シンガポール航空のエコノミークラス。
Singapore Airlines
- イギリスの航空サービス格付け会社「スカイトラックス(Skytrax)」は毎年、エコノミークラスが素晴らしい航空会社をランキング形式で発表している。
- 2017年のリストは日本を含むアジアの航空会社が独占していて、トップ20のうち15を占めている。
- スカイトラックスでは、エコノミークラスの食事や座席のランク付けも行っている。
航空会社のランキングと言うと、ビジネスクラスやファーストクラスが注目を集めがちだが、多くの消費者にとって重要なのはエコノミークラスだ。事実、搭乗客の大半がそこで時間を過ごしている。航空会社にとっても、エコノミークラスは、いかに正確に業務を遂行できるかが問われるところだ。
なぜなら、ビジネスクラスやファーストクラスに比べ、狭くて、サービスも少ないエコノミークラスでは、搭乗客にとってフライトが心地良いものになるか、惨めなものになるかは、紙一重だからだ。
座席の硬さがフライトの全てを決定づけることすらある。
イギリスの航空サービス格付け会社「スカイトラックス(Skytrax)」は毎年、エコノミークラスの素晴らしい航空会社をランキング形式で発表している。
同社によると、ランキングのトップに輝いた航空会社のエコノミークラスは「最先端のエコノミークラスに対する顧客満足度の高さ、機内と空港両方でのスタッフのサービス水準の高さが際立っている」という。
ランキングは105カ国、1987万人の旅行者による評価をもとに作られた。世界320以上の航空会社を、搭乗手続きや座席の心地良さ、サービスの質といった49の指標で評価した。
リストはアジアの航空会社が独占している。トップ10のうち9を、トップ20のうち15を占めている。タイ国際航空が1位に輝き、北米の航空会社はトップ20入りを逃した。
また、スカイトラックスでは、機内食と座席の質についても、個別のランキングを作成している。
エコノミークラスの機内食では、タイ国際航空が1位を獲得、ターキッシュ・エアラインズ、アシアナ航空、カタール航空、日本航空(JAL)がそれに続く。シンガポール航空、オーストリア航空、キャセイパシフィック航空、ルフトハンザ・ドイツ航空、エバー航空もトップ10入りを果たした。
座席の質では、日本航空(JAL)がトップで、アシアナ航空、タイ国際航空、大韓航空、シンガポール航空、カタール航空、エバー航空、全日本空輸(ANA)、アエロメヒコ航空、ガルーダ・インドネシア航空がベスト10に選ばれた。
スカイトラックスが選ぶ、世界で最も素晴らしいエコノミークラスを提供している航空会社を紹介しよう。
10位 ルフトハンザ・ドイツ航空
Lufthansa
9位 エバー航空
Facebook/EVA Air
8位 全日本空輸(ANA)
AP
7位 エミレーツ航空
Emirates
6位 日本航空(JAL)
Facebook/ Japan Airlines
5位 シンガポール航空
Singapore Airlines
4位 ガルーダ・インドネシア航空
Flickr/Kentaro IEMOTO
3位 アシアナ航空
Facebook/Asiana
2位 カタール航空
Qatar Airways
1位 タイ国際航空
Flickr/Brussels Airport
[原文:RANKED: The 10 best economy-class airlines in the world]
(翻訳/編集:山口佳美)