アムステルダム--(BUSINESS WIRE)--デジタルセキュリティの世界的リーダー企業であるジェムアルトと、コロンビアのパートナー企業であるINCOMELEC SASは、同社の虹彩認識技術がコロンビアの国境管理当局であるMigración Colombiaに採用され、同国の入国および国境審査に変革をもたらしたと発表しました。この新ソリューションは、本年2月にボゴタのエルドラド国際空港でパイロット・プログラムとして運用開始されました。コロンビアでは「BIOMIG」と呼ばれている自動国境管理（ABC）は、コロンビア国民と国境管理職員のどちらにもメリットをもたらしています。ジェムアルトのABCは、旅行者に対する強力なセキュリティ管理を維持したまま、本人確認を迅速化して入国処理でのボトルネックを大きく解消します。
ジェムアルトの虹彩認識ソリューションによる安全で迅速な出入国管理
ボゴタ空港での入国者の多くはコロンビアに再入国するコロンビア国民です。その比率は現在約60％で、増加傾向にあります。そのため、入国時には長い列ができることが多く、待機場所は疲れた市民で混雑しています。BIOMIGは、コロンビアの国境管理における厳しいセキュリティ基準を満たしながら、このような問題を緩和することができます。
BIOMIGの仕組み
このソリューションでは、直感的に使用できる虹彩認識端末を使用します。この端末は35~45cm離れた距離でも虹彩キャプチャを迅速に行うことができるため、端末に身体を接触させる必要がなく、快適さと使いやすさが向上しています。12歳以上のコロンビア国民は、出国時に空港内に30台設置されているBIOMIG登録ステーションで手続きするだけで、このサービスを利用できます。1分以内に、本人の特徴である虹彩のスキャンデータがコロンビアの国境管理システム（BMS）に安全に登録されます。登録済みの市民は再入国する際に、INCOMELEC,
SAS製の自動ドアゲートに統合されているタッチスクリーンに国民ID番号を入力し、虹彩認識端末に軽く目を向けるだけで、安全なデジタルプロセスによって本人確認が行われ、ドアが開きます。
ジェムアルトは、安全な文書認証技術、生体認証技術、ならびにソフトウェア統合によって国境管理業務向けの先進のソリューションを構築し、Migración Colombiaを支援しました。
ジェムアルト ラテンアメリカの公共事業本部セールスディレクターであるFrancesc Ortodoは、次のように述べています。「国境管理ソリューションの課題は、入国手続きの最小化と簡素化を図りながらエンドユーザーにとっての利用しやすさ、スピード、利便性を、高いセキュリティを保ったまま実現することです。そしてこれこそが当社の虹彩認識ソリューションが実現できることです。コロンビア国民は、信頼できる環境の中で、強力な生体認証によるセキュリティを利用できるようになりました。」
ジェムアルトについて
ジェムアルト（ユーロネクスト NL0000400653 GTO）はデジタルセキュリティの世界的なリーダー企業であり、2017年の年間売上高は30億ユーロを記録し、世界の180ヶ国以上に顧客を有しています。ジェムアルトは、急速に発展し、密接につながったデジタル社会に信頼をもたらします。
セキュアなソフトウェアから、生体認証及びデータの暗号化までを実現する当社の技術とサービスにより、企業や行政機関は、本人認証とデータ保護が可能となり、個人用デバイス、コネクテッド・オブジェクト、クラウド、およびこうしたデバイス・環境間で安全性を保ち、サービスを提供します。
ジェムアルトのソリューションは、決済から企業セキュリティ、さらにモノのインターネットまで、現代生活の中心に据えられています。当社は人々、取引、オブジェクトの認証を行い、データを暗号化し、ソフトウェアに価値を生み出します。これにより、当社のお客様は何十億もの人々やモノにセキュアなデジタルサービスを提供することができます。
当社は世界47ヶ国に114の事業所、40の発行センターおよびデータセンター、35の研究所およびソフトウェア開発拠点を構え、1万5千人以上の従業員を擁しています。
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