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ピカソ「青の時代」の肖像画、約47億円で落札-ロンドンの競売

パブロ・ピカソが「青の時代」に 描いた男性の肖像画が23日夜、ロンドンで開かれたオークションで、 3480万ポンド(約47億円)で落札された。クロード・モネの作品は 収集家らが落札に踏み切れず、購入されなかった。

ピカソの「アンヘル・フェルナンデス・デソト氏の肖像」(1903 年)はバルセロナの酒場で座っている若いスペイン人の芸術家を描いた 作品。英クリスティーズ・インターナショナルが開いたオークションに は、このほかモネの「スイレン」シリーズの作品など印象派や現代絵画 63点が出品された。ピカソとモネの作品の予想落札価格はいずれも 3000万-4000万ポンドだった。

ピカソの作品が電話による入札者に落札された後、モネの作品は落 札されず、会場にはため息が漏れた。一部のディーラーの間では、モネ の作品が、この画家の作品や印象派の作品、オークションの出品作とし ても過去最高値で落札されると予想されていた。

フランスのデータベース、アートプライスによると、ピカソの作品 のオークションでの落札総額は2009年、1億2100万ドル(約110億 円)に達し、世界首位に輝いた。

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