂は受付を通らなくても入れるエリアにあるので、公けに一般に開放されているのかどうかは分かりませんが、入ろうと思えば誰でも入ることができます。 そういう意味ではこの値段はおトクかも。

第二週は、Lizさんのご招待に甘えて夏休み中の子供とカミサンをつれて家族で寿司ランチにお伺いしました。 残念ながら、いつもお寿司を握ってくれるというYukiさんは、お休みで代打のシェフだったのですが、カリフォルニアロール3巻に、寿司4個がついた、デラックス寿司コンボ($6.95)にアラカルトでスパイシーツナロールをつけて頂きました。 これまた、普通に美味しいお寿司で日本人以外の従業員の皆さんにも人気が高いようで寿司コーナーだけ行列ができていました。

AMDの食堂にはこのほか、サラダバー、サンドイッチバー、ベジタリアンコーナー、ピザコーナーなど豊富なセレクションがあり、ここなら毎日食堂でもしばらくは飽きそうにありません。 桜の木に囲まれたテラスと、外から日差しがたっぷり入る明るいキャフェテリアは忙しい一日のランチブレイクにぴったりの落ち着ける空間でした。

今日のメニュー
第一週:
チキンと、アボガドのトルティアラップ
チリスープ
アイスティー

第二週:
寿司コンボとスパイシーツナロール(編集長)
ピザ(なっち)
寿司コンボ(みい)
寿司コンボとアラカルト(美人秘書)

ご馳走様でした。


2006年09月05日


「シリコンバレー地方版」といえば「社食企画」というほど、ダントツで訪問者が多い企画。
編集長が朝の忙しい時間を割いてコツコツ翻訳して載せたニュース記事よりも…

それもこれも、これまたお忙しい時間を割いてランチに付き合ってくださった各企業の皆様のお陰と感謝しております。

さて、その「社食企画」が帰ってまいりました!!
ちょ~久々の社食訪問。前回第14回目のCadence訪問レポートから1年半以上ぶり。
今回はすっかり隠居生活に突入し「レポート書くのは秘書ねー」とのたまう編集長に成り代わって、執筆料に何をねだろうかと思案中の美人秘書がお送りいたしまーす。


>今日は「ヤキドリ」をいただきました。
「ヤキトリ」ではない時点で嫌な予感がしていたのですが、受け取ってみてビックリでした。
巨大な肉片、根がついたままのネギ・・・「こういう解釈もあったのか」と感嘆させられました。映画で例えると、ティム・バートン監督の「猿の惑星」に通じるものがあります。

味は・・・聞かないでください。

>トンクツラーメンは水曜の定番のようです。 先週は、サンプルの札には「トンカス」と書いてました。 豚の靴と豚の粕、どっちも遠慮したいものです。
>昨日は、「ハンバー」をいただきました。 ドミグラスソースで出てくるのが一般的なハンバーグですが、ハンバーは違いました。ココナッツミルクベースの、タイ風ソースがかかっていました。 下のごはんにも染みていて、その部分はモロにタイ風味でした。これはこれで有りじゃないか、と、不覚にも思ってしまいました、

今日のメニュー「バクチョイ」「ボクチョイ」というのが非常に気になりますが...


これらのメールを下さったのは、今回社食を案内してくださったのはAさん。
San JoseにあるRenesasという会社にお勤めです。
ルネサスは、300品種を 超えるマイコン製品を提供している世界最大のマイコンベンダーです。 「マイコン」というとパソコンの一世代前の昔のコンピュータをイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、ルネサスのマイコンは様々な電子機器に組み込まれたマイクロコンピュータです。 最近のおりこうさんな電化製品にはルネサスのマイコンが中に入っていたりするんですね。

こんなメールを読まされたら「一体どんなものを食べさせる社食なんだ!」と興味津々!!
このRenesasの社食は「Cafe Royale」というお店が入っていて、社員以外の方も受付で「カフェにランチ食べに来ました」と言うとカフェビジター用の入館証を受け取ってカフェで食事ができるというので、さっそく行って参りました。
でも今回はAさんの案内付きで。

上記のようなメールをいただいて勝手に想像していたのは、日本によくある、キレイとかオシャレとかとは縁遠い定食屋さん。
そう、「男女7人」でさんま&しのぶが大騒ぎしながらよく食事していた、あんな感じの定食屋さん。
頭に三角巾かぶったおばちゃんに「どん」っと無愛想に出されたコップは洗ってあるにもかかわらず曇っちゃってる、みたいな、そんなイメージを抱いていました。

ところがどっこい。

Cafe Royale @ Renesasはとってもこじゃれた社員食堂でした!
壁の色はオフィスの入り口から同じ雰囲気を保って青や紫で塗られていて、そこにまたヴィンテージポスターなんかが飾られているので、社食というよりもまさに「カフェ」か「ダイナー」と呼びたい気分。
まあ、良く見るとその他細かいインテリアに関しては色々思うところもありましたが、大まかなデザインをした人と、細かくいじった人が違うのかもしれませんね。

IMG_3749.jpg
お店に入ると左手のテーブルに本日のメニューのサンプルが並べられています。
事前にメニューを教えていただいていて心は決まっていたのですが、実際に見るとちょっと迷います。
Aさんに「これは無難でしょう。これは…冒険かなぁ」と色々ご指南いただきつつ、結局私は心決めていた「Galbi&Gabche」にしました。
これは見たところ日本語で言う「カルビ&チャプチェ」のようです。

IMG_3751.jpg
ガルビはオーダーするとその場で焼いてくれます。
炎を上げるグリルでガルビが焼かれると、良い匂い~。おなかがグーです。
この匂いは会社中に漂っているそうで、ランチを食べる前からお腹がいっぱいになってしまうというなんともダイエットにピッタリの会社で、ぜひ雇ってほしくなりました。
ただ、この日はガルビだったのでまだ良かったかもしれませんが、メニューによってはグリル物が「サバ」という日もあるそうで…そうなると焼き魚を食べなれないガイジンの社員の方たちは結構つらいものがあるでしょうね…お察しします。


編集長は「Make your own stir fry」をオーダー。
これはよくモールにある「モンゴリアンBBQ」のように、自分の好きな野菜やお肉、ヌードルを選んでその場で炒めてもらう物。


IMG_3753.jpg
お会計を済ませて席に着く前に、お箸やナプキンをもらおうとカウンターに立ち寄ると、そこには珍しい物が。
それは韓国風のお漬物!!
これは「ガルビ&ガブチェ」に良く合いそうだと思い、少しずつお皿の端っこに乗せました。


IMG_3755.jpg
さて問題のお味は…
ネーミングに惹かれて選んだメニューでしたが、あまりにもフツーにおいしかったです。
たぶん元はたくあんみたいなものだろうと思われるお漬物がピリカラ仕立てで甘いガルビに良く合う!!
ガブチェも脂っこすぎず、甘すぎず、味が良く馴染んでいました。

IMG_3752.jpg
お店を切り盛りしているHannaさんは韓国の方らしいので当たり前ですね。
Hannaさんも明るくて元気な方ですが、それ以上に、朝帰りでハイパー状態になっていた息子さんのStevenも、相当面白かったです。
とても気さくなお二人。時にはお客さんの希望を聞いてメニューに取り入れてくれることもあるそうなので、「こんなの作って欲しいな~」というのがあったらぜひお願いしてみてはいかがでしょうか。

編集長がオーダーしたモンゴリアンBBQ風ヌードルもおいしかったようです。
ただチリペッパーを入れすぎた上に豆板醤をかけすぎて大汗かきながら食べてました。アホです。これは本人のミスであってお店の責任ではありません。
このメニューは「Make your own」なので素材もソースも自分で選ぶので。
でも「今度は辛いの入れないでまた食べたい」とお気に入りの様子でした。

社員の方が声をそろえておっしゃっていたのは、「日本食(特に麺類)に注意」ということでした。
いくらシェフとはいえ、得意不得意があるのでしょう。
でも、そこまで言われるとぜひ次回日本の麺類がメニューに登場したときにまた来たいわ、と思ってしまう私って結構チャレンジャー?
次回は「トンクツラーメン」(または「トンカスラーメン」)、もしくはタイ風ハンバーを食べてみたいです。
そして今後、もっともっとみんなの予想をいろんな意味で覆す料理を「Cafe Royale」に期待したいと思います。
社外の人でも気軽に入れるので(受付を通ることをお忘れなく!)ぜひ皆さんもご利用ください。


それからAさん、貴重な情報&案内、ありがとうございました。

本日のメニューから

Galbi w/rice & Gabche $5.50

Make your own stir fry $5.50

ice tea $0.50 (2時までお代わりし放題。)

*社員の方は割引クーポンを利用できるそうです。


ご馳走様でしたっ。


***オマケ***

IMG_3750.jpg
品切れになるとサンプルのところに置かれる札だそうです。カワイイですね。



「シリコンバレー地方版」といえば「社食企画」というほど、ダントツで訪問者が多い企画。
編集長が朝の忙しい時間を割いてコツコツ翻訳して載せたニュース記事よりも…

それもこれも、これまたお忙しい時間を割いてランチに付き合ってくださった各企業の皆様のお陰と感謝しております。

さて、その「社食企画」が帰ってまいりました!!
ちょ~久々の社食訪問。前回第14回目のCadence訪問レポートから1年半以上ぶり。
今回はすっかり隠居生活に突入し「レポート書くのは秘書ねー」とのたまう編集長に成り代わって、執筆料に何をねだろうかと思案中の美人秘書がお送りいたしまーす。

>今日は「ヤキドリ」をいただきました。 「ヤキトリ」ではない時点で嫌な予感がしていたのですが、受け取ってみてビックリでした。 巨大な肉片、根がついたままのネギ・・・「こういう解釈もあったのか」と感嘆させられました。映画で例えると、ティム・バートン監督の「猿の惑星」に通じるものがあります。

味は・・・聞かないでください。

>トンクツラーメンは水曜の定番のようです。 先週は、サンプルの札には「トンカス」と書いてました。 豚の靴と豚の粕、どっちも遠慮したいものです。
>昨日は、「ハンバー」をいただきました。 ドミグラスソースで出てくるのが一般的なハンバーグですが、ハンバーは違いました。ココナッツミルクベースの、タイ風ソースがかかっていました。 下のごはんにも染みていて、その部分はモロにタイ風味でした。これはこれで有りじゃないか、と、不覚にも思ってしまいました、

今日のメニュー「バクチョイ」「ボクチョイ」というのが非常に気になりますが...


これらのメールを下さったのは、今回社食を案内してくださったのはAさん。
San JoseにあるRenesasという会社にお勤めです。
ルネサスは、300品種を 超えるマイコン製品を提供している世界最大のマイコンベンダーです。 「マイコン」というとパソコンの一世代前の昔のコンピュータをイメージされる方もいらっしゃるかと思いますが、ルネサスのマイコンは様々な電子機器に組み込まれたマイクロコンピュータです。 最近のおりこうさんな電化製品にはルネサスのマイコンが中に入っていたりするんですね。

こんなメールを読まされたら「一体どんなものを食べさせる社食なんだ!」と興味津々!!
このRenesasの社食は「Cafe Royale」というお店が入っていて、社員以外の方も受付で「カフェにランチ食べに来ました」と言うとカフェビジター用の入館証を受け取ってカフェで食事ができるというので、さっそく行って参りました。
でも今回はAさんの案内付きで。

上記のようなメールをいただいて勝手に想像していたのは、日本によくある、キレイとかオシャレとかとは縁遠い定食屋さん。
そう、「男女7人」でさんま&しのぶが大騒ぎしながらよく食事していた、あんな感じの定食屋さん。
頭に三角巾かぶったおばちゃんに「どん」っと無愛想に出されたコップは洗ってあるにもかかわらず曇っちゃってる、みたいな、そんなイメージを抱いていました。

ところがどっこい。

Cafe Royale @ Renesasはとってもこじゃれた社員食堂でした!
壁の色はオフィスの入り口から同じ雰囲気を保って青や紫で塗られていて、そこにまたヴィンテージポスターなんかが飾られているので、社食というよりもまさに「カフェ」か「ダイナー」と呼びたい気分。
まあ、良く見るとその他細かいインテリアに関しては色々思うところもありましたが、大まかなデザインをした人と、細かくいじった人が違うのかもしれませんね。

IMG_3749.jpg
お店に入ると左手のテーブルに本日のメニューのサンプルが並べられています。
事前にメニューを教えていただいていて心は決まっていたのですが、実際に見るとちょっと迷います。
Aさんに「これは無難でしょう。これは…冒険かなぁ」と色々ご指南いただきつつ、結局私は心決めていた「Galbi&Gabche」にしました。
これは見たところ日本語で言う「カルビ&チャプチェ」のようです。

IMG_3751.jpg
ガルビはオーダーするとその場で焼いてくれます。
炎を上げるグリルでガルビが焼かれると、良い匂い~。おなかがグーです。
この匂いは会社中に漂っているそうで、ランチを食べる前からお腹がいっぱいになってしまうというなんともダイエットにピッタリの会社で、ぜひ雇ってほしくなりました。
ただ、この日はガルビだったのでまだ良かったかもしれませんが、メニューによってはグリル物が「サバ」という日もあるそうで…そうなると焼き魚を食べなれないガイジンの社員の方たちは結構つらいものがあるでしょうね…お察しします。


編集長は「Make your own stir fry」をオーダー。
これはよくモールにある「モンゴリアンBBQ」のように、自分の好きな野菜やお肉、ヌードルを選んでその場で炒めてもらう物。


IMG_3753.jpg
お会計を済ませて席に着く前に、お箸やナプキンをもらおうとカウンターに立ち寄ると、そこには珍しい物が。
それは韓国風のお漬物!!
これは「ガルビ&ガブチェ」に良く合いそうだと思い、少しずつお皿の端っこに乗せました。


IMG_3755.jpg
さて問題のお味は…
ネーミングに惹かれて選んだメニューでしたが、あまりにもフツーにおいしかったです。
たぶん元はたくあんみたいなものだろうと思われるお漬物がピリカラ仕立てで甘いガルビに良く合う!!
ガブチェも脂っこすぎず、甘すぎず、味が良く馴染んでいました。

IMG_3752.jpg
お店を切り盛りしているHannaさんは韓国の方らしいので当たり前ですね。
Hannaさんも明るくて元気な方ですが、それ以上に、朝帰りでハイパー状態になっていた息子さんのStevenも、相当面白かったです。
とても気さくなお二人。時にはお客さんの希望を聞いてメニューに取り入れてくれることもあるそうなので、「こんなの作って欲しいな~」というのがあったらぜひお願いしてみてはいかがでしょうか。

編集長がオーダーしたモンゴリアンBBQ風ヌードルもおいしかったようです。
ただチリペッパーを入れすぎた上に豆板醤をかけすぎて大汗かきながら食べてました。アホです。これは本人のミスであってお店の責任ではありません。
このメニューは「Make your own」なので素材もソースも自分で選ぶので。
でも「今度は辛いの入れないでまた食べたい」とお気に入りの様子でした。

社員の方が声をそろえておっしゃっていたのは、「日本食(特に麺類)に注意」ということでした。
いくらシェフとはいえ、得意不得意があるのでしょう。
でも、そこまで言われるとぜひ次回日本の麺類がメニューに登場したときにまた来たいわ、と思ってしまう私って結構チャレンジャー?
次回は「トンクツラーメン」(または「トンカスラーメン」)、もしくはタイ風ハンバーを食べてみたいです。
そして今後、もっともっとみんなの予想をいろんな意味で覆す料理を「Cafe Royale」に期待したいと思います。
社外の人でも気軽に入れるので(受付を通ることをお忘れなく!)ぜひ皆さんもご利用ください。


それからAさん、貴重な情報&案内、ありがとうございました。

本日のメニューから

Galbi w/rice & Gabche $5.50

Make your own stir fry $5.50

ice tea $0.50 (2時までお代わりし放題。)

*社員の方は割引クーポンを利用できるそうです。


ご馳走様でしたっ。


***オマケ***

IMG_3750.jpg
品切れになるとサンプルのところに置かれる札だそうです。カワイイですね。


2006年02月15日


最近また地方版の社員食堂コラムが大手掲示板で紹介されたようで、急にアクセスが増えています。 この掲示板を見た人が、自分のブログで紹介してくれたりして、派生リンクアクセスもまた増えている模様。 リンクを辿っていったら面白いサイトを見つけたのでご紹介します。 

Flickrでグーグルの社員食堂の料理写真をとり続けて紹介しているフォトブログです。 社員の方でしょうね。 写真も綺麗だし、素材がいいからウマソー。

Google Food Photo Blog

ついでに発見。 NHKのサラリーマンネオがとうとうレギュラーになるらしい。 ディレクターのEさん、おめでとうございます。 またシリコンバレーに来たら飲みに行きましょうね!


2005年08月27日


日本で放送され大好評だったNHKの特別番組 「サラリーマンNEO」 がアメリカでもTVジャパンで放映されることになりました。 
謎のホームページ サラリーマンNEO
5日(月)~7日(水)午後8:30(ET)
neo.jpg

「サラリーマンNEO」は働く人をモチーフにしたドラマ仕立てのコントが満載。 仕事をこなすうえでのちょっとおかしなノウハウ集やビジネスマンの知恵が詰まった新しいタイプのお笑い番組である。世界の社食のコーナーでは先端企業のグーグル、インテルが協力。世界のビジネスマンはどんなものを食べてパワーを蓄えているのか?などこれまでにない視点で笑いを構成する。働く人全てに贈る笑いの清涼剤として3日連続で放送。

jake.jpgここ西海岸では夕方5時半からの放送ということですね。 TVジャパンに加入されているかたはお見逃し無く。 NHKの番組ホームページにもグーグルとインテルの写真が何枚かアップされています。
情報提供ありがとうございました。 >Mさん。


2005年08月07日


放送日が迫ってきたのでしつこくAgeておきます。 NHKのディレクターEさん、ちゃんとどこかに地方版の名前入れておいてくれたかなぁ~? (^^ゞ

ジャジャーン!
8月10日から12日まで3日間に渡って日本で放送されるNHKの特別番組、サラリーマン・ネオで、GoogleとIntelの社員食堂が紹介されます。
今年の初めくらいに地方版の社員食堂コーナーを見たという番組のディレクターさんからメールを貰い話が進んでいたのですが、先週とうとう取材が実現しました。 といっても、私は以前の取材の経験から食堂の様子などの情報を提供しただけなんですけどね。 Intelは以前に一度、地方版の取材申し込みが玉砕しているので、本邦初公開かもしれません。 夏休み日本に帰られるかたは是非。 そうでなくても、日本の家族、友人に連絡してビデオをとってもらいましょう。 シリコンバレーの日本語ビデオ屋さんは、ちゃんと入荷予定しておいてくださいね。

この番組、「NHKが作ったサラリーマン向けの番組」というのでイメージしたら大間違いです。 すでに2回放送されているので、テープを送ってもらったのですが、全然NHKっぽくなくて面白いです。 出演しているのも生瀬勝久、白井晃、入江雅人他と劇団系の役者さんばかり。 あまたの硬いオッサンが「今の若い子はこーゆーのが好きなんだろう」といって、無理して作ったお笑いではなく、ブルースブラザースが大好きだというディレクターがこだわって作った感じがばっちり出ています。 
取材が終わった金曜日、日本から来ていたディレクターさんと、現地取材を担当したTTVの人と飲みに行ったのですが、ここにはかけないような面白いテレビの裏側の話満載で、これまた爆笑の連続。 こーゆー人たちが作った番組なら面白いはずです。 間違いない。
内容をチラっと見てみたいかたは、こちらのページで、ストリーミングを見ることができます。 どれも面白いんだけど、編集長が特にすきなのは、会社の王国かな。

放送日が変更になりました。


2005年05月18日


Googleの社員食堂でエグゼクティブ・シェフを勤めていた Charile Ayersがこのたび、新しくベンチャーをスタートするためにグーグルを退職することとなった。 Ayers氏はGoogleに来る前には Grateful Deadの料理担当を勤めていたことでも有名。 Googleの食堂向けに肥料に硝酸塩を使用しないベーコンを作るためアイオワから業者を呼び寄せるなど食材にもこだわりを見せていた。 

jake.jpgAyersは契約社員ではなく、Googleの正規社員だったのでストックオプションもがっぽし。 Google社員にとっては手痛い損失ですな。 株価が影響を受けていないかチェックしておこう。


2005年04月30日


mercurynewstop.jpg
http://www.mercurynews.com/mld/mercurynews/business/11531501.htm

「ネタ盗られた~」とか言いたいところですが、毎朝マーキュリーニュースからネタを頂戴して成り立っている地方版としてはそんなこと言える立場ではありません。 ^^)ゞ
内容の方もさすがプロ。 細部にわたり細かく取材されていますね。 取材先が6件と少ないようですが、その内の3件は地方版でも未訪問。 負けないようにこっちも再開するかな。 ってなわけで協力者募集再開します。 編集長がまだ訪れていない社員食堂に招待してくれる方募集。 詳細はこちらへ


2005年02月16日


cadence2.jpg全世界で4000人余、シリコンバレー本社キャンパスだけでも2000人の社員の働くケイデンス社では、主に半導体の設計に必要なソフトウエアやエミュレーションを行なうハードウエアを開発、販売しています。 パソコンから携帯電話まで、いまやほとんどの家電製品にその中枢として使用されている半導体チップの設計に不可欠な開発環境を、トータルで提供している会社で業界シェアナンバー1です。世間にある一般消費者向け電化製品の90%にはCadence社のソフトウエアが製造工程のどこかで使われているそうです。 消費者に直接製品を提供しているわけではありませんが、製品や会社の社会への貢献度が高く、フォーチューン誌の "America's Most Admired Companies" Top10に 2003, 2004年と続けて選ばれています。 シリコンバレーの「シリコン(半導体)」たる所以みたいな部分ですね。

南さんはこのケイデンス社でセールスディレクターとしてお勤めされています。 今までシリコンバレーて働く多くの優秀な日本人エンジニアにお会いする機会がありましたが、営業部門でアメリカ人の部下を統括し日本人が活躍されているというのはなんか嬉しいですね。 南さんは、「アメリカで働きたい」という強い意志の元、一年間アメリカのビジネススクールに通い、技術職から見事に営業職に転換され、希望通りアメリカでの就職を実現されたそうです。 南さんのお話があまり興味深いのでつい、本来の食堂の取材がおろそかになってしまいました。

ケイデンス本社キャンパスにはビルディングが10棟あり、キャフェは二箇所あります。 南さんは普段は外食かご自宅でランチだそうですが、今回は両方の社員食堂を案内していただきました。 最初に訪れた社員食堂では、本日のインド料理ランチ(写真)を頂きました。 今回目新しかったのは、食堂に入っている業者がいままで他の社員食堂で見たことのない、Guckenheimerという業者だったことです。 これは、少し今までと違ったランチにありつけるかな? と期待したのですが内容のほうは他の2社とさして違いありませんでした。 サンドイッチコーナー、パスタ、サラダバーなどから好きなランチを選ぶ一般的社員食堂です。 ただ、普通社員食堂だと大衆受けする無難な味付けになりがちですが、今日のタンドリーチキンとソースはかなりインディアンな味付けでした。 編集長的にはオッケーでしたが、これだと苦手な人もいるんじゃないかな。 

ケイデンスでは社員食堂のほか、ユニークな社員サービスとして、無料コンシェルジェサービスがあるそうです。 これは、社員が「結婚記念日に花束とディナーの予約を」とか「来月の家族旅行のホテルと飛行機の手配を」なんてリクエストをすると忙しい社員の代わりに手配を代行してくれるサービスで、無料で自由に使えるそうです。 他の会社にもあるのかもしれませんが、これはなかなか嬉しいサービスですね。 

2箇所目のカフェではランチタイムを大幅に過ぎていたため、ほとんど閉店準備状態だったのですが、無料のホットティーを頂きながら、南さんとアメリカの公立学校の教育事情についての話で熱く盛り上がってしまい、気がついたら2時半でした。 お仕事中、随分長いことお時間を割いていただきありがとうございました。

今日のメニュー

インディアンランチスペシャル(タンドリーチキン、ライスとナンの定食) $5.25
アイスティー $0
ホットティー $0

ご馳走様でした。


2004年05月26日


cafe13.jpgハードディスク発祥の地でカレーライスを食ってきた

IBM、IBMと言っていましたが、良く考えたら去年の一月に日立に買収されてから正式にはHGST(日立・グローバル・ストアレジ・テクノロジーズ)である、旧IBM(HITACHI)のサンノゼハードディスク工場にお邪魔してきました。 シリコンバレーがその名で有名になる以前からあった歴史のあるキャンパスで、ハードディスク発祥の地としても有名です。 101を82につながる Blossom Hillで降りるといまでも交通標識に「Cottle IBM」と出ています。

かつて、全盛期には1万人の従業員が3シフトで日夜ハードディスクを生産した広大な敷地のキャンパスは、今は約三分の一の面積となっていますが、それでもこれまで訪問した各社のキャンパスの中で最大規模を誇ります。 最近ではハードディスク工場で働いていた従業員が癌になったことでIBMを訴えている裁判が進行中なことでも有名です。

ハードディスク開発部門を日立に売ったことで、このキャンパスは日立の所有となり中で働く社員もほとんどがそのまま日立の従業員となりました。 メインゲートの横にもIBMより大きくHitachiの看板が掲げられています。 しかし、建物、社員、食堂を含め中身はほとんどIBMのまま。 ハードディスク発祥の地のモニュメントとして有名なオブジェも健在です。

広大なキャンパスと膨大な社員を抱える社員食堂はその大きさでも、これまでの社員食堂と比べて飛びぬけて広いものでした。 建物のつくりが古いことと、広大な空間に長方形のテーブルが並んでいる様子は、日本人のイメージする「社員食堂」に最も近いかもしれません。

メニューのセレクションも豊富で、これまで紹介した食堂にあった類のコーナーはほとんどカバーしている上に、日立から来た多くの日本人従業員のために、日本食コーナーもちゃんと用意されていました。 この「日本食コーナー」、今日のメニューはポークカレーだったんですが、まさに「社員食堂の味」。 他のコーナーにはちゃんと陶器のお皿もあるのですが、プラスチックの容器に自分で好きな量のご飯を盛って、カレーと福神漬けをかけて値段は重量売りの1オンス21 セント。 今回はこれに、サラダバーから1オンス32セントのシーザースサラダを頂いて日本の社員食堂風、カレーライス定食としました。

食べてみるとこのカレーライス。 良くも悪くも社員食堂の味そのまんまです。 なんだかホッとする味でした。 料金は重量精算なので、レジの秤に乗せてそれぞれ料金を支払います。 写真の分量で編集長のカレーは約4ドルでした。 これにサラダとアイスティーをつけて $7.51。 せっかくカレーが純日本社員食堂風なのに、お会計はちょっとインフレ・シリコンバレー価格ですね。

今回、ご案内いただいたのは編集長が個人的にも親しくしていただいている鈴木さんです。 鈴木さんとは去年の夏に日帰りでヨセミテハーフドーム登頂という無謀な企画でも色々とお世話になりました。 ソフトウエアのほかにもメカから日曜大工まで何事にも素晴らしいセンスと技術をお持ちで、先日も手作りのオリジナル焼き鳥マシーンで美味しい紫蘇豚焼きを頂きました。

本日のメニューから

カレーライス
シーザースサラダ
アイスティー

計 $7.51

ご馳走様でした。



cafe13.jpgハードディスク発祥の地でカレーライスを食ってきた

IBM、IBMと言っていましたが、良く考えたら去年の一月に日立に買収されてから正式にはHGST(日立・グローバル・ストアレジ・テクノロジーズ)である、旧IBM(HITACHI)のサンノゼハードディスク工場にお邪魔してきました。 シリコンバレーがその名で有名になる以前からあった歴史のあるキャンパスで、ハードディスク発祥の地としても有名です。 101を82につながる Blossom Hillで降りるといまでも交通標識に「Cottle IBM」と出ています。

かつて、全盛期には1万人の従業員が3シフトで日夜ハードディスクを生産した広大な敷地のキャンパスは、今は約三分の一の面積となっていますが、それでもこれまで訪問した各社のキャンパスの中で最大規模を誇ります。 最近ではハードディスク工場で働いていた従業員が癌になったことでIBMを訴えている裁判が進行中なことでも有名です。

ハードディスク開発部門を日立に売ったことで、このキャンパスは日立の所有となり中で働く社員もほとんどがそのまま日立の従業員となりました。 メインゲートの横にもIBMより大きくHitachiの看板が掲げられています。 しかし、建物、社員、食堂を含め中身はほとんどIBMのまま。 ハードディスク発祥の地のモニュメントとして有名なオブジェも健在です。

広大なキャンパスと膨大な社員を抱える社員食堂はその大きさでも、これまでの社員食堂と比べて飛びぬけて広いものでした。 建物のつくりが古いことと、広大な空間に長方形のテーブルが並んでいる様子は、日本人のイメージする「社員食堂」に最も近いかもしれません。

メニューのセレクションも豊富で、これまで紹介した食堂にあった類のコーナーはほとんどカバーしている上に、日立から来た多くの日本人従業員のために、日本食コーナーもちゃんと用意されていました。 この「日本食コーナー」、今日のメニューはポークカレーだったんですが、まさに「社員食堂の味」。 他のコーナーにはちゃんと陶器のお皿もあるのですが、プラスチックの容器に自分で好きな量のご飯を盛って、カレーと福神漬けをかけて値段は重量売りの1オンス21 セント。 今回はこれに、サラダバーから1オンス32セントのシーザースサラダを頂いて日本の社員食堂風、カレーライス定食としました。

食べてみるとこのカレーライス。 良くも悪くも社員食堂の味そのまんまです。 なんだかホッとする味でした。 料金は重量精算なので、レジの秤に乗せてそれぞれ料金を支払います。 写真の分量で編集長のカレーは約4ドルでした。 これにサラダとアイスティーをつけて $7.51。 せっかくカレーが純日本社員食堂風なのに、お会計はちょっとインフレ・シリコンバレー価格ですね。

今回、ご案内いただいたのは編集長が個人的にも親しくしていただいている鈴木さんです。 鈴木さんとは去年の夏に日帰りでヨセミテハーフドーム登頂という無謀な企画でも色々とお世話になりました。 ソフトウエアのほかにもメカから日曜大工まで何事にも素晴らしいセンスと技術をお持ちで、先日も手作りのオリジナル焼き鳥マシーンで美味しい紫蘇豚焼きを頂きました。

本日のメニューから

カレーライス
シーザースサラダ
アイスティー

計 $7.51

ご馳走様でした。


2004年05月14日


cafe12.jpg今回は社員食堂シリーズで初めて非ハイテク企業である会計事務所、KPMG のシリコンバレーオフィスへお邪魔してきました。 実はここの社員食堂、「本当にショボいっすから」と何度か断られていたのですが、「本当にショボかったら、番外編ショボい社員食堂で紹介しますから」と無理にお願いしてお伺いしたのですが、結果は・・・「普通」でした。 どうも皆さん自社の社員食堂を謙遜しすぎるのか、または編集長の基準が低すぎるのかわかりませんが、KPMGの食堂は至って普通。 日本の学食、社員食堂と比較したら全然格が上といった感じです。 日本の大学のキャンパスにこの食堂をそのまま持っていったら、学生の人気ナンバーワンになるかもしれません。 少なくとも編集長の母校にはこんなちゃんとした飯をだす食堂はありませんでした。

これまで、オラクル、グーグル、アップルとレベルの高い食堂を最初に紹介しすぎたせいで、みなさんなにか勘違いをされているようですが、所詮社員食堂ですよ。 5ドル前後で忙しい社員が昼飯を済ませる場所にあまり多くを期待するのは間違いです。

と、いうわけで今日もちゃっかりよその社員食堂でおいしくランチを頂いてきました。 KPMG は 1987年、ピート・マーウィック・インターナショナル(PMI)とクラインベルド・メイン・ゲーデラー(KMG) が合併して生まれた国際規模の会計事務所で世界150ヶ国に事務所を持っています。 今日お邪魔したシリコンバレーオフィスでは約400人のスタッフがシリコンバレーの企業の税務、会計をサポートしています。 KPMGは世界中にオフィスを持ち、各国の税務システムに精通しているため、ボーダレス時代の多国籍企業の会計処理をグローバルな視点からサポートできるのが特徴となっています。

KPMGのシリコンバレーオフィスには軽食を取ることができる喫茶コーナーと朝食と昼食を提供する食堂があります。 社員食堂は、たしかにサイズはこじんまりとしていましたが、サラダバー、サンドイッチバー、グリル、オーヴン、パスタ等のコーナーから自分の好みのメニューを選べるなど、内容は他の社員食堂に引けをとらず、単価も3~4ドル台が中心となっていました。 お昼時にお邪魔したのですが、マウンテンビューのダウンタウンに近いという土地柄のせいか、社員食堂を訪れる社員の方は少なく、食堂で昼食を取っていたのは他に3組程度でした。

今回頂いたのは、Grecco's Oven のコーナーから Grilled Mediterranean Flatbreads です。 これは薄いピザ生地でグリルした野菜をはさんだヘルシーな地中海料理です。 この他、本日のスープから野菜のパンプキンスープを頂きました。 プラスチックのプレートと食器はちょっとチープな印象がありますが、料理の方は手抜きは感じられません。 本日も美味しく完食させていただきました。

今回食堂をご案内いただいたのは、日本から駐在で来られている宮原雄一さんです。 宮原雄一さんは主にシリコンバレーの日系企業を対象に米国での法人税務処理のサポートを行なっています。 会計事務所で日本から駐在というと不思議な感じがしますが、日本との連結決算や本社子会社関係にあるシリコンバレーの日系企業では、日米両国の税制に精通してかつ、ただでさえ分かりにくい税制システムを日本語で分かりやすく説明しサポートできる会計事務所と担当者へのニーズが強く、宮原さんは日本にいたころ同様に残業と休日出勤が多いというほどお忙しいそうです。

本日のメニューから:
Grilled Mediterranean Flatbreads $3.79
Today's Soup (small) $1.85
Drink $.30

ご馳走様でした。



cafe12.jpg今回は社員食堂シリーズで初めて非ハイテク企業である会計事務所、KPMG のシリコンバレーオフィスへお邪魔してきました。 実はここの社員食堂、「本当にショボいっすから」と何度か断られていたのですが、「本当にショボかったら、番外編ショボい社員食堂で紹介しますから」と無理にお願いしてお伺いしたのですが、結果は・・・「普通」でした。 どうも皆さん自社の社員食堂を謙遜しすぎるのか、または編集長の基準が低すぎるのかわかりませんが、KPMGの食堂は至って普通。 日本の学食、社員食堂と比較したら全然格が上といった感じです。 日本の大学のキャンパスにこの食堂をそのまま持っていったら、学生の人気ナンバーワンになるかもしれません。 少なくとも編集長の母校にはこんなちゃんとした飯をだす食堂はありませんでした。

これまで、オラクル、グーグル、アップルとレベルの高い食堂を最初に紹介しすぎたせいで、みなさんなにか勘違いをされているようですが、所詮社員食堂ですよ。 5ドル前後で忙しい社員が昼飯を済ませる場所にあまり多くを期待するのは間違いです。

と、いうわけで今日もちゃっかりよその社員食堂でおいしくランチを頂いてきました。 KPMG は 1987年、ピート・マーウィック・インターナショナル(PMI)とクラインベルド・メイン・ゲーデラー(KMG) が合併して生まれた国際規模の会計事務所で世界150ヶ国に事務所を持っています。 今日お邪魔したシリコンバレーオフィスでは約400人のスタッフがシリコンバレーの企業の税務、会計をサポートしています。 KPMGは世界中にオフィスを持ち、各国の税務システムに精通しているため、ボーダレス時代の多国籍企業の会計処理をグローバルな視点からサポートできるのが特徴となっています。

KPMGのシリコンバレーオフィスには軽食を取ることができる喫茶コーナーと朝食と昼食を提供する食堂があります。 社員食堂は、たしかにサイズはこじんまりとしていましたが、サラダバー、サンドイッチバー、グリル、オーヴン、パスタ等のコーナーから自分の好みのメニューを選べるなど、内容は他の社員食堂に引けをとらず、単価も3~4ドル台が中心となっていました。 お昼時にお邪魔したのですが、マウンテンビューのダウンタウンに近いという土地柄のせいか、社員食堂を訪れる社員の方は少なく、食堂で昼食を取っていたのは他に3組程度でした。

今回頂いたのは、Grecco's Oven のコーナーから Grilled Mediterranean Flatbreads です。 これは薄いピザ生地でグリルした野菜をはさんだヘルシーな地中海料理です。 この他、本日のスープから野菜のパンプキンスープを頂きました。 プラスチックのプレートと食器はちょっとチープな印象がありますが、料理の方は手抜きは感じられません。 本日も美味しく完食させていただきました。

今回食堂をご案内いただいたのは、日本から駐在で来られている宮原雄一さんです。 宮原雄一さんは主にシリコンバレーの日系企業を対象に米国での法人税務処理のサポートを行なっています。 会計事務所で日本から駐在というと不思議な感じがしますが、日本との連結決算や本社子会社関係にあるシリコンバレーの日系企業では、日米両国の税制に精通してかつ、ただでさえ分かりにくい税制システムを日本語で分かりやすく説明しサポートできる会計事務所と担当者へのニーズが強く、宮原さんは日本にいたころ同様に残業と休日出勤が多いというほどお忙しいそうです。

本日のメニューから:
Grilled Mediterranean Flatbreads $3.79
Today's Soup (small) $1.85
Drink $.30

ご馳走様でした。


2004年04月29日


cafe11.jpgチョット時間が空いてしまいましたが久しぶりに社員食堂へ取材に行ってきました。 第11回は日立データシステム(HDS)のサンタクララ本社キャンパスです。 ご案内してくださった手塚さん曰く、「美味しそうな社員食堂ばかり紹介されていますが、中にはウチのようにチットもたいしたこと無い社員食堂もあるという代表で」と、いうことでしたが、とんでもありません。 全然オッケーです。 皆さん社員食堂に求める食の基準が高いのか、こういうコメントを良く聞きますが、本当に不味い飯に出会った事は一度もありません。 もし、「本当にウチの社員食堂は不味いです」という方がいらっしゃったら是非ご連絡ください。 編集長が味見して本当に不味かったら、「番外編:不味い社員食堂シリーズ」として社名を出さずに紹介させていただきます。

本社キャンパスのメインビル内にある社員食堂「Hi Cafe」では、朝食(7時から10時)と昼食(11時15分から2時)、スナック(2時から3時)の営業を行なっており、日替わりのメニューを毎週オンラインで確認することができます。 食堂にはお好みでメイン、グリル、バフェ、to GO、のコーナーがありこの他に、シェフが目の前で調理してくれるエキシビションというコーナーがあります。 実はこのエキシビションコーナーのシェフが食堂の名物で、いつもしかめっ面ながら手際よく謎のアジア料理を調理してくれるそうです。 一緒に食事をさせていただいた矢川さんはこのシェフのファンで、ほぼ毎日彼の料理を主食としているそうです。 残念ながら今日はパフォーマンス系の調理はありませんでしたが、「ムッツリ」顔は拝ませていただきました。 このシェフとの付き合いが長い矢川さんは、ムッツリ顔の下に潜む彼の表情を読み取れるまでになったそうです。

で、編集長が今日頂いたのは「ポレンタとラムと野菜たっぷりのシチュー」です。 ポレンタはトウモロコシの粉で作ったイタリアの料理で、イタリア版のグリッツって感じです。 これに柔らかいラム肉がたっぷり入ったシチューが良く合い、パンですくいながら美味しく頂きました。 できればお代わりしたかったくらいです。 こんなメニューが毎日食べられるのに、昼はほとんど外に食べに行くという手塚さんは贅沢です!

外のテラスで食事の後、名物シェフを拝みにもういちど食堂の中に入ると、日本人のグループがちょうど食事を終えたところでした。 皆さん、本社から駐在でこられている優秀な研究員の方で、今日はちょうどミーティングがありそのままみんなで食事となったそうです。 ちょっと席にお邪魔して色々お話をお伺いさせていただきました。

HDSは日本の日立製作所の大型記憶装置、ディスクアレイを販売するアメリカの本社です。 私達のパソコンに搭載されているハードディスクの1000倍(テラバイト)、百万倍(ペタバイト)という大容量の記憶装置を、銀行や交通機関の発券システムなど、大規模なデータベースが必要なシステムに向けて販売とサービスを行なっています。 日立ではこの分野に早くから注目し研究開発を続けていたおかげで、現在では世界的にもトップシェアを誇り、HPやSUNなどにも OEM供給をおこなっているそうです。 ユーザの声を大事にする研究開発の姿勢は今も変わらず、約500人の社員が営業、マーケティング活動を行なっているHDS本社には、常時30人前後の研究員の方が日本から技術サポートと研究開発のために現地に駐在されています。 

食事の後、実際にこれらの装置が置かれているラボを見学させていただきましたが、数千万円から数億円という冷蔵庫のような装置がズラっと並んだ姿は圧巻でした。 企業のデータセンターではこうした装置を運用してお金には換えることの出来ない大事なデータを保存しているわけです。 顧客情報からマルチメディアまでありとあらゆる情報がデジタル化されている今日、それを安全に保存していつでも瞬時にアクセス可能な状態にしてくれているわけです。 

本日のメニューから

Lamb Stew w. Currants, Spinach, Orange & Sage over Soft Polenta $4.85
Iced Tea $0.75

ご馳走様でした。

(写真下:ビジネスデベロップメントディレクターの手塚さんとSANソリューションラボの研究員の皆さん)


2004年04月15日


cafe10.jpg社員食堂企画記念すべき第 10回目はチップメーカのザイリンクス本社にお邪魔しました。 今回案内をしてくれたのは編集長と個人的にも親しくさせていただいているシリコンバレーの先輩、久村俊之さんです。 Fortune 誌の「アメリカで働きたい会社ベスト 100」で毎回 10位以内にランクされ、2004年にはなんと第 4位という人気の会社、XILINXではどんな食事が出るのでしょうか。

サンノゼの本社キャンパスにある社員食堂、Crossroads Cafe は朝食とランチに会わせて営業しています。 朝食タイムは午前 7時半から 10時。 日替わりでパンケーキやオムレツなどが $2.50で提供されます。 ランチは 11時半から午後2時まで。 お好みに合わせてグリル、中華、サラダバー、サンドイッチバー、オーブンなどからその日のスペシャルメニューを選択できます。 どれを選んでも大体 5ドル以下でボリュームたっぷり。 その他目立っていたのはデザートコーナー。 フルーツやヨーグルトなどのデザートが選べるほか、Dreyer's のアイスクリームマシンから自分でソフトクリームを盛り付けできます。 これは他の会社では見かけませんでした。

編集長は中華定番のブロッコリビーフ、チャーハン、ヤキソバをたんまりとお皿に盛り付け、 $4.75。 久村さんは迷った挙句、グリルコーナーからシュリンプのカバブです。 二本の串にシュリンプとズッキーニ、パプリカなどが刺さっているものをグリルコーナーで目の前で焼いてくれます。 これにライスをつけたものが、本日のメニューでは一番高価な $5.50。 ドリンクは 20ozで $1.25でした。

また、スタバなみに多品種のコーヒーコーナーでは、バルーンも販売しており、「Congratulations!」「Happy Birthday」「No.1」「Welcome」などと書かれた風船が購入できるので社内で急にお祝い事があった際に便利そうです。

今日は雨模様との予報でしたが、おおハズレの良いお天気となったので、外のテラスで気持ちよくランチを頂くことにしました。 ブロッコリビーフは本格中華とはいかないまでも、モールのフードコートよりは全然マシ。 ブロッコリもこちらでは「生かよ!」というケースが多いのですが、十分火が通っていて美味しかったです。 毎日安価で美味しいお昼ご飯が食べられて羨ましい限りですが、久村さんは普段は自宅に戻って食事をされるとのこと。 さすがに永年勤めると飽きてしまうそうです。 

ザイリンクスは家電品などで利用されるチップのメーカですが、自社では製造を行っていません。 半導体業界で初めて製造工場を持たないチップメーカというビジネスモデルを確立したのがザイリンクスです。 ザイリンクスで設計開発を行ったチップは外部で製造され、それをザイリンクスが販売するという形式をとっているため、従業員 2000人という広いキャンパスにも製造部門はありません。 ザイリンクスのチップはコンピュータに搭載されているCPUとは違い、様々な目的で利用できるようにユーザがプログラムすることによってカスタマイズできるようになっています。 利用目的や置く場所によって形状やサイズを変えられる組み立て式家具って感じでしょうか。

久村さんは開発の最終工程となるテープアウトという課程で、チップ製造に使用する原版を管理するグループのマネージャをされています。 全ての部下の誕生日をカレンダーに記し、かならずお祝いをするように心がけるなど、良い会社にして良い上司ありという感じでした。 この他この不景気に全くレイオフをしていない姿勢なども「働きたい会社ベスト 100」で 4位に選ばれる理由の一つでしょう。

今日のメニューから

Beef Broccoli, Vegatable Chowmen and Vegetarian Fried Rice $4.75
Iced Tea $1.25

ご馳走様でした。



cafe_all.jpgサンの社員食堂で川原さんと飯を食いながら「こんなのあったら面白いかな」と盛り上がったのがきっかけで、情報発信というより個人的な興味メインでスタートした、「シリコンバレー社員食堂おじゃま企画」。 スタートから約一ヶ月の間に十社もの異なる社員食堂で昼飯を食べるというハイペースで進んでいます。 これも皆、えたいの知れない「編集長」という怪しい人物の勝手な企画に快く協力してくださった皆さんのおかげです。 メール交換で協力を快諾してくださり社員食堂で始めてあったという人も沢山います。 皆さん、本当にありがとうございました。 

食事の内容については、最初にお断りしておりますとおり編集長はグルメでもなんでも無いのであまり気にしていません。 多くの人と楽しい会話をしながら喋るだけで、カップラーメンだって美味しく頂けちゃいます。 ですから、取材を依頼したときに「いえ、ウチの社員食堂はまずいっすから・・・」なんて間違っても気にしないで下さい。 ここだけの話ですが、そもそも食事の内容そのものには最初からあまり期待していません。 嬉しい誤算はたくさんありましたけどね。 編集長が興味を持っているのは飯のクォリティーではなく、社員食堂を通じてその会社のコーポレートカルチャーを垣間見ること、そして多くの人に出会うことです。 もちろん記事としての食堂の取材とレポートもそれなりにやっているつもりです。

十件の社員食堂を回って気づいたことは、多くの食文化を持つ従業員に対して平等に受け入れられる味とメニューを準備することの大変さです。 結局万人受けする内容になるのは仕方の無いことで、ユニークな料理で勝負する町のレストランとは条件が違いすぎます。 ところが、「万人受けする無難な味」というのはえてして「飽きやすい」という性格も合わせ持っており、長く勤める人ほど、社員食堂を利用しなくなる傾向があるのも理解できます。 また、アメリカナイズされた外国料理というものは本国の人にとっては耐え難いというケースが多いようで、日本人が「なーんちゃってジャパニーズ」が苦手なのと一緒で、せっかく多国籍メニューを用意しているのに外人社員は自国の料理には近づかないという傾向も見られました。

社員食堂に入って中を見渡すと、アメリカ白人らしき社員の方が多く感じられます。 最初はシリコンバレーの大企業ともなると、町ですれ違う人種構成比からは随分偏りがある社員構成だな、と思っていましたが実際のところは、「万人受けする無難な味」の社員食堂で毎日同じような飯を食っても飽きない人たちが社員食堂に残っているのだと分かり、妙に納得してしまいました。 (アメリカ白人の味覚を馬鹿にしているわけではありません。 念のため。 (^^ゞ  )

各社の社員食堂ではできるだけ、他には無い特徴を探してレポートしていますが、実はこれまでの半分以上は同じ業者が食堂に入っています。 もちろん会社ごとにシェフは違うし、スタイルも異なりますが、センターキッチンから運ばれてくる素材は同じ、レシピも同じならできる料理に大差が無いのは止むを得ないことでしょう。 それでもそこで食事をする社員のみなさんの空気は一つとして同じではありません。 食堂の活気、品位、社員の服装、上下関係などほんの小一時間社員食堂にいるだけでなんとなくその会社の匂いが分かるから不思議です。

世の中に社員食堂を理由に会社を選ぶ人はいないと思いますが、社員食堂を通して感じる会社の雰囲気は職種や業績だけでは絶対に分からない会社を見る重要な何かを語っていると思います。 これから転職を考えられている方は、一度社員食堂で先輩社員にまざって昼飯を食べてみるといいかもしれません。

というわけで、編集長の社員食堂ネットワーキング活動を続けつつ皆様にシリコンバレーの様々な社員食堂を紹介してゆくためにこれからも、東西奔走を続けて行きたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。 どんなショボイ社員食堂でも、どんな不味いメニューでも大歓迎です。 気にせずお誘い頂ければスケジュールと胃袋の都合が着く限り何処へでもお伺いいたします。


2004年04月09日


cafe9.jpg(その1の続きです)

富士通の社員食堂が素晴らしいのは谷シェフの料理だけではありません。 、女性ワーカーのためのto go向けのサイド・ディッシュや充実のお菓子コーナーにはトレーダージョーズのスナックに混じって日本人には嬉しいなつかしのお菓子が並んでいます。 編集長はボンタンアメ、オールレーズン、ビスコ、チョコボール、きのこの山などを見逃しませんでした。 赤いきつねや緑のたぬきまで置いてあります。 うーん。 お菓子のセレクションが泣かせますね。 サラダコーナーにはサラダバーの他に谷シェフオリジナルドレッシングであえられたお持ち帰りサラダコーナーがあり、蕎麦サラダ、豆腐サラダなどを選ぶことができます。 またお弁当コーナーのカツサンドは日本人以外の社員にも大好評とのこと。 

このように、Zestでは社員の立場にたった嬉しいサービスが盛りだくさんです。 今回ランチをご一緒させていただいたFUJITSU.COMのWEBサイト管理をされているMikiさんは、「食器がちゃんとした陶器に変わったこと、本格的で美味しいデザートが食べられることやサイドディッシュコーナーなどとても気に入っている」とおっしゃっていました。 また今後の企画として、独身社員や家に帰って夕食の支度をしなければいけない社員のために簡単に調理するだけの素材を詰め合わせたお持ち帰り夕食パックなども計画しているそうです。 忙しい社員のみなさんには嬉しいアイデアですね。

ここで編集長から強く提案。 こんな社員食堂をサニーベールの真ん中に持っていて社員だけに限定しておくのは勿体無い。 社外の人にもランチ会員制度を設けて社員食堂を開放するべきです。 部外者が施設内に入ることになるためセキュリティの問題なども考慮しなければいけないとは思いますが、顔写真入りのランチ会員証なんかを作ってくれたら、編集長は必ず第一号に申し込みます。 社員食堂を持たない規模の会社に勤められている方、社員食堂はあるけれど、本物の和食ランチに飢えている方、沢山いらっしゃるのではないでしょうか。 本社キャンパスの施設管理ディレクターをされている吉田さん! よろしくお願いします。 実現したら毎日のように昼飯食べに行きますよ。

また、Zest Internationalの母体となる Cross Cultural Communications International 社(TEL. 408-221-6934)では今後、シリコンバレーのほかの日系企業の社員食堂へもコンサルティングサービスを展開して行く予定だそうです。 社員食堂に不満のあなた。 会社側にちょっとプッシュしてみてはどうでしょうか?



cafe91.jpg今回はシリコンバレーで日系初の社員食堂ベンダーを実現した Cross Cultural Communications International 社の岡田さんのご案内で5日からリニューアルで営業を開始した富士通の社員食堂である Zest International Cusine にお邪魔してきました。 富士通の社員食堂にはこの4月5日から日系のフードベンダーが入り、料理とサービスが格段に向上したことは一部の日本人コミュニティの間で噂になっていましたが、実際に行って確認してきました。 富士通最強。 なんてったって、料理長を務めるのはキャンベルにあった有名フランス料理店 Le Zest のオーナーシェフだった谷さん(写真)です。 しかも日本人には嬉しい「本物の」和食メニューが充実しています。 いままでにも何度か「なーんちゃってジャパニーズ」なメニューには遭遇しましたが、Zest International が提供する和食は、味にうるさいと言われる富士通の日本人エグゼクティブも大満足だそうです。 同社の広報部のマイクさんによれば、「限られた予算でこれだけ美味しいメニューを提供するのはマジックだ」というほどです。

ちょっと今週のメニューをご紹介しましょう。 和食コーナーからは
(月) A.チキンから揚げ定食 B. コロッケカレー
(火)A. とんかつ定食 B. かき揚げうどん
(水)A. 親子丼 B. コロッケカレー
(木)A.サーモン照り焼き定食 B. 海老天ぷらそば
(金)ビュッフェスタイルランチ
これにミディアムソーダか緑茶つきで $5.35

そして谷シェフの十八番、洋食コーナーからは
(月)白身魚のホワイトワインソース、トマトときのこ添え
(火)チキン コードンブル、グリーン野菜添え、 ライトレモン バターソース
(水)ツナ&トマト メルトサンドウッチ
(木)ビーフストロガノフ w/ バスマティライス
(金) ビュッフェスタイルランチ
コレ全部 $4.95です。 どうです、一日だけ招待するといわれたら悩むでしょ? 編集長は日程を決めるのにここ数ヶ月で一番頭を使いました。 (普段よっぽど使ってないんですね)

編集長は迷った挙句に決められず、谷シェフお勧めのビーフストロガノフと海老天ぷらそばを両方頂いてしまいました。 味は大満足です。 社員の9割を占める日本人以外の社員の嗜好に合わせて少し濃い目の味付けということですが、関東出身の編集長としては全然オッケー。 これで「ちゃんと普通に」美味しい。 「普通」と書いてしまうと「な~んだ」、といわれそうですが、普通に美味しいのって大変なことですよね。 毎日の社員食堂だからこだわりの食材だの料理法がどうのこうのといううんちくより、「普通に美味しい」ことは重要です。  しかも和食に至っては「ちゃんと普通に美味しい」。 ちゃんと普通に美味しくて毎日でも食べられる店がベイエリアに何件ありますか? ちょっと懲りすぎだったり、ちょっとアメリカナイズされていたり、ということが無く、そのまま日本の立派な食堂でランチに出てきてもおかしくないメニューを、アメリカの限られた食材と社員食堂という限られた予算で実現しているのはまさにマジックです。

二食分も食べてぱんぱんのお腹のところに、追加で谷シェフ自慢のカスタードプリンをデザートに頂きさらに大満足。 食べた量でも社員食堂企画ナンバーワンです。

これだけ充実の和食ですが、富士通キャンパスで働く社員の内、日本人は約1割。 日本人向けのメニューに他の国の人からの反応が最初は心配されたそうですが、蓋を開けば日本人以外の外国人にもヘルシーで美味しい和食コーナーが大好評だそうです。 Zestでは今後和食に限らずインターナショナルなメニューを展開してゆくとの事、今後も楽しみです。

谷シェフと岡田さんはメニューの充実だけではなく、忙しい富士通社員の皆さんに便利な様々な新しいアイデアで社員食堂に活気を呼び戻しています。 充実のお菓子コーナー、お弁当コーナーは第二部でご紹介します。


2004年04月01日


cafe8.jpg社員食堂シリーズ八回目はサンノゼダウンタウンに本社ビルを構えるアドビシステムズ社の社員食堂 CAFE ADOBE にお邪魔してきました。 今回はシリコンバレーの日本人企業家を支援する団体、 SVJENの外村仁(ほかむら ひとし)さん(これまでに何度か地方版に『某Hさん』として登場していただいています)のご紹介で、アドビのソフトウエアエンジニアである松原晶子(まつばらあきこ)さんにご案内していただきました。 しかも今回はアドビ広報のステイシーさんが食事の後、丁寧にカフェテリアの運営や社内の施設について説明してくださいました。 (しかもプレス向けのお土産セットまで貰ってラッキー。)

社員への福利厚生が充実していることで知られるアドビは社員食堂を初め社内の施設や職場環境も非常に優れており、就職したい会社ランキングの上位に毎回ランクされています。 社内には今回訪問したメインの社員食堂のほか、遅い時間まで営業している軽食中心の喫茶コーナーや社員専用のトレーニングジム、バスケットボールコートなどが用意されています。 トレーニングジムはロッカールームから受付まで高級フィットネスクラブのようでした。

メインの社員食堂 ADOBE CAFE では釜焼きオーブン、グリルコーナー、サンドイッチバー、サラダバーなどが用意されています。 各コーナーでお持ち帰りが可能で忙しい社員の方はそのままオフィスに持ち帰って仕事の続きをしながら食事をとることも可能です。 ドリンクはスタバのコーヒー以外は全て無料。 食事も 5ドル台前後が中心となっていました。 週に一度には寿司コーナーもオープンするそうです。

今回選んだメニューはメキシカングリルコーナーからローステッドベジタブルのサラダです。 アミーゴシェフが目の前でお好みのメニューをローストしてくれます。 シャッターチャンスを逃しましたがフライパンから炎を上げつつ 3人分の調理を並行して進めるシェフさんの手際が良く格好よかったです。 これにお好みでチーズとシラントロをかけてトルティアを添えて出来上がり。 今日はお天気も良かったので外のテラスで頂きました。 今回は外村さんと松原さんのほかにも日本から取材でいらしていたニューズウィーク日本版の副編集長や、アドビの日本人女性エンジニアの高橋さん、佐敷さんも参加され大勢で太陽の下食べるご飯は格別でした。

食事の後、松原さんに社内を案内していただいたのですが、さすがにデザイン業界を市場とするソフトを生み出している会社のせいか社内のデコレーションがとてもオシャレです。 奇抜に飾り付けているわけではないのですが、センスの良さが感じられました。 社内の廊下を歩いているのに高級ホテルのロビーのような錯覚を感じます。 

実は編集長、以前からサンノゼ空港に着陸する飛行機がビルの上すれすれを飛ぶのであそこの上の方のオフィスで働く人は怖いだろうなと思っていたのですが、今回案内して下さった松原さんのオフィスが 12階とのことでしたので、無理にお願いして窓から飛行機が接近する様子を見せてもらいました。 下から見ると機長さんと目が合いそうなくらいスレスレを飛んでいるように見えましたが、実際にオフィスの窓から見ると思ったほど接近しては感じられませんでした。 それでも 9/11 の直後は飛行機が接近する度に怖い思いをされたそうです。

今日のメニューから

Roasted Vegetable Salad $5.10
Drink (Iced Tea) $0.00
Drink (Coffee) $0.00

ご馳走様でした。


2004年03月31日


cafe7.jpg今回は社員食堂お邪魔企画シリーズ初の日系企業であるソニーのサンノゼキャンパスにお伺いしてきました。 本社キャンパスでは無いのも今回が初めてです。 「ソニー全体の本社は日本だしアメリカも本社もここではないからたいしたことはありませんが」と予め前置きがあったのですが、ちっとも他に引けを取らない充実の社員食堂でした。 日系企業だけに、「あじの開き定食」とか「さばの味噌煮」とか「漬物バー」なんて期待していたのですが、残念ながら特に和食にこだわったメニュー内容ではありませんでした。 聞けばこのキャンパスで働く約1000人の内、日本人は1割にも満たないそうで料理のメニューも多国籍です。

この社員食堂、Palm Court は朝から開いているので朝食も取ることが出来ます。 朝食メニューはパンケーキやソーセージ、オムレツなどの日替わりで $3.50。 ランチの方はお好みで、グリル、フィッシュ、オーブン、クラシック、グローバルアクセント、グローバルの6コーナーから日替わりメニューを選ぶかサンドイッチバーでお好みのサンドイッチをセルフで作ることが出来ます。 頂いてきた週間メニューを眺めていたら、明日のグローバルアクセントがとんかつでした。 残念。 金曜日には「弁当ボックス」もメニューに加わるようです。

今日頂いたのは、オーブンのコーナーからグリルド・ベジタブルとチェダーチーズのカルツォーネ。 編集長のような親父には「野菜炒めとチーズのピザ生地包み」と書いたほうがピンとくるかもしれません。 これにピザソースをかけて $5.25です。 メニューにVマークが付いていたので何かと思ったら、食堂のメニューにはそれぞれ V(ベジタリアン)、LF(ローファット)、LC(ローカーブ)と記号で記されていてダイエットに気をつけている人には親切な気遣いです。 

今回ソニーの食堂を案内して下さったのは、同社で取扱説明書などのドキュメント関連のプロジェクトを管理されている滝沢龍哉さんです。 駐在で日本から来られてもうすぐ3年になるそうで、最近では昼飯は家に帰って食べているそうです。 日本の本社には800人を収容する巨大社員食堂があるそうで、今度番外編として機会があったらお邪魔させて頂くことにしました。 日本とこちらの社員食堂で大きく違うのは、日本ではほぼ日本人だけを対象にメニューを用意すればよいが、ここでは多国籍、他民族の社員を相手にしなければいけないという点です。 限られたスペースと素材で多様な食文化に対応するのには限度があるため、特に日本以外のアジア系の社員の方は食堂のメニューでは満足できずに自宅からお弁当持参でレンジで暖めて食べている姿が多く見られました。

ソニーの社員食堂でもうひとつ他社と違っていたのは、食堂につけっぱなしのテレビが何台も置いてあることでした。 実際にテレビを見ながら食事をしている人はあまりいないようでしたが、日本の定食屋さんを思い出します。 あとは週間マンガでも置いてあれば完璧ですね。

滝澤さんに社内を案内してもらった後、帰りがけに入り口の横に1976年製のトリニトロンカラーテレビとベータマックスが置いてあるのを見つけました。 テレビはスイッチをバチンと入れてチャンネルをがちゃがちゃ回すとちゃんと絵が出ました。 世界初の携帯トランジスタラジオ、カラーテレビ、ウォークマン、プレステなど常に家電業界を引っ張ってきたソニー。 高品質な Made In Japan のブランドイメージを世界市場で築きあげたのもソニー。 気が付いてみると家中電化製品はソニーだらけなんて家も多いんではないでしょうか。 今後もどんな先進的でクールな製品が出てくるか楽しみです。

今日のメニューから

Grilled Vegetable and Cheddar Cheese Calzone $5.25
Drink (Iced Tea) $0.70

ご馳走様でした。


2004年03月25日


cafe5.jpg今回はクパチーノにあるアップルコンピュータ本社キャンパス内の社員食堂、Caffe Macs にお邪魔してきました。 ご案内頂いたのはマッキントッシュの日本語環境の発展に重大な役割を果たしている木田泰夫さんです。 今回のランチは木田さんの奥様と3歳になる娘さん、地方版からは美人秘書(別名カミサン)同伴で暖かい日差しの中テラスのテーブルでお食事を頂いてきました。 木田さんの奥様はシリコンバレーで子供を育てる母親と子供のコミュニティグループさくらクラブで発行されているニュースレターの編集スタッフをボランティアでやっていらっしゃいます。

実はこの企画でこれまでお伺いした各社の社員食堂は全て出入りの業者が運営するものでした。 同じようにアップルにも以前は業者が入っていましたが、スティーブジョブスがCEOに戻ってから社員食堂を自社運営に切り替え、会社の一部所として独立採算で運用されているそうです。 従って食堂で働くシェフのみなさんもみんなアップル社員。 メニューの内容にもジョブスが直接指示を出したりするそうです。  自社運営に切り替わってからメニューも充実し、それまでは外食していた多くの社員も社内の食堂を利用するようになったそうです。 石釜焼きのピザあり(とてもおいしいそうです)、サンドイッチバー、トルティアラップバー、スムージーコーナー、ハンバーガー、パスタなど内容がとても充実しています。 

その中でも和食好きで有名なジョブスのおかげで日本料理コーナーは充実していました。 寿司コーナーでは日本人のみどりさんと高橋さんがいて寿司を握ってくれます。 みどりさんはジョブスの指令でニューヨークまで蕎麦の修行にも行かれたそうです。 そんな蕎麦コーナーに今日のお目当てのメニューがありました。 某Hさんから

『Appleに行くならぜひ、Jobsは実はソバの味が分かってないことを如実にしめす「サシミソバ」を食ってきてください。後悔することまちがいなしです。』
とオススメ(?)されていた 「刺身蕎麦」 。 その名のとおり、冷たいかけ蕎麦の上にマグロやサーモンの刺身が並べられています。 どうやら、刺身は蕎麦のつゆにつけて食べるようです。 編集長は好奇心とネタのためにこの刺身蕎麦のメニューから色々なお刺身が少しずつ乗せられた「コンビネーション・ソバ」を選びました。 6切れのお刺身の乗せられた蕎麦とこちらで作られているオリジナルの麺ツユに大根おろしつきで10ドルでした。 これまでで価格面でも最高です。 独立採算でやりくりする以上、手間をかけたメニューはそれだけ価格に反映してしまうのでしょう。

美人秘書は刺身蕎麦に果敢にチャレンジする編集長を傍目に、トルティアラップコーナーへ。 4種類の中からほうれん草のトルティアを選び、チキン、ライス、レタス、ワカモレ、シラントロを入れてロールしてもらいました。 こっちはこれで5ドル。 編集長のソバの半額なのになぜか勝負をする前から負けた気分。 さらに美人秘書はスムージーコーナーでマンゴスムージをオーダ。 これは3ドル。 編集長の紅茶はタダだったので合計二人で18ドルになりました。

お味のほうですが、意外にも刺身蕎麦は編集長にとっては「オッケー」な味でした。 さすがに蕎麦と刺身は別々に食べましたが、ワサビと大根おろしの入った麺ツユにつけられえた刺身も悪くないもんです。 どうやら和食の心を理解していないのは、編集長もジョブスと一緒のようです。 この麺ツユですが、ソバを食べる人にはベジタリアンもいるという配慮からカツオダシはとらずに昆布だけでダシをとっているそうです。 成る程、一般のレストランとちがって様々な食の基準を持つ社員に対応するためには色々と大変な面もあるんですね。 またアップルの社員食堂では狂牛病直後に牛肉を使ったメニューの販売を一切中止し、新しく検査と管理の徹底した農場を見つけて初めて牛肉の取り扱いを再開したそうです。

食事の後、奥様同士は育児のネタなどで盛り上がり、木田さんにはアップルの事を色々教えてもらい、そして日本で住んでいたのがお互いかなり近所だったことがわかり、地元ネタでまた盛り上がり、気がついたら娘達を学校に迎えに行かなければならない時間になっていました。

本日のメニューから

コンビネーション・サシミソバ $10
トルティアラップ $5
マンゴ・スムージ $3
ドリンク $0

ご馳走様でした。

* アップル社は施設内での写真撮影を禁止しているため、事前に広報部に撮影許可を申し込んだのでいたのですが担当者と連絡がつかず当日になってしまったため、今回は施設の写真はありません。 後日許可が取れたらまた写真を撮りに行って来ようと思います。


2004年03月24日


cafe4.jpg社員食堂企画も第四回を迎え、とうとうゴージャスランチにありつきました。 ビストロですよ、ビストロ。 社員食堂と呼ぶには申し訳ない風格。 明かりを落とした落ち着いたテーブルでローストターキーです。 これでテーブルの向こうに座っているのが妙齢のご婦人だったりしたら、ちょっと取材を忘れて昼間からワインでも傾けたくなるような雰囲気でしたが、残念ながらそうはいかず、無精ひげの良く似合うオッサン(失礼!)と愉快なお話に花を咲かせつつお昼を頂いてきました。
・・・・と、書こうと思ったら、下書きを読んだご本人から 『オッサンですか… ちなみにこの無精ひげ実は先週から生やしてまして。本当は、ナイスな若者なんですよ。:) (添付見てくださいね)妻には、この髭あんまり好評ではないのですが…”オッサン”なんて書いてあると、もう読んでくれなくなりますよ!!!”無精ひげのよく似合うオッサン同士で愉快な…”にしましょう』と、おひげさっぱり、イケメン写真が添付されたメールを頂きました。 奥様大変失礼しました。 お詫びして訂正します。 (^^ゞ

グレイトアメリカとグレイトモールを結ぶ Tasmanを走るとどこまで行っても右にも左にもCISCO、ゴールデンゲートブリッジを模ったロゴマークと同社の看板と薄茶色と薄緑を基調にしたビルが延々と続くのはご存知の方も多いのではないでしょうか。 おそらく、一箇所に集まったキャンパスとしての広さはシリコンバレーでも随一でしょう。 キャンパスと呼ぶよりシスコ村と呼んだほうがピンときます。 このシスコ村には全部で7つの食堂があるそうで、社員食堂シリーズのネタが尽きてきたらあと6回はシスコで引っ張れそうです。 な~んて書くと今回お忙しいなか案内してくださった金子さんに「いー加減にしてクレー」と言われそうなので内緒にしておきます。

この7つの食堂の中でも最もグレードが高いのが、「ビストロ」です。 ちょっと年配のいい感じのシェフが目の前で肉を切り分け、好みのサイドと共に盛り付けてくれました。 編集長はターキーにマッシュドポテトとほうれん草を頼んだのですが、生憎ほうれん草を切らしており、後からわざわざテーブルまでゆでたてのほうれん草を運んできてくれました。 お値段の方もそれなりで、ターキープレートが$6.25、パンが$0.65、ドリンク(紅茶)が25セントと、その辺のレストラン並のお会計となってしまいましたが、内容と雰囲気を引き算すればまだ割安感が残ります。 他の食堂ではもっと安価でランチが食べられるそうですから、どちらかというと「今日はちょっぴりリッチに」なんて時向きかもしれません。 なんたって7つも食堂があるんですから、一つぐらいハイエンドなのがあってもいいかも。

シスコのジョン・チャンバースCEOは毎月その月が誕生日の社員を食事会に招待してくれたりと、中々気さくな方だそうです。 

金子さんは高校と大学をアメリカで卒業された後、日本で就職され現在はシスコの本社でファイアウォール関係の製品サポートのお仕事をされていらっしゃいます。 食事のあと、ヘッドクォーターがあるビルの一階にあるショールーム「エグゼクティブ・ブリーフィング・センター」に展示されているシスコ製品を見ながら、編集長にもわかり易くいろいろと説明してくださいました。

シスコ社はいわゆる「トータル・ネットワーク・ソリューション・プロバイダー」だそうで、これだけだとなんのことやら曖昧な感じもしますが、コンピュータのネットワークトラフィックの交通整理とセキュリティに必要な機器を初めとして様々な製品をインターネットが普及し始めた当初から世に送り出しています。 最近では LinkSys を買収したので、電気屋さんでシスコのロゴマークを目にされた方もあるかもしれません。 オフィス内のLANから広域のネットワーク、インターネットまで様々な情報が世界中に蜘蛛の巣のように張り巡らされたネットワークを経て通信するなか、その要所要所で交通整理をしたり、不正アクセスを防止するための関所のような役割をしているのがシスコ製品たちです。 編集長が更新した地方版をみなさんのコンピュータで見る過程でも、そのデータは目に見えないところでたくさんのシスコの製品を通っているわけです。

本日のメニューから:
ターキープレート $6.25
パン       $0.65
ドリンク $0.25

ご馳走様でした。


2004年03月19日


cafe3.jpg 社員食堂お邪魔企画第3回は、レッドウッドシティーにあるオラクルの本社キャンパスにお邪魔してきました。 今回ご案内頂いたのは同社で国際税務を務められている Grace Chu さんです。 ご協力ありがとうございました。

 オラクルといえば、編集長が密かに憧れているあのラリー・エリソンのオラクルです。 ガルフストリームやセスナを所有し自ら飛行機を飛ばすかと思えば、豪華ヨット Sakura号を所有し世界のヨットレースにも参戦。 車のコレクションも半端ではなく NSXを4台持っていたり、フェラーリをこれまでに2台「スピードの出しすぎ」で潰した経歴があったり。 同じハイテク成金でも、ここまで気持ちよく贅沢をして豪華な生活をエンジョイしつつ、アメリカで2番目に大きなソフトウエア会社を経営する姿を尊敬しています。 日本文化に強い興味があり、ウッドサイドの自宅は日本以外では最大の日本式建築物とも言われているそうです。

 レッドウッドシティのマリーンワールド跡地に建てられたオラクルのキャンパスは、人工池を中心に6つの円形のビルとその周辺に散らばるビルから構成され、それぞれのビルに社員食堂が用意されているほか、花屋、ジム、ネイルサロン、マッサージ施設などもあるそうです。

 社員食堂はそれぞれの建物で趣向が違っていて、インド料理から日本料理(風)、中華、イタリアン、アメリカン、地中海料理など、同社で働く色々な国からの社員が好みのスタイルを選んで食事をとることが出来るようになっています。 しかし、有り勝ちな話ですが日本人にとってはちょっと”?”な日本料理だったりするようで、日本人以外の方は結構和食食堂にも入っていましたが、あまり日本人にはお勧めできないとのことです。 外国の料理を自国流に取り入れるのはどこの国でもあることですね。 

 これらの社員食堂は一部を除いて外部からの出入りが自由なため、オラクル周辺にオフィスを持ちながら、社員食堂の無い小規模な会社の社員などが昼飯に利用することもあるそうです。

 今回ランチに頂いたのは、グレイスさんが「お客さんを連れてゆくには一番無難」とお勧めのビルディング300の社員食堂で、サイズも料理のセレクションも最も大きいそうです。 中ではパスタコーナー、魚・肉のグリルコーナー、ベーカリー、サラダバーなどを選ぶことができます。 グリルコーナーではショーケースの生肉、生魚から注文して目の前で焼いてもらうことも出来ます。 今回、頂いたのはパスタコーナーから、本日のパスタ(ラザニア)と茄子のサラダにガーリックトーストがついて $6.98。 手違いでテイクアウト用のボックスに盛られてしまいました(写真)。 食後のコーヒーはスモールカップが 69セントでした。

 オラクルというと大企業ではありながら、一般消費者向けの製品が無いためあまり何をする会社か知らない方も多いようです。 オラクルでは企業や政府向けの大規模データベースを専門とする会社で、1977年にラリー・エリソンが世界で最初のリレーショナル・データベースを登場させて依頼、他の追従を許さず金融機関、政府、航空会社を初めとするセキュリティと信頼性を最重要視するユーザを対象に常に最新のテクノロジを導入したデータベースを提供しています。

 食事の後、グレイスさんに他のビルの食堂やキャンパスを案内して頂きました。 食堂のメニューだけではなく、よく見るとビルの内装やタイルなど、それぞれのビルにテーマがあり贅沢かつお洒落に作られているという印象を受けました。

本日のメニューから:
本日のパスタ(ラザニア)と茄子のサラダ、ガーリックトースト $6.98
コーヒー(small) $0.60

ご馳走様でした


2004年03月12日


cafe2.jpg社員食堂巡り企画、第二弾の今回はグラフィックチップのメーカであるnVIDIA(エヌヴィディア)本社キャンパスの社員食堂、n'th street cafe にお邪魔してきました。 2年前にサンタクララ市の San Tomas に面した敷地に建てられた本社ビルはまだ新築の香りがしそうなハイテクビルです。 nVIDIAはコンピュータやゲーム機に搭載されているグラフィックプロセッサの製造メーカで、コンピュータのグラフィック処理能力を高めるグラフィックカードやマイクロソフトのXBOXにも搭載されています。

今回、nVIDIAの社員食堂を案内してくださったのは、同社でOEMプログラムマネージャを務める今野純さんです。 お忙しい中、編集長の個人的興味丸出しな企画にご協力いただきありがとうございました。

nVIDIA 社はシリコンバレーでも特に社員が熱心に働くことで有名で、San Tomasでその横を通り過ぎるとき、何時であろうとオフィスの明かりが消えているところを見たことがありません。 いわゆる不夜城ってやつですね。 忙しい時期などはシフト交代で24時間プロジェクトが稼動していることも珍しく無いそうです。 そんなモーレツ社員たちのエネルギーの源ともなるキャフェテリアですが、矢張り内容も充実していました。

ハンバーガー、ピザ、サラダ、パスタ、中華などの定番メニューに加え、その日のスペシャルとして寿司バーや風水メニュー(?)も選択可能。 忙しい社員のためにサラダバーと併設されているサンドイッチバーでは好きなパンにお好みの具を選んではさみ、お会計は重量で。 そのままオフィスに持ち帰って仕事の続きをしながら食べられるという合理的メニュー。 サンドイッチの具もローストビーフからターキーまで色とりどりでした。

今回、ご馳走になったのは 写真の Grilled Flank Steak Salad。 アボガドベースのドレッシングとジャガイモ、タマネギ、クルトンが乗せられたシーザースサラダに贅沢にステーキの切り身が乗せられてたったの5ドル。 nVIDIAでは社員は一食につき 5ドルまでは会社が負担してくれるそうなので、社員にとっては実質タダ! 2年前にこの新キャンパスに移る前はケータリングの食事で選択肢が少ない代わりに全額会社負担だったそうですが、こちらに移ってからは5ドルを超える分は自己負担に変わったそうです。 それでも、これだけ充実のメニューがほとんど5 ドル以下なので、文句ありませんね。 飲み物はソーダ、コーヒー紅茶が飲み放題で無料でした。

私はこのサラダに、今野さんいわく「日本から来たばかりの人にはあまりお勧めしていません」というニンジンのスープ(12ozカップで2ドル)を付けて合計7ドルの豪華ランチを頂きました。 ちなみにスープの方はとっても美味しかったです。 コールドでもいけたかも。

今野さんは、商社としてシリコンバレー駐在中にこちらの生活が気に入り、こちらで現地採用されたいわゆる「脱藩組み」でnVIDIAでは4年目、OEMプロジェクトを管理する OEM PROGRAM MANAGER という重要なお仕事をされています。 ハイテク音痴な編集長に丁寧にグラフィックプロセッサの仕組みと市場について説明していただきました。 最近では、パソコンの性能が高まるにつれて、アプリケーションへのビジュアル面の要求も高くなり、CPUへの負担を軽減するために多くのグラフィック描画機能がグラフィックプロセッサへ依存してきているそうです。 すなわち、昔は三次元の物体を画面でクルクル回そうと思ったら、影や反射の処理をCPUが一生懸命計算して描画していたのを、最近では「こういう物体をこういう角度で回すから、よろしくね」とCPUにお願いされると、nVIDIAのグラフィックプロセッサが「はいよっ、後はまかせときなっ!」と残りの処理をやってくれるわけです。 便利ですねー。 私もそんなコプロセッサが欲しい今日この頃。

本日のメニュー

Grilled Flank Steak Salad $5.00
Carrot Soup (12oz) $2.00
Iced Tea $0.00 (free drink)

ご馳走様でした。


2003年03月11日


cafe1.jpg実は先日 Looking Glass の開発者である日本人のプログラマ、Kawaharaさんを訪ねてサンマイクロシステムズの本社キャンパスに行ってきたのですが、その際に SUN の社員食堂でお昼ご飯を食べてきました。 そこで思いついたのですが、シリコンバレーの大手企業はそれぞれオリジナリティーと企業カラーの感じられるユニークなカフェテリアがあると聞きます。 で、編集長が実際に社員食堂に潜入して昼飯を食べてきてそれをレポートしちゃおうという美味しい企画です。 とりあえず第一回は SUN の食堂です。 本来ならカフェテリアといった方がぴったりなのですが、地方版では地味に 「社員食堂」 と呼ぶことにします。

今回お邪魔したのはサンタクララにあるサンマイクロシステムズの本社キャンパス内にある社員食堂です。 広い食堂の内部はさながらショッピングモールのフードコートといった雰囲気で、イタリアン、メキシカン、ハンバーガーから中華まで好きな食事を選らぶことができます。 また、定番メニューでは無いが定期的に寿司バーも登場するそうです。 各コーナーではコックさんから板さんまで専属のシェフが頼んだ料理を目の前で取り分けてくれるます。 みな社員食堂のおじさんというよりは、シェフと呼んだほうがぴったりしそうなユニホームで本格的です。 

迷った挙句、編集長がいただいたのは照り焼きチキンとタマネギがたっぷり入ったサンドイッチの Hot Panini(写真)。このボリュームに好きなサラダを添えて $5.25. さすが社員食堂、お得感があります。 昔はジュースなどのドリンクは無料だったそうですが、そればバブルの頃のお話。 22オンスのソーダが $1.15でした。

で、食事は屋内のテーブルか外のテラスで食べることができます。 この日は3月初旬とはいえは暑いくらいの陽気だったので、外のテーブルで頂きました。 サンノゼ国際空港を離陸した飛行機が真上を通るので、時折轟音に会話を中止しなければならないのが少し残念ですが、あとはバッチリ。 サンドイッチもサラダもとても美味しく大満足でした。

食堂で「例のお約束のモノ」必ずあるはずと、キョロキョロ見回していたら、やっぱりありました。 ドリンクコーナーの紅茶タンクの横に Java Coffee。 基本ですね。 この本社キャンパスはその大部分が JAVA プラットホームとその開発部隊となっています。 

本日のメニューから:
HOT PANINI SANDWICH (TERIYAKI-CHICKEN) $5.25
ICED TEA (22oz) $1.15

ご馳走様でした。

食事のあと、腹ごなしに広い SUN のキャンパスを散歩しました。 バスケットボールのコートあり、ビーチバレーのコートあり、芝生や緑の空間が贅沢に取られたキャンパスと、この地に昔からあった時計台などの歴史的建造物と調和するようにデザインされた建物。 バブル絶頂期に建てられただけあって、とても贅沢なキャンパスです。 ところが残念ながら建設の途中で資金繰りに行き詰まり、キャンパスの奥には建設途中のまま外装だけで中断となった建物が残されていました。 現在も厳しい経営状態は続き、レイオフされた社員の空き部屋も見られましたが、それでも平社員でも個室のキュービクルが与えられるというこの職場環境は素晴らしいものです。 「日本のエンジニアの人に見せたら贅沢で怒られちゃいそうですね」と言うと、川原さんは、「日本のように必要最低限の環境で【根性】の二文字にすがって開発をするのも良いが、こうした環境で気持ちよく、そして効率よく開発ができることは、結局は高い生産性として会社にも帰ってくる。 日本の会社にもこれを贅沢として否定しないで見習って欲しい」と話してくれました。