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Vol.611 インターネット経由で購入する際、安全でない製品から身を守るために購入前後に何を確認すればよいか知っていますか?

経済協力開発機構(OECD)が実施している、「オンライン上で販売されている製品の安全性に関する国際共同啓発キャンペーン」の画像。製品の安全性を第一に考える。オンラインで製品を購入する際に情報ほ得ることは、安全でない製品による被害から身を守る最善の方法。消費者庁、ACCC、AECD、Korea consumer agency

皆さんは子ども向けの製品をどのような場所で購入していますか。店舗はもちろんですが、ほとんどの方が一度は育児用品や子どもの玩具などをインターネット経由で購入した経験があるのではないでしょうか。

経済協力開発機構(以下「OECD」という。)では、令和4年11月中旬から12月中旬にかけて、オンライン上で販売されている製品の安全性に関する国際共同啓発キャンペーンを実施しています(※1)。

オンライン販売では、日本国内だけでなく海外も含め、幅広い製品群、価格帯から選択が可能となる一方、店舗で購入する場合と異なり、消費者は製品を手に取って調べることができず、製品に関する情報は販売サイトなどに記載されている写真や説明文などに頼らざるを得ません。

さらに、OECDによると、海外では、オンライン上で流通している製品のうち、玩具・ゲーム、育児用品などが高い比率で販売禁止品やリコール品であったという調査結果があります。また、同調査によると、販売サイトから得られる情報では、製品表示や安全に関する警告が十分かどうか、自主的又は義務的な安全基準を満たしているかどうか分からない製品も約3割あったとされています。

育児用品や玩具に限らず、オンラインで製品を購入する場合は、以下の点に注意しましょう。

<購入前:購入前に一旦ストップ!その製品が安全か確認を>
  • 誰から購入しようとしていますか?販売者の販売実績、連絡先などを確認しましょう。
  • 販売禁止品が売られていても買わないで!
  • リコール製品ではありませんか?
  • 法令によって定められた安全基準を満たしていますか?
    (例えば、PSEマークやPSCマークが付いていますか)
  • 販売ページに製品の安全性に関する情報が掲載されていますか?
    (併せて、対象年齢や使用方法についても確認しましょう)
  • 製品が安全かどうか分からなければ、販売者に尋ねてみましょう。不安な場合は買わないで!
  • 安全でないと思ったら報告して!
    (事業者、行政に報告してください。製品に関する心配があれば、「消費者ホットライン」188へ(※2))
<購入後:使用前に一旦ストップ!製品の確認・点検を>
  • 購入前に確認していた機能がありますか?
  • 警告表示や取扱説明書はありますか?
  • 警告表示や取扱説明書を読んでから使用しましょう。
    (SNSや動画などで紹介されているアイデアや使用方法は本来の使い方ですか?)
  • 安全でないと思ったら報告して!
    (事業者、行政に報告してください。製品に関する心配があれば、「消費者ホットライン」188へ(※2))
  • 製品登録サービスを利用して、リコール情報などを受け取れるようにしておきましょう。
    (併せて、行政やオンラインモールの注意喚起を読んでください)
  • 製品がリコールになったら、すぐに使用を中止し、回収や保管方法など事業者の指示に必ず従ってください。

また、経済産業省では11月を「製品安全総点検月間」とし安全点検の呼びかけを実施しています(※3)。そろそろ月間は終わりますが、この機会に、使用中の製品についても、掃除や点検、使用方法やリコール製品になっていないか再確認し、誤った使い方をしていた場合は使用方法を改めるなどの対応をしましょう。

なお、経済産業省においても、事業者向けの啓発活動を順次実施します。

過去の関連メール
(参考)

担当:消費者安全課