ニッポンの総理 岸信介・池田勇人・佐藤栄作~昭和の繁栄を築いた男たち
番組概要
先の見えないコロナ禍で、日本全体が元気をなくしている。そこで、日本が一番元気だった頃の、岸信介、池田勇人、佐藤栄作の3人の総理大臣の功績・人間像を取り上げるとともに、その時代を振り返る。
昨年12月に放送した「田中角栄」に続く第2弾を2時間に拡大して放送する。
番組内容
スタジオ+VTRで、2時間で3人の総理大臣とその時代を振り返る。
岸信介 ~皇太子ご成婚、執念の安保改正、「昭和の妖怪」など
池田勇人~所得倍増計画、失言癖&パフォーマー、東京オリンピック など
佐藤栄作~長期政権を実現した孤高の策士、沖縄返還でノーベル賞 など
彼らが総理を務めた時代を、元番記者、関係者などにインタビュー取材し証言をいただく。また風俗・流行にも触れていく。
予備校の歴史の講義風に進行。テレビ東京秋元玲奈アナウンサーが講師役で進行し、ゲスト講師も招き、生徒役のタレントが話を聞いたり問題に解答したり講師に鋭い質問をぶつけたりする、歴史アカデミック・バラエティ番組。
出演者コメント
伊集院光さん
物心ついて最初に聞いた総理大臣の名前は幼稚園の時の田中角栄総理ですかね。 その直前の3人の総理の話を聞いて、なんか時代の空気感がわかって楽しかったですね。 特に、当時直接取材していた山岸一平(元日本経済新聞で池田勇人総理大臣の番記者)さんの言葉が聞けたのは貴重でしたね。そういう人たちも、今後減っていくわけで、きちんと生の声を聞いて次の時代につなげていきたいですね。 中でも印象に残ったことは、戦争に勝ったアメリカと戦争に負けた日本… 3人の総理大臣たちは、勝ったアメリカの都合で押し付けられる様々なことを、日本政府のトップとしてなんとか折り合いをつけつつ、遂行していかなければいけなかったのかなと。 今後、更に僕が物心ついてくる時代の総理大臣のことも知りたいですね。 今回、池田勇人首相のブレーンとして少し登場した大平正芳(元首相)に興味をもちました。 中学生だったので、消費税と急逝のイメージくらいしか無いので、もっとよく知りたいなと。 大平正芳に限らず、一時代を見ると、数珠つなぎで「総理」が見たくなるんだなと・・・。 一回一回どこで切るかは難しいけれど、シリーズで見せて欲しいです。 |
尾木直樹先生
今回の内容は、まさに激動の戦後史で、どの出来事も僕が体験したりリアルタイムにニュースで見たもの。 自分の歴史も振り返ることができました。 3人の総理の中では、やはり池田勇人が好き。 所得倍増計画を有言実行で成し遂げました。 でも病気など、ちょっとしたことで運命が変わることも知らされました。 団結力で様々な困難を乗り越えた、あの時代の苦労の上に今の日本があります。 でもこのコロナ禍をどう乗り越えるでしょう。 菅総理にもがんばってもらいたいものです。 |
井上咲楽さん
私は今の政治しか見ていないので昔の政治の話についていけるか不安でしたが、聞けば聞くほど今の政治とリンクしました! こんなルーツがあって現代で活躍しているこの人はこういう考えなんだ! とピンとくる場面がたくさん出てきました。 今後はより深く政治や文化を見られるようになると思います! 令和の時代を生きぬく若者にこそ、ぜひ見てほしい番組です。 |
出演者
【ゲスト】
尾木直樹、伊集院光、井上咲楽
山岸一平 (元日本経済新聞社政治部)
【VTR出演】
深川誠 (元日本経済新聞社政治部)
山田登 (元日本経済新聞社政治部)
早野透 (元朝日新聞社政治部)
佐藤龍太郎(佐藤栄作長男)
【進 行】
秋元玲奈(テレビ東京)
【ナレーター】
池谷実悠(テレビ東京)