出典:Amazon
- Amazonクレジットカードは2021年11月1日からリニューアルされ、年会費が永年無料になった。
- このほか、ポイント還元の対象の拡大や対象コンビニ3社の還元率アップなど、全体的なスペックが改善されている。
- Amazonの買い物に使いやすいシンプルなクレジットカードを探しているなら、検討すべき1枚だ。
Amazonクレジットカードは、2021年10月31日まで「Amazon Mastercard クラシック」と「Amazon Mastercard ゴールド」の2種類が提供されていた。
しかし、2021年11月1日からサービスが一新され、現在新規で申し込めるのは「Amazon Mastercard」(TOP画像・左)と「Amazon Prime Mastercard」(TOP画像・右/プライム会員向け)の2種類に。
リニューアルに伴い、条件なしで年会費が永年無料になったり、対象コンビニにおける利用での還元率がアップしたりするなど、改良されたメリットがいくつかある。
本記事では、新たなAmazonクレジットカードのメリット・デメリットを、旧カードと比較しながら徹底解説していく。
Amazonクレジットカードの5つのメリット
Amazonクレジットカードのおもなメリットは、以下の5つ。
- 入会費・年会費が永年無料
- Amazonポイント還元率が1.5〜2%
- Amazon以外でも貯めやすいポイント還元
- ポイント移行や支払いの手間がない
- 最短5分の即時発行に対応
それぞれの項目について詳しく説明していこう。
1. 入会費・年会費が永年無料
Amazonクレジットカードは入会費が不要なうえ、年会費も永年無料だ。初期費用がかからず、ランニングコストの負担がないため、気軽に申し込みやすい。
2021年10月31日以前は「クラシック」と「ゴールド」の2種類が発行されており、それぞれ以下のように年会費が発生していた。しかし、2021年11月1日からの新サービス移行により「旧クラシック会員」「旧ゴールド会員」どちらも年会費無料となったのだ。
もちろん、これから新たにAmazonクレジットカードを作る「Amazon Mastercard会員」「Amazon Prime Mastercard会員」も年会費は永年無料。年に数回カードを利用しなければならないといった条件もないので、1度も使わなくても維持費を請求される心配はない。
ちなみに、家族カードやETCカードも年会費は永年無料だ。家族カードは本会員1名につき3枚まで発行できる。
2. Amazonポイント還元率が1.5〜2.0%
Amazonクレジットカードを利用してAmazonでショッピングすると、Amazon Mastercard会員ならポイント還元率1.5%、Amazon Prime Mastercard会員なら2.0%になる。
会員ランクによって0.5%の還元率の違いがあるが、Amazonクレジットカードだけに、非会員でも基本のポイント還元率が1.5%と高水準なのは嬉しいメリットだろう。
Amazonポイントの獲得に強い他社クレジットカードもあるとはいえ、特定の利用条件を満たさなければ還元率アップが適用されないケースも多い。Amazonクレジットカードなら複雑な条件もなく、単純にAmazonでの買い物を楽しんでいるだけで効率的にAmazonポイントが貯まっていく。
なお、2021年10月31日までに発行されていた「クラシック」と「ゴールド」のポイント還元率に大きな変化はない。プライム非会員の旧ゴールド会員にはポイントが還元されなかったが、新サービスの開始に伴いポイント還元率1.5%に改善された。
3. Amazon以外でも貯めやすいポイント還元
Amazonクレジットカードは、Amazonでの買い物以外にも実店舗やネットショッピングでポイントが貯まりやすい。
例えば、主要のコンビニとも言える「セブン-イレブン」「ファミリーマート」「ローソン」では、ポイント還元率が1.5%だ。利用金額200円につき3ポイントが貯まる仕組みとなっており、日頃からどんどんポイントを貯められる。
また、Amazonおよび前述したコンビニ3社以外での利用時には、1.0%のポイント還元を受けられる。ポイント還元率は会員別に変動するわけではなく、全て一律なので、単純明快でわかりやすい。
「旧クラシック会員」も「旧ゴールド会員」も、対象コンビニではポイント還元率1.5%、それ以外は1.0%だ。コンビニでの利用にいたっては、2021年10月31日まで還元率1.0%だったため、新サービス移行後に0.5%増加する改良となった。
4. ポイント移行や支払いの手間がない
Amazonクレジットカードに貯まるポイント「Amazonポイント」は、他社ポイントに移行したりギフトと交換したりする必要がない。というのも、貯まったAmazonポイントの使い道は、Amazonでの買い物で支払うカード代金への充当一択だからだ。
食料品や日用品など、定期的にAmazonでショッピングする人にとっては、面倒な手続きもなくそのまま貯めたAmazonポイントを使えるのが嬉しいところ。換算や移行にあたってレートの変動を考慮する面倒が省略でき、Amazonポイント1ポイントを1円として利用できるシンプルな仕組みになっている。
また、新サービスが開始されるまではApple PayとGoogle Payにしか対応していなかったが、2021年11月1日からはMastercard®コンタクトレスを導入。非接触決済対応マークのあるマスターカード加盟店にて、スマートなタッチ決済が可能となった。
5. 最短5分の即時発行に対応
Amazonクレジットカードは、9時から19時までに申し込むことで最短5分の即時発行が可能だ。今すぐクレジットカードのデジタルカード番号を発行したい人のニーズを満たす利点と言える。
ただし、デジタルカード番号を即時発行するにはネット銀行口座の用意が必要な点に注意しよう。最短5分の審査に通過したら対象のオンライン銀行の口座を登録し、電話認証を行うことで即日にAmazonクレジットカードのデジタルカード番号を利用できる。
その日のうちにAmazonでネットショッピングできるほか、コンビニなどの実店舗でもサクッと買い物を楽しめるスピードが自慢だ。ちなみに、物理カードは約1週間後に郵送される。
Amazonクレジットカードの2つのデメリット
Amazonクレジットカードのおもなデメリットは、以下の2つ。
- 貯めたポイントはAmazonでしか使えない
- 国際ブランドはマスターカードしか選べない
Amazonでの買い物をお得にしたい人やマスターカードブランドのクレジットカードが欲しい人には、大きな欠点にならない。
とはいえ、ポイント利用先の選択肢が1つに絞られている点、国際ブランドを自由に選べない点は、汎用性・柔軟性の観点からデメリットと言えるだろう。
1. 貯めたポイントはAmazonでしか使えない
Amazonクレジットカードで貯めたAmazonポイントは、Amazon内でのカード利用代金に充てるほかない。そのままAmazonポイントとして貯まっていくため、わずらわしいポイント移行が必要ないのは便利だが、他社ポイントや電子マネー残高分などに交換できないのが惜しいところ。
クレジットカードで貯めたポイントを他社ポイントに移行したり、ギフト券や景品に交換したり、キャッシュバックしたりするといった選択肢がないので、状況に応じて柔軟なポイ活をしたい人には不便だ。
ちなみに、貯めたAmazonポイントの有効期限は、Amazon内で最後に商品を購入した日から1年間となっている。
2. 国際ブランドはマスターカードしか選べない
Amazonクレジットカードの国際ブランドは、マスターカードのみ。VisaやJCB、アメックスなど、マスターカード以外の国際ブランドを選択できないのがデメリットの1つだ。
そもそもマスターカードブランドのクレジットカードが欲しいと思っている人には問題ないが、ほかの国際ブランドを選びたいと考えている人にはマイナスポイントだろう。
すでにマスターカードブランドのメインカードを持っており、サブカードとしてAmazonクレジットカードに申込を検討しているなら、国際ブランドが重複してしまう点に注意したい。
Amazon Mastercardの評判をチェック
Amazon Mastercard
出典:Amazon
Amazonといえば、レビューだ。もちろんこのカードにもさまざまなユーザーレビューが残されている。参考までに目立った意見をピックアップしてみた。
良い意見から行くと「Amazonポイントが貯まりやすい」「Amazonでの買い物が簡単」「Amazon以外の買い物にも便利に使える」などが多かった。
悪い意見はほとんどなかったが「状況によっては即時発行できない可能性がある」と感じた人もいたようだ。発行スピードは申込の混雑状況にもよるため、早めに申込手続きを行っておくと安心だろう。
普段のショッピングや水道光熱費の支払いでもポイントが貯まりやすく、カードのスペックとしても、年会費不要でありながら付帯保険がある点も魅力。
高校生を除く満18歳以上なら気軽に申し込めるクレカなので、ぜひ詳細をチェックしてみて欲しい。
Amazon Mastercardの詳細スペック
年会費 本会員:永年無料
家族会員:永年無料追加カード 家族カード
ETCカード電子マネー・スマホ決済 Apple Pay
Google Pay
iD発行スピード デジタルカードは最短5分
カード到着は約1週間ポイント還元率 1.0〜2.0% ポイント利用先 Amazonでのカード利用代金に充当 国際ブランド マスターカード 付帯保険 海外旅行傷害保険:最高2000万円
ショッピング補償:年間200万円までタッチ決済 対応 ナンバーレスカード あり 不正利用補償 あり
※カード発行会社「三井住友カード」の対応入会資格 満18歳以上(高校生不可・学生OK)
まとめ
Amazonでの買い物でお得にポイントを貯めるなら、Amazonクレジットカードがおすすめ。Amazon内のショッピングに特化しているが、日頃からポイントが貯まりやすいクレジットカードだ。
年会費は永年無料、スムーズに手続きできれば最短5分でデジタルカード番号を発行できるので、ぜひ気軽に申し込んでみて欲しい。