インドのペイティーエム株が大幅続落、IPO後の下落率は30%強に
Saritha Rai、Nupur Acharya-
22日に10%強下落、上場初日の18日には27%の大幅安
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インドで最大規模のIPO実施に無理をしすぎたとの批判の声も
インドの電子決済サービス会社ペイティーエム(Paytm)を運営するワン97コミュニケーションズの株価は22日に大幅続落。25億ドル(約2850億円)規模の新規株式公開(IPO)を実施した同社は上場初日の18日に27%の大幅安を記録していた。
上場から2営業日目の22日には10%強下落し、IPO価格に比べて30%強の値下がりとなっている。同社株を購入していた個人投資家のほか、ブラックロックやカナダ年金制度投資委員会(CPPIB)といった世界の機関投資家が打撃を受けている。19日のインド市場は祝日で休場だった。
ワン97はインドで最大規模のIPOを実施した。しかし上場初日の大幅安を受け、同社や投資銀行担当者にはIPOで無理をしすぎたとの批判が高まっている。創業者のヴィジェイ・シェカール・シャルマ最高経営責任者(CEO)は石炭会社コール・インディアが2010年に付けたIPO記録を上回りたい考えを以前から表明していた。
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原題:
India’s Paytm Tumbles Again After First-Day IPO Flop (2)(抜粋)
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