房総通リズム春の観光特集2024

移住決めた運命の手綱 芸能と乗馬二刀流 俳優 佐藤藍子さん(45)=香取市在住 【千葉県誕生150年 ミライのちば人】

我が子のようにかわいがるぽっくるくんと触れ合う佐藤さん=昨年12月26日、香取市
我が子のようにかわいがるぽっくるくんと触れ合う佐藤さん=昨年12月26日、香取市
インタビューに応じる佐藤藍子さん
インタビューに応じる佐藤藍子さん

 2007年に香取市の乗馬倶楽部イグレットで働く夫との結婚を機に、都内から移住した。「ここの環境がとにかく好きで仕事以外の時間はいたいと思い、飛び込み移住して、あっという間の15年」と振り返る。川崎市出身だが、最近は「千葉県民」や「地方移住者」としてテレビ番組などに呼ばれることが多い。「芸能と地方移住にプラスになるような仕事はうれしい」と白い歯を見せた。

 29歳の時、友人から「芸能界は体力勝負。何か運動してみたら?」と勧められた。「競馬で馬の美しさを目の当たりにして、乗馬をやってみよう」と決意。引退した元競走馬に会うため、初めて体験乗馬に選んだのが“ここ”だった。

 「当時はアウトプットばかりで精神的にギスギスしていて馬と触れ合う空間に癒やされた。往復4時間の車の運転時間も惜しいと思わなかった」。仕事がない時は週1回は足を運んだという。

 移住後、バラエティーや単発の番組収録現場は自らの運転で ・・・

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