起業家全体の中で、女性の割合は約13％。まだまだ少ないのが現状です。それでも、何とか「自分のやりたい仕事がしたい」と夢を追う女性起業家もいます。東京の町工場で起業したのは、ハッピーリスの吉田理恵さん（47歳）。胎教音楽ＣＤや特殊な集音マイクなどあらゆる“音”にまつわる商品を開発・販売しています。
実は、彼女は、かつてミリオンセラーを生んだバンドのメンバーでした。その後、ＣＭ音楽などを手がける作曲家として活躍。これまで音楽で人を幸せにしてきた吉田さんでしたが、そんな彼女の次なる目標は、“音”で人を幸せにできる道具を作ることでした。きっかけは、ファンの死。闘病中のファンの女の子が亡くなったという知らせを聞き、音楽では、人の命までは救えないと思ったそうです。吉田さんは20歳の時、「40歳で起業する」という目標を立てていました。その言葉通り40歳の時に起業。その後も確実に一歩ずつ歩みを進め、新たに開発したのが、「ごっくんチェッカー」という介護商品。のどにオリジナルマイクをあてると、食べ物がきちんと飲み込めたかが“音”でわかるというものです。開発には2年かかりましたが、着実に音を使った道具で人助けする夢を実現しているようです。
明日へのサプリ
大高香世が働く女性に役立つトレンド情報を発信。今回ご紹介するのは、家庭用製麺機『ヌードルメーカー』です。材料となる粉を入れて、スタートボタンを押したら、注ぎ口から食塩を混ぜた水を入れるだけ。うどんやラーメンなど自分好みの硬さの麺が約5分でできあがります。製麺用キャップを交換すれば、麺の太さや形状を変えることもできます。
