メインコンテンツにスキップ

アジアで必見の音楽フェスティバル10選


読了3分
2023年4月24日
旅ナカ体験
お祭り・フェスティバル
音楽

心に残るような旅をお望みなら、友人や家族、初めて会う人と一緒に曲に合わせて思いっきり体を動かす、音楽フェスティバルに参加してみるのはどうでしょうか。新しいアーティストの発掘から思い出作りまで、一瞬一瞬を最大限に楽しむのにぴったりな体験となること間違いありません。

本記事では、注目ポイントや近くの滞在先の情報と併せて、アジアで最高にアツい音楽フェス10選をご紹介します。

ウィー・ザ・フェスト(We The Fest)

何万人ものファンが集う音楽の祭典、ウィー・ザ・フェスト

2023年の日程:7月21日~23日
開催地:ジャカルタ(インドネシア)

7月末にジャカルタで開催されるウィー・ザ・フェストは、音楽だけにとどまらない大規模なサマーフェスです。2023年はザ・ストロークスやルイス・キャパルディなどのビッグスターが登場するだけでなく(過去にはロードやSZA、デュア・リパ、Kポップスターのエリック・ナムなどが参加)、アートやファッション、グルメにもフォーカスしているのが特徴的。

複数のゾーンに分かれた会場ではインドネシアの首都の活気に満ちた文化を体感でき、「イーツ&ビーツ(Eats & Beats)」エリアではトウキョウ・べリー(Tokyo Belly)のラーメンのほか、担々麺やおいしい郷土料理も味わえます。また、壁画や展示、WTFシネマクラブ、インスタレーション、無料のワークショップなどのアートイベントもチェックするのもお忘れなく。夜はジャカルタ中心部のアシュリー タナー アバン(Ashley Tanah Abang)に滞在し、ゆっくりと休みましょう。

グッド・バイブス・フェスティバル(Good Vibes Festival)

グルメと世界的に有名なライブを満喫できるグッド・バイブス・フェスティバル(画像クレジット:©All Is Amazing)

2023年の日程:7月21日~23日
開催地:クアラルンプール(マレーシア)

2023年に満を持して10周年を迎えるグッド・バイブス・フェスティバルは、世界的に有名なアーティストと息を吞むような舞台演出を楽しめる多彩なフェスです。クアラルンプール国際空港のすぐそばのセパン・インターナショナル・サーキットで開催され、2019年にはロンドンを拠点とする世界的な音楽ブロードキャスティング・プラットフォーム、ボイラー・ルームがこのフェスでマレーシアデビューを果たしています。そして今年は、ザ・ストロークスとThe 1975がヘッドライナーを務める予定です。

2人のライブDJのパフォーマンスがヘッドフォンにストリーミングされるサイレントディスコから、地元のグルメフードの屋台や地元のデザイナーが参加するファッションエリアまで、幅広いエンターテイメントを提供する特別ゾーンもあります。宿には、フェス会場のすぐそばにあるサマ サマ ホテル KLIA(Sama Sama Hotel KLIA)がおすすめです。

フジロックフェスティバル

緑豊かな環境とともに音楽に浸れるフジロックフェスティバル(画像クレジット:©宇宙大使☆スター)

2023年の日程:7月28日~30日
開催地:苗場スキー場(日本)

フジロックは日本最大の音楽フェスで、近年の来場者数は約15万人にも上ります。名前に「フジ」とあるものの、会場は富士山ではなく新潟県にある苗場山の麓であり、東京からわずか数時間でアクセスでき、新宿とフェス会場を結ぶ有料の直行バスも運行しています。霧がかかった丘陵地帯と透き通った川が織りなす美しい風景の中、スター勢ぞろいのラインナップを楽しめます。過去にはオアシス、レディオヘッド、LCDサウンドシステム、ビョーク、エイフェックス・ツイン、ゴリラズなどが参加しており、2023年はヨ・ラ・テンゴ、フー・ファイターズ、リゾなどが出演する予定です。

会場はかなり広いため、端のステージへの移動に備えて多少歩けるように準備しておきましょう(ステージのひとつは、フェスのメイン会場からゴンドラで移動したところにあります)。心を奪われるような景色の中を歩き、自然の中に身を置くことで非日常的な雰囲気をさらに満喫でき、大自然の丘陵地で3日間キャンプを楽しんだらもう帰りたくなくなってしまうこと請け合いです。東京に滞在する間は、スタイリッシュなザ ノット 東京新宿に泊まるのはいかがでしょうか。

サマーソニック・フェスティバル

ファンがひしめくスタジアムで圧巻のライブを堪能できるサマーソニック(画像クレジット:©SUMMER SONIC)

2023年の日程:8月19日~20日
開催地:大阪&千葉(日本)

サマーソニック大阪と、東京のすぐ東の千葉の2会場に分かれて2日間にわたって開催され、いずれの会場でも観客を魅了する豪華なラインナップを楽しめます。王道で多様なジャンルのアーティストが名を連ね、過去にはリアーナなどの名だたるポップスターがヘッドライナーを務めています。2023年は、ブラー、ケンドリック・ラマー、リアム・ギャラガーが出演予定です。

フェスでは音楽以外にも、アーティストによるライブの絵画デモンストレーション、美術展、マッサージ、ゲーム、映画、サイレントディスコも楽しめます。大阪会場に行く場合、滞在の拠点としてホテルロイヤルクラシック大阪が要チェックです。

ウルトラ(Ultra)

音楽とともに、美しい光の演出が参加者を魅了するウルトラ

2023年の日程:会場により異なる
開催地:地域全体(台北、上海、バリ、シンガポール、バンコク、マニラ、ムンバイ、香港、ソウル)

ウルトラは1999年8月にマイアミで初開催されて以来、世界各地に会場を広げています。現在では上海シンガポールバンコクソウルなどの世界各地の都市で様々なイベントが開かれているため、ますます多くの選択肢から世界トップクラスのフェスを選べるようになりました。

音楽だけでなく、活気に満ちた雰囲気や作り込みの素晴らしさ、花火や光を駆使した大規模な演出でも高く評価されているため、フェス通もきっと感動するはず。来年のウルトラ・コリアに参加するなら、シグニエル ソウル(Signiel Seoul)に滞在してフェス明けの身体を素早く回復させましょう。

S2Oソンクラーン・ミュージックフェスティバル(S2O Songkran Music Festival)

大量の水を浴びて爽快に過ごせる、タイのS2Oソンクラーン・フェスティバル(画像クレジット:©S2O Festival)

2023年の日程:4月13日~15日
開催地:バンコク(タイ)

S2Oフェスティバルソンクラーンと呼ばれるタイの旧新年に合わせて、4月中旬に3日間にわたって開催されます。タイの各地で毎年行われるこのお祝いでは、世界最大規模の水かけ合戦に加わろうと水鉄砲を持った人々がタイ中の通りを埋め尽くし、なかでもバンコクは特に盛り上がる場所の一つです。カオサン通りで水鉄砲を撃ち尽くしたら、公式のミュージックフェスティバルでさらに思い出に残る体験を楽しみましょう。

バンコクのライブパーク・ラマ9で開催されるこの大規模なイベントにはEDMの大物DJやプロデューサーが登場するため、とっておきの環境でお気に入りのアーティストのライブを観る絶好の機会と言えます。夜は美しいデザインのホステル、タムニ(Tamni)が提供する都会のオアシスのような個室で過ごしてみてはどうでしょうか。

クロッケンフラップ(Clockenflap)

イギリスのロックバンド、アークティック・モンキーズなどが観客を虜にするクロッケンフラップ(画像クレジット:©Clockenflap)

2023年の日程:3月3日~5日、12月1日~3日
開催地:香港

香港が誇るきらびやかな高層ビルで埋め尽くされたスカイラインほど、フェスの背景にうってつけなものはありません。そして、セントラル・ハーバーフロントで催されるクロッケンフラップは、周辺を見渡せる最高のロケーションを誇ります。クロッケンフラップ・ミュージック&アーツ・フェスティバルは香港の一年で最高の週末と謳われ、3日間にわたって盛大に開催されます。

様々な見どころや音楽が光る大興奮のフェスティバルで、アークティック・モンキーズやウータン・クラン、マッシヴ・アタック、ボンベイ・バイシクル・クラブなどのヘッドライナーがステージを飾る予定です。香港では高評価のK11 アルトゥス(K11 ARTUS)に泊まりましょう。

イッツ・ザ・シップ(It’s The Ship)

公海でのクルーズを楽しみながら、お気に入りの音楽に合わせて盛り上がれるフェス(画像クレジット:©It's The Ship)

2023年の日程:3月8日~10日
開催地:シンガポール~プーケット~シンガポール

音楽フェスティバルのワイルドな体験に快適さやラグジュアリー感をプラスしつつ、船上での高揚感も合わせて楽しみたいなら、イッツ・ザ・シップは外せません。イッツ・ザ・シップはクルーズ船上で開催されるアジア最大のユニークな海上フェスで、シンガポールを出発してタイのプーケットに向かい、その後戻ってくるという3日間のイベントです。

フェスティバルのメインはEDMですが、船の様々なステージで別のジャンルのパフォーマンスも行われています。アジア内外の有名なアーティストの音楽にのってパーティーを楽しんだら、自分のスイートに戻ってバルコニーで海の景色を眺めながらリラックスすることも。フェスティバルの後は、シンガポールのマリーナ ベイ サンズ(Marina Bay Sands)での滞在を堪能しましょう。

ワンダーフルーツ(Wonderfruit)

夕暮れとともに、会場が魔法のような雰囲気に包まれるワンダーフルーツ

2023年の日程:後日発表
開催地:パタヤ(タイ)

ワンダーフルーツはアートと音楽、クリエイティブな分野を融合させつつ、環境サステナビリティと社会的責任を組み込んだプラスチック・フリーの印象的なイベント。タイのパタヤにある美しい緑地、サイアム・カントリークラブで開催されます。また、その革新的なワークショップや体験、全体的なアプローチから「アジアのバーニングマン」とよく例えられています。

5日間にわたるこのイベントでは、燦燦と降り注ぐ太陽、そうそうたるミュージシャンのラインナップ、草間彌生などの世界的に有名なアーティストがフェスティバルのために作った構造物、地元の絶品タイ料理などを満喫できます。また、かつての風景を丁寧に再現した「先祖の森(Ancestral Forest)」といった見どころも。加えて、ミシュランの星を獲得したシェフや地元のシェフがオープンエアのキッチンで調理する様子を見られる、「ご馳走の劇場(Theatre of Feasts)」は見逃せません。フェスティバルの後は、絶景を望むプールが特徴のジ エッジ セントラル パタヤ(The Edge central pattaya)に滞在しましょう。

ジャカルタ・ウェアハウス・プロジェクト(Djakarta Warehouse Project)

夜空を照らす花火の演出で、躍動感がさらに高まるジャカルタ・ウェアハウス・プロジェクト

2023年の日程:後日発表
開催地:ジャカルタ(インドネシア)

何年も前に倉庫でのナイトクラブ・イベントとして始まったこのフェスティバルは、毎年恒例のアジア最大規模のダンスミュージック・フェスティバルへと成長しました。ジャカルタ・ウェアハウス・プロジェクト(DWP)は毎年12月に2日間にわたってインドネシアの首都、ジャカルタを明るく照らし出し、幅広いエレクトロニック・ミュージックのスターたちが登場します。

過去のイベントでは、メジャー・レイザーの曲でゾーブボールに入ったディプロが観客の上を転がるパフォーマンスを見せたり、ディスクロージャー、ティエスト、ジェイミー・ジョーンズ、ポーター・ロビンソンなども出演しています。ネオンライトや花火、精巧なステージデザイン、そして充実したフードコートが揃った見事なイベントで、スムーズな運営とアップビートなパーティー感を求め、毎年参加したくなることでしょう。滞在先には評価の高いアシュリー タン メンテン ジャカルタ(Ashley Tang Menteng Jakarta)をセレクトすれば、思い出に残る旅となるはずです。