コンテンツにスキップする
Subscriber Only

日比首脳会談、軍事・インフラ関係強化で合意-影響力高まる中国念頭に

  • 自衛隊派遣の円滑化や鉄道事業向けの円借款など7項目で合意
  • マルコス大統領、住友電工などの幹部とも会談-投資確約を取り付け
Philippine President Ferdinand Marcos Jr

Philippine President Ferdinand Marcos Jr

Photographer: FABRICE COFFRINI/AFP

岸田文雄首相は9日、フィリピンのマルコス大統領と官邸で会談。中国の影響力が高まる中、米国の同盟国である日本とフィリピンは軍事およびインフラを巡る両国の関係を強化することで合意した。

  マルコス大統領が就任後に東京を訪問するのは今回が初めて。外務省によれば、フィリピンでの人道的活動に自衛隊を派遣する際の手続き円滑化を含む7項目で両国政府が合意した。フィリピンの通勤鉄道事業の一部を対象にした円借款も合意項目に含まれている。

  マルコス大統領は首脳会談に先駆けて日本企業の幹部と会談し、半導体とエレクトロニクス分野で数十億ペソ相当の投資確約を取り付けた。大統領の広報局が具体的な金額に言及せず明らかにした。マルコス氏は日本航空電子工業、セイコーエプソン、住友電気工業などの幹部と会談した。

原題:US Allies Japan, Philippines Boost Ties Amid China Concerns (2)

(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE