▲忘れていませんか? 上質な空間や心地よい走り、先進的なスタイリングで好評を得たミニバン、ホンダ エリシオン▲忘れていませんか? 上質な空間や心地よい走り、先進的なスタイリングで好評を得たミニバン、ホンダ エリシオン

想像してみてください

「ミニバンが欲しいな~。それも、国産で上級のラグジュアリーなやつ」

……そう考えたとき、皆さんの頭にはどんな候補が挙がりますか? トヨタ ヴェルファイア・アルファード、日産 エルグランドあたりが定番でしょうか? では、こうなるとどうでしょう。

「ミニバンが欲しいな~。それも、国産で上級のラグジュアリーなやつ。あ、でも程度が良くて安い中古車で

少し詳しい方であれば、まず先ほどの候補の世代落ちモデルを考えるでしょうか。そして、程度が良い=走行距離5万km以下くらいかな……なんて条件を設定してポチッと……う~ん、安くても200万円前後がいいとこか。これじゃあちょっと安いとは思えないし、過走行の安値で妥協するか、さらに世代落ちかなぁ。

……もし、こんな流れと似通った選び方をしている方がいるならば、言わせてください。……それ、モッタイナイ!

あの車を忘れていませんか? ちょっと懐かしいホンダのミニバン、エリシオンを。

何それ? な方にまずはご紹介

エリシオンは、2004年に発売されたホンダのミニバン。ホンダならではの低床プラットフォームで他の同クラスミニバンに比べると全高が低く設計されています。エクステリアがシンプルめだからか、ミニバンといっても先に挙げた3車種とはジャンル違いで、ファミリー向けカテゴリーに思われがちですが、あなどることなかれ! エリシオンにだって、上級と表せるだけの条件が揃っています。

特に上級と思わせるのはインテリア。フロントキャビンの木目調パネルは上質な雰囲気を演出してくれますし、メーターパネルをはじめ、コントローラーを設けたインスト中央の部分などは新鮮なデザインで古さを感じません。センターコンソール付近はLEDによるイルミネーション演出もあり、彩りでも上質さをアップさせてくれます。

▲前席のインテリア(エリシオン G AERO・HDD NAVI Special Package)。シートはブラック基調の設定しかありませんが、エリシオン プレステージにはグレージュの設定もあります ▲前席のインテリア(エリシオン G AERO・HDD NAVI Special Package)。シートはブラック基調の設定しかありませんが、エリシオン プレステージにはグレージュの設定もあります

国産上級ミニバンならではのおせっかい装備も各所に。アームレストとしても使える大型センターコンソールや、前席を中心に備わっている豊富な収納スペースは、かゆいところに手が届く対応。運転席・助手席・後席の3つのゾーンで独立して温度設定が行えるフルオートエアコンも嬉しい装備です(タイプ別設定)。

また、ミニバンの魅力として多くの人が重要視するスライドドアですが、リモコンや運転席のスイッチでも操作可能でより快適。挟み込み防止機構も備えています(リア右側はタイプ別設定)。低床設計ということで、広々な空間は期待できないだろうと思われがちですが、幅がワイドなのでそこまで差は感じません。

▲自動スライドドア開閉用の運転席スイッチ ▲自動スライドドア開閉用の運転席スイッチ
▲乗り降りしやすいフラットなフロア構造のキャビンには、座面の広さやクッション厚もたっぷりとしたシートを3列に配置。2列目には6:4分割チップアップ&スライドシート(3人がけタイプ)か、キャプテンシート(左右独立タイプ)を設定できます。いずれもワンモーションウォークイン機構を採用し、3列目シートへのアプローチも快適です ▲乗り降りしやすいフラットなフロア構造のキャビンには、座面の広さやクッション厚もたっぷりとしたシートを3列に配置。2列目には6:4分割チップアップ&スライドシート(3人がけタイプ)か、キャプテンシート(左右独立タイプ)を設定できます。いずれもワンモーションウォークイン機構を採用し、3列目シートへのアプローチも快適です
▲2列目シートをキャプテンシート(メーカーオプション設定)にするとこんな感じ。よりゆとりがでます ▲2列目シートをキャプテンシート(メーカーオプション設定)にするとこんな感じ。よりゆとりがでます

さてここまでの説明で、エリシオンをご存じなかった方には「へぇ、そんな上級ミニバンもあったんだ~」と思っていただけたでしょうし、知っていたけど候補に入れていなかった方には少し興味を持っていただけたかと思いますので、ここからは、なぜ今知らない・候補に入らないことが「モッタイナイ」のかをご説明しますね。

モッタイナイ理由

シンプルに申し上げると安い、というところにつきます。「そりゃ、もう生産終了から4年も経ってるんだから当たり前だろ」と言われればそのとおりなのですが、先に挙げたような代表的な候補と比較すると、その隠れた魅力が見えてきます。

例えば、各候補を割と新しめな2009年以降生産車に絞って比べてみましょう。※数字はすべて2016年11月4日現在のカーセンサーnetより

この中から「程度が良くて安い中古車」を探すために、走行距離5万km以下、修復歴ナシという条件を追加してみると、ヴェルファイアが1068台、アルファードが602台、エルグランドが20台、エリシオンが76台と少し絞られてきます。

この在庫数だけ見ると「エルグランドはさておき、他のモデルの方が選べるじゃん」といった状況ですね。しかし欲しいのは「程度が良くて安いやつ」ですから、安くないと買う気にはならないとした場合、ここから160万円以下(車両本体価格)に絞ってみましょう。

そう、ここが選択を分ける価格ライン。実は、ヴェルファイアとアルファードには160万円以下の物件は存在せず、エルグランドはわずか3台という状況なんです。そしてエリシオンはというと……現時点で19台。

仮に程度が良い=走行距離5万km以下・修復歴ナシのものとした場合、ほとんどのモデルが160万円以上のお値段がついているのに対し、エリシオンはそれを下回る価格の物件がなかなか豊富に用意されているということになります。最安値物件を見てみても、140万円前後というコスパの良さなわけです。

これ、「ミニバンが欲しいな~。それも、国産で上級のラグジュアリーなやつ。あ、でも程度が良くて安い中古車で」という希望をお持ちの方にとってはなかなか魅力的な選択肢だと思うのですが、いかがでしょうか?

まぁ、「そもそもスペックが他のモデルより劣ってるじゃん」と言われたらそれもそうかもしれませんが、搭載エンジンはV型6気筒の3Lと直列4気筒の2.4Lという組み合わせでアルファードと同じですし、正直、走りに劣りは感じません。むしろボディが軽い分、動力性能は優れているのではと思えるほどです。

インテリアや装備だって、先に書いたようにそんなに不満な点はありませんし、唯一どうにもならないのはエクステリアですが「ちょっと控えめな方が好み」なんて方にとってはむしろちょうどいいテイストです。もし物足りなければ、「エリシオン プレステージ」という少し押し出し感強めなモデルもあるので、そちらを見ていただくのも良いかと(少しお高くはなりますが)。

つまるところ「ちょい古めのミニバンだからお安いんだけど、古く見えないし機能も劣ってない」のがエリシオンなんです。どうです? これ、知らないとモッタイナイ話ではないでしょうか。

▲手前が「エリシオン プレステージ」。こちらは、エリシオン生産終了の約1年後に同じく生産終了となったモデルです。迫力のあるスポーティな外観でエンジンもエリシオンよりパワフル。18インチアルミホイール、専用サスチューニングによって走行性能も向上しています ▲手前が「エリシオン プレステージ」。こちらは、エリシオン生産終了の約1年後に同じく生産終了となったモデルです。迫力のあるスポーティな外観でエンジンもエリシオンよりパワフル。18インチアルミホイール、専用サスチューニングによって走行性能も向上しています

もちろん好みもありますので、絶対コレにしなさいとまでは推しませんが、もしアナタが上級ミニバンを探していて予算内に収まる物件を見つけられておらず悩んでいるならば、下記にリンクを置いておきますので、目を通すだけ通してみても損はないかと。

▼検索条件

ホンダ エリシオン(初代)×支払総額アリ

▼検索条件

ホンダ エリシオン(初代)×走行距離5万km以下×修復歴ナシ×支払総額アリ
text/編集部
photo/ホンダ