プーチン大統領は居場所を悟られないように、ロシア各地にオフィスのレプリカを作らせた

プーチン大統領。

Sputnik/Mikhail Metzel/Kremlin via REUTERS

  • ウラジーミル・プーチン大統領は、ロシア全土に自分のオフィスのレプリカを持っていると、元諜報部員が語っている。
  • プーチンの狙いは、自分の居場所を隠し、「外国の諜報機関を混乱させる」ことにあるという。
  • ロシアから亡命したこの元諜報部員は、プーチンのパラノイア的な安全への執着を明らかにした。

亡命したロシア情報機関の元大尉によると、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は、居場所が判明しないように、自身の複数の住居にオフィスのレプリカを作ったという。

プーチン大統領の警護をしていたロシア連邦警備隊の元大尉、グレブ・カラクーロフ(Gleb Karakulov)はドシエセンターとのインタビューで、ロシアの指導者のパラノイアと安全への執着について語った。同センターは亡命したロシアの実業家、ミハイル・ホドルコフスキー(Mikhail Khodorkovsky)が資金を提供する調査報道機関だ。

カラクーロフによると、サンクトペテルブルク、ソチ、ノボ・オガリョボにあるプーチンの住居のオフィス部分はどれも同じに見えるよう設計されているという。

また、テレビのニュースでプーチンがある場所で会議をしていると報じられていても、実際には別の場所にいたこともあったという。

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