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とんぼ玉とは?/ホームメイト

製作者によって、一つひとつ個性的な風合いをかもし出す、ガラスで作られた手作りの「とんぼ玉(蜻蛉玉)」は、専門の美術館などもあり、世界中で作り続けられているガラス細工です。これらは装飾品や鑑賞品として親しまれています。

ここでは、「とんぼ玉(蜻蛉玉)」に関する情報をご紹介します。

「とんぼ玉」とは?

「とんぼ玉」とは?

「とんぼ玉」とは、一般的に色ガラスで色々な模様を溶かし込んだ、紐を通す穴が空いた手作りのガラス玉の総称です。直径1cm~4cm程度の大きさの物が多いです。

美しい色彩と模様、ガラス細工でありながら温かみのあるのが大きな特徴で、手作りならではの味わいと製作者の個性が表れ、2つとして同じ物がありません。

「とんぼ玉」の呼び名

「とんぼ玉」の呼び名

とんぼ玉は、丸い模様のついたガラス玉がトンボの複眼(目玉)に似ていることから「とんぼ玉(蜻蛉玉)」と呼ばれるようになったと言われています。

この名称は日本独自の呼び名で、外国では「Glass Beads(ガラスビーズ)」や「Eye Beads(アイビーズ)」、「玻璃珠(はりす)」「琉璃珠(るりだま)」などとも呼ばれています。

現在の日本製のとんぼ玉は、「Japanese Lamp Beads(ジャパニーズランプビーズ)」と呼ばれ、欧米でも親しまれています。

「とんぼ玉」の歴史

「とんぼ玉」の歴史

とんぼ玉の歴史は古く、今から3,500年も前からメソポタミヤやエジプトで装飾品として作り始められ、現在でも世界各地で作製されています。

日本では古墳時代の副葬品として出土されており、エジプトからの輸入品と考えられています。

また、奈良時代には製法が伝えられ、国内でとんぼ玉が作られていたと考えられています。

江戸時代には、様々な技巧を凝らした「江戸とんぼ玉」と呼ばれるガラス玉が作られ人々に親しまれていましたが、「贅沢禁止令」によりガラス細工も禁止となり、伝統の技法が途絶えてしまいました。

その後、明治時代になるとガラス細工の技法が伝わり、江戸とんぼ玉や外国産のとんぼ玉を参考に復元が行なわれました。

そして現代でも、とんぼ玉は多くの作家をはじめ、手軽に自宅でできる工芸として一般の人々へも広がり、主に観賞用やアクセサリーとして人々を魅了し続けています。

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