日本テレビ「スッキリ」にて、自身の進退について語った加藤浩次さん。
画像:「スッキリ」ウェブサイト
お笑い芸人の加藤浩次さんは7月24日8時放送の、日本テレビ「スッキリ」の冒頭、7月23日夜に開かれた吉本興業の会長・大﨑洋氏との会談内容を明かした。会談は3時間超にも及んだという。
加藤さんは、7月22日の放送で「経営側が絶対変わらないとダメ」「この状況が変わらないなら、僕は退社します」などと強い口調で吉本興業の経営体制に対する憤りを露わにしていた。
吉本興業・岡本昭彦社長の記者会見を受けた7月23日の放送では「この期に及んで、まだ嘘をついて、ごまかそうとしている」などと、社長の姿勢に対して批判をぶつけた。
会談を受けた7月24日の放送では、会談内容が語られた。芸人側に立つ加藤さんと経営陣の「話し合いは平行線のまま」だったという。
大﨑会長からは、自分の今の体制で吉本を変えていきたいという話があり、「(芸人たちに)こんなこと(謝罪会見)をさせる会社に僕はいられない」と主張する加藤さんとの間の溝は埋められなかったと語った。
大﨑会長は「岡本社長の会見がそんなに悪くない」という認識だったといい、それは「うーん?という感じ」だったと、加藤さんは疑問を呈した。
最終的に、大﨑会長から「この問題を持ち帰らせてほしい」との申し出があり、会談を終えたとした。
くすぶりつづける吉本興業の所属芸人たちが起こした闇営業問題。7月23日にはロンドンブーツ1号2号の田村淳さんも、「(謹慎処分になっている)若手芸人の処遇を優先してほしい」と、吉本上層部に対してのコメントをツイートしていた。
(文・写真、西山里緒)