「困ったらブルードットグリーンに聞けばいい」
そんな安心感の下、スムーズに目標も達成

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    そんな安心感の下、スムーズに目標も達成

通信事業者の一次代理店として国内最大手のティーガイアは、携帯電話の販売を手がけるモバイル事業を柱に、多様な事業を展開しています。

また、脱炭素へ向けた取り組みとしては、2040年のカーボンニュートラルを目標に掲げ、再生可能エネルギー事業にも力を注いでいます。

サステナビリティ経営のさらなる強化に向け、ブルードットグリーンのサービスをいかに活用したのでしょうか。

サステナビリティ推進部のお三方に伺いました。

コーポレートガバナンス・コード改定による「TCFDの情報開示」が課題に

株式会社ティーガイア サステナビリティ推進部長
熊倉 良忠さん

“ティーガイア様の事業とサステナビリティへの取り組みについて教えてください。”

当社の事業は、「モバイル事業」「ソリューション事業」「決済サービス事業他 」の3分野に分かれており、中核となるモバイル事業では、キャリアショップと呼ばれる通信会社の直営店や家電量販店内などの店舗において、携帯電話やスマートデバイスなどを販売しています。また、ソリューション事業では、スマートデバイスを核に企業のICT化を支援。決済サービス事業他では、オンライン決済に利用するプリペイドカードの販売などを手がけています。

事業を展開する中で、昨今は特にサステナビリティへの意識を高くもつ必要性を感じるようになり、2021年に立ち上げたサステナビリティ委員会を中心に「サステナビリティ方針」を策定。2040年のカーボンニュートラルという目標を掲げて取り組みを進めているところです。同時に、再生可能エネルギーの開発・提供とコンサルティングを手がけるグループ会社の「TGパワー」を通じて、社会の脱炭素化にも注力してきました。2022年には、「サステナビリティ推進部」も発足させ、さらなる取り組みの強化を図っています。

こうした取り組みを進めていく中で、いよいよ外部の専門家の必要性を痛感したきっかけの一つとして、2021年6月の東京証券取引所のコーポレートガバナンス・コード改訂が挙げられます。ご存知のとおり、この改訂により気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に準じた情報開示が求められるようになったわけですが、このような専門性の高い分野について、自力で的確な情報を収集するのは極めて難しく、また何から手を付けるべきかの見当もつきません。同じく環境関連情報の開示を求めるCDPへの回答も、かねてより対応の必要性を感じていたこともあり、複数の外部支援企業にご相談させていただくことになりました。

豊富な実績、充実した伴走支援、スピーディーかつ柔軟な対応が決め手に

“ブルードットグリーンのサービス導入の決め手はどんなところにありましたか。”

ブルードットグリーンには、前述した当社グループのTGパワーがJ-クレジットの認証でお世話になっていました。このようなサービスのほかにも、TCFDの開示支援やCDPの回答支援をはじめ、多彩な環境経営コンサルティングサービスを提供しているのを知り、そのサポート内容について詳しくうかがうことにしました。

結果、導入の決め手となったのは、「CDPのスコアリングパートナー(現在は気候変動コンサルティングパートナー)として多数の企業の環境経営をサポートした実績があること」「充実したチーム体制を組んで伴走しながら支援してもらえること」「当社側の要望に応じてスピーディーに対応してもらえること」。この3点が他社様の支援内容よりも充実しているという判断に至り、まずはTCFDやCDPの開示・回答支援からお願いすることにしました。

当社は事業領域が幅広く、その内容も複雑であるため、外部にコンサルティングを依頼する場合、その前提となる事業内容のキャッチアップに時間を割かれるケースが多くなります。その点、ブルードットグリーンは素早く当社のビジネスを理解し、その上で産業界全体のトレンドを見据えながら状況に即したサポートを提供してくれたのが印象的でした。

また、例えばCDPへの回答などでも、多数の企業の支援をされる中で得た知見を生かし、回答のポイントや留意点、具体的な回答サンプルを作成していただくなど、常に期待以上のサポートをしていただいたと感じています。そのほか、本来は担当業務外に当たるかもしれないような相談にも、丁寧かつ親身になって応じていただけたのは、素人同然だった当時の私たちにとって非常に心強いサポートでした。

株式会社ティーガイア サステナビリティ推進部 
サステナビリティ戦略チーム
前田 裕哉さん

サステナビリティ活動の勘所をつかみ、社員の意識も向上

“サービス導入の成果と、その後の波及効果についてはどうお考えですか。”

手厚い支援のおかげもあって、希望通りのタイミングでTCFDに基づく情報開示を行うことができ、またCDPへの回答に関しては、目標だったマネジメントレベル「B-」のスコア認定を受けることができました。これらを自社だけで達成するのはまず不可能だったでしょう。常に気兼ねなく相談に応じていただけたため、何かあっても「ブルードットグリーンなら、何かしらの答えやアイデアを持っているだろう」という安心感の下で仕事を進めることができました。

また、TCFD開示に向けた機会・リスクの分析などを通じて、「数百にも及ぶ店舗が全国に広がっていること」が、当社がサステナビリティを推進する上での大きな強みとなり、またリスクにもなり得る勘所だということを改めて確認できました。この気づきを踏まえ、各店舗への太陽光パネル敷設といった従来の取り組みをさらに強化していくとともに、店舗の電力を非化石エネルギーに切り替えるべく、関連部署との話し合いを進めているところです。また、再認識した事実に基づき、「各店舗が当社の社会貢献活動の基盤である」という趣旨の社長メッセージを発信したことで、店舗スタッフのモチベーションアップにもつながりました。

株式会社ティーガイア サステナビリティ推進部 
サステナビリティ戦略チームリーダー
笠原 奈生香さん

加えて、2040年カーボンニュートラル目標を、社長から全社員へ向けて告知しました。以降、営業現場から環境対応の具体的な取り組みアイデアが寄せられたり、恵まれない子どもたちに給食を届けるCSR活動の一つ「TABLE FOR TWO」への参加希望者数が過去最多になるといった変化もありました。全社のサステナビリティ意識が着実に高まっていることを実感しています。

今後はいよいよ「実践」中心のフェーズへ

“最後に、今後の取り組みへの抱負をお聞かせください。”

事業活動を通した環境・社会貢献としては、再生可能エネルギー事業を手がけるTGパワーの事業をさらに伸ばして、脱炭素社会の実現に貢献できればと考えています。また、全国に広がるキャリアショップなどを拠点としながら、デジタル格差の解消につながる移動携帯ショップを活用したスマホ教室などの社会貢献活動もより強化していきたいですね。

サステナビリティ対応については、ブルードットグリーンの支援を得て、当社の現状把握と情報開示を行い、活動の基盤が整いました。次はいよいよ各種対策をより強力に推し進める「実践」中心のフェーズに入ることになります。社員一人一人がサステナビリティ関連の課題をどれだけ「自分ごと化」できるかが今後の浸透の鍵になるでしょう。

困ったことがあれば、またブルードットグリーンに協力を仰ぎたいと考えています。環境やサステナビリティという今後の社会において欠かせない専門領域において、なんでも相談できるパートナーが得られたのは大きな収穫です。このほか、第三者認証の取得や、当社に適した温室効果ガスの削減手法などについても、ブルードットグリーンを含む外部との客観的な意見交換を基に検討していければと考えています。

改めて、TCFDの開示やCDPの回答では、ブルードットグリーンに産業界全体の水準や先進的な取り組みを踏まえ、自社にとってベストの方向性と具体的な方法を示してもらえて本当に助かりました。プロジェクトを一旦終えた今も定期的に情報交換を行っており、これからも引き続き両社のパートナーシップを強化していければ幸いです。

[企業紹介]
株式会社ティーガイア
https://www.t-gaia.co.jp/

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