エリザベスは人々の「欲望の対象」だった… キーラ・ナイトレイ、『パイレーツ・オブ・カリビアン』出演を振り返る

キーラ・ナイトレイ、オーランド・ブルーム

『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』より。

Walt Disney Pictures

  • キーラ・ナイトレイは、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで自身が演じたキャラクターは「皆の欲望の対象」だったと語った。
  • ナイトレイはこの時期、「ものすごく窮屈」で「行き詰っている」ように感じていたと話した。
  • 「その後演じた役柄はそこから抜け出そうとするものでした」とナイトレイは振り返った。

キーラ・ナイトレイが映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズで自身が演じたエリザベス・スワンを振り返り、その後は似たような役柄を避けてきたと語った。

「(エリザベスは)皆の欲望の対象でした」とナイトレイは『Harper's Bazaar UK』4月号で語った。

「彼女に闘争心がないわけではないんです。でも、ものすごいおてんば娘が正反対に映るのは興味深かったです」

「ものすごく窮屈でした」とナイトレイは続けた。

「行き詰っているように感じていました。それで、その後演じた役柄はそこから抜け出そうとするものでした」

キーラ・ナイトレイ

『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』より。

Walt Disney Pictures

ナイトレイが初めてエリザベス —— 総督の娘で、オーランド・ブルーム演じるウィル・ターナーが恋心を抱いている相手 —— を演じたのは、2003年公開の『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』だった。

ナイトレイは『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』(2006年)、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』(2007年)、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(2017年)で再びエリザベスを演じた。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズに参加する前は、テレビ映画『レジェンド・オブ・アロー』シリーズでロビン・フッドの娘役で主演を務め、映画『ベッカムに恋して』ではサッカー選手を演じていた。

『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズの合間にナイトレイは『プライドと偏見』(この作品でナイトレイはアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた)や『つぐない』、『アンナ・カレーニナ』といった時代物の映画にも出演している。

ナイトレイは2003年から2008年にかけて、追い詰められているように感じ、「強い無力感」を抱いていたと同誌に語った。

「それをどう表現したらいいのか、わたしには分かりませんでした。自分には理解できないものに閉じ込められているような感覚でした」

キーラ・ナイトレイ

『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』より。

Walt Disney Pictures

ナイトレイは自分自身に対して「ものすごく厳しく」野心的だったと認め、その結果、バーンアウト(燃え尽き症候群)を経験したと語った。

2009年以降、ナイトレイはロンドンやニューヨークの舞台公演に積極的に取り組むようになり、『ザ・ミザントロープ(The Misanthrope)』や『子供の時間(The Children's Hour)』、『テレーズ・ラカン(Thérèse Raquin)』などに出演した。

その一方で、『はじまりのうた』や『エージェント:ライアン』、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』といった映画にも出演している。

最新作は実際に起きた殺人事件をもとにした『ボストン・キラー 消えた絞殺魔』で、ナイトレイは新聞記者のロレッタ・マクラフリンを演じている。映画は3月17日、Huluで公開予定だ。

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