タイが同性婚合法化に前進、下院が法案可決-セター政権の重要政策
Patpicha Tanakasempipat-
上院での可決と国王の承認が得られれば成立-年内にもプロセス完了
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法改正施行でタイは18歳以上の同性パートナーの婚姻届を承認する
タイ下院は27日、同性婚を認める法案を可決した。東南アジアで初めてゲイやレズビアンのカップルに婚姻権を保障する国に近づいた。
議員定数500人の下院はこの日の最終読会で、いわゆる「結婚の平等」法案を承認。民商法を改正する同法案は約400人の議員が賛成し、10人が反対、5人が棄権または投票しなかった。
法案は今後、上院での可決と国王の承認が得られれば成立する。国王による承認後、王室官報に改正民商法が掲載され、120日後に発効する。このプロセスは年内に完了する見込み。
法改正施行により、タイは18歳以上の同性パートナーの婚姻届を承認するとともに、相続や税控除、養子縁組などの権利も認める。
セター首相はこの法案を政権の重要課題としている。法案支持者らはLGBTQフレンドリーな旅行先としてのタイの評判も高まると期待している。
原題:Thailand Parliament Approves Bill to Legalize Same-Sex Marriage (抜粋)
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