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ブラックロック幹部が米財務省上級顧問に-政権との緊密な関係際立つ

米ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者

米ブラックロックのラリー・フィンク最高経営責任者

Photographer: Hollie Adams/Bloomberg

米財務省でロシアおよびウクライナ関連の経済問題を扱う上級顧問として、米資産運用会社ブラックロックのマネジングディレクターでサステナブル投資・マルチアセット戦略調査責任者を務めたエリック・バン・ノストランド氏が加わることとなった。

  事情に詳しい関係者が明らかにしたもので、同社とバイデン政権との緊密な関係を際立たせる新たな事例となった。ハリス次官補(経済政策担当)の直属となり、15日から勤務を開始する予定。バン・ノストランド氏とブラックロックはコメントを控えた。

  バイデン氏は2020年11月の大統領選で勝利した直後、現在は国家経済会議(NEC)委員長を務めるブライアン・ディース氏と、財務副長官のアデワレ・アデエモ氏の元ブラックロック幹部2人を新政権に起用した経緯がある。このほか、同社の最高投資ストラテジストだったマイク・パイル氏はハリス副大統領の首席経済顧問として政権に加わり、現在は対ロシア制裁で中心的な役割を果たしている。

参考記事

原題:

Biden Ties to BlackRock Deepen With Latest Treasury Hire(抜粋)

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