米国へのテロ脅威、「まったく異なるレベル」に達した－ＦＢＩ長官

米国に対するテロの脅威は昨年10月７日にイスラム組織ハマスがイスラエルを急襲する前からすでに高まっていたが、今では「まったく異なるレベル」に達したとレイ米連邦捜査局（ＦＢＩ）長官が述べた。

　　レイ長官は12日、下院情報委員会で米国が直面する脅威について年次の説明を行い、さまざな外国のテロ組織が「長らくなかったやり方での米国攻撃」を呼び掛けていると証言。中東での呼び掛けに応じた単独犯による暴力的な攻撃リスクも、ＦＢＩは懸念していると述べた。この説明には他の米情報当局者も同席した。 

　　「今はパニックに陥る時ではなく、リスクを考慮して警戒を強める時だ」と長官は述べた。

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　　米情報機関が合同でまとめたリポートは、ハマスによるイスラエルへの武力抵抗は何年も続く可能性が高いと分析。「ガザ地区の紛争は世代を超えてテロリズムに影響を与える可能性が高い」と予想した。イスラエルのネタニヤフ首相はハマスを壊滅させると宣言している。

　　また昨年10月７日の急襲について、「イランの指導者らは指揮しておらず、事前に把握もしていなかった」とリポートは述べた。

原題：Terrorist Threat to US at ‘Whole Other Level,’ FBI’s Wray Warns（抜粋）