スポーツトレーナーとは?資格、仕事内容、年収を解説

スキルアップ 更新日 2023.09.05
スポーツトレーナーとは?資格、仕事内容、年収を解説

目次

スポーツ選手が心身ともにベストの状態で力を発揮できるよう、健康管理やコンディション調整を行うスポーツトレーナー。トレーニング方法だけでなく、怪我の処置やメンタルの整え方など幅広い知識とスキルが求められる職業です。

今回は、スポーツトレーナーの仕事内容や持っていると有利な資格、年収などについてご紹介します。
スポーツトレーナーへの就職や転職を考えている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

スポーツトレーナーとは


スポーツトレーナーとは、スポーツ選手が最高のコンディションで競技や試合に参加できるようにサポートする仕事です。健康や栄養管理、応急手当やメンタルケアなどの専門的な知識を持つコンディション調整のプロ。まさにスポーツ選手を支える「縁の下の力持ち」といえるでしょう。

スポーツトレーナーはプロのスポーツチームや実業団、高校や大学の運動部だけでなく、地域のスポーツジムやトレーニングセンターでも活躍しています。

高齢化社会が進み、人々の健康意識が高まっている現代においては、健康的な身体づくりについて一般の方へのアプローチが期待されています。今後は学校や企業、地域のコミュニティにおけるスポーツトレーナーの需要が増えていくかもしれません。


スポーツトレーナーの仕事内容


スポーツトレーナーの仕事内容は、プロスポーツ選手、学生、一般の方などサポートする対象によって異なります。しかし、一人ひとりのコンディションに合わせた調整が重要であることに変わりはありません。

ここでは、スポーツ選手を担当するスポーツトレーナーの例をご紹介します。

トレーニング指導


体質やトレーニングの目的を把握し、運動能力を高めるための一人ひとりに合ったトレーニングプランを作成します。

怪我の応急処置


競技中に起こった怪我の応急手当を行い、必要であれば病院受診をすすめます。怪我によって気持ちが落ち込んでいる選手のメンタルケアも大切な役割です。

リハビリテーション


リハビリテーションは、怪我をした選手を元のコンディションに戻すための大切な作業です。選手にとって非常につらい時間であることから「このトレーナーについていけば大丈夫」と思わせる信頼関係を築く必要があります。

メンタルケア


選手のメンタルケアも、スポーツトレーナーの重要な役割です。なかには「活躍しなければ」という焦りから、怪我や体調面の問題をかくす選手もいます。日ごろから選手の様子をよく観察し、心を安定させる声かけや接し方などのコミュニケーションが必要です。


このように、スポーツトレーナーの仕事内容は多彩であり、選手をサポートするための豊富な知識とスキルが求められます。選手生命を長く維持するために、長期的なスキルアップを見越したトレーニングやメンタル調整法を提案することが大切です。


スポーツトレーナーの種類


スポーツトレーナーの業務は非常に多いため、働く環境によっては仕事内容が細分化されており、次のような5つの種類が代表的です。

アスレティックトレーナー


アスレティックトレーナーは、選手の怪我や不調に対する応急処置や予防のためのサポートを行います。柔道整復師やマッサージなどの資格を持っているスポーツトレーナーが多いようです。

コンディショニングトレーナー


選手の筋力や瞬発力、持久力などをレベルアップするためのトレーニングプランを作成し、運動機能を向上させるのがコンディショニングトレーナーの役割です。

メディカルトレーナー


メディカルトレーナーは、怪我や病気のために休んでいる選手を対象に、療養中のトレーニング指導や生活管理をサポートします。

ストレングストレーナー


常に最高のパフォーマンスができるようなトレーニングプランを作成するのがストレングストレーナーです。筋力や身体づくりのメニューを中心的に行います。

フィットネストレーナー


フィットネストレーナーとは、年齢や体格、性別などを考慮し、科学的根拠に基づいた個別のトレーニングプログラムを作成する仕事です。

主に、スポーツジムやフィットネスクラブで運動を行っている人を対象に活動しています。


スポーツトレーナーが持っていると有利な資格


これまでご紹介したように、スポーツ選手のベストコンディションを引き出すスポーツトレーナーは、怪我の予防やリハビリ、メンタルケアについて豊富な知識を持たなければなりません。

そのため、専門的な資格を持っているスポーツトレーナーは即戦力として期待され、選手に対して質の高いサポートを提供できます。

スポーツトレーナーの現場で役立つ資格には、理学療法士や柔道整復師があげられます。

理学療法士


厚生労働省が認可する国家資格であり、運動機能を回復するための身体リハビリテーションを専門に行う仕事です。医療や介護の現場だけでなく、今後はスポーツの分野においても活躍が期待されています。

柔道整復師


柔道における「整復法」を用いた施術を行うために必要な国家資格です。脱臼や骨折の対処に強く、スポーツの現場でもスキルを活かせるでしょう。

また、既にいずれかの資格をお持ちの場合、ご自身のスキルアップに向けスポーツトレーナー分野のスクールで整体等の技術を学ぶことで、より専門的かつ即戦力となるスポーツトレーナーとして技術を提供することができます。


スポーツトレーナーの年収は?


スポーツトレーナーの年収は、働く環境や仕事内容によって幅があります。

たとえば、スポーツジムの正社員として働くスポーツトレーナーの年収はおよそ300〜400万円といわれています。企業の実業団で働く場合は、スポーツジムの正社員より給与水準がやや高い傾向です。

さらに、プロのスポーツチームとの契約では経験や能力を考慮されるケースが多くなり、300〜1,000万円と得られる収入が大きく変わります。プロスポーツ選手との専属契約を結んだスポーツトレーナーは、収入が1,000万円を超える場合もめずらしくありません。

このように、スポーツトレーナーの年収には働く環境によって大きな差があります。スポーツジムなどでアルバイトとして働くこともできるので、本格的に就職する前に現場を経験してみるのも良いのではないでしょうか。


スポーツトレーナーになるには?


スポーツトレーナーになるには、スポーツ系の学部がある大学や短大、専門学校への進学が望ましいとされています。

スポーツトレーナーに特別な資格は必要ありませんが、人体の仕組みや医学的な知識、スポーツやトレーニング理論など、スポーツ選手をサポートするための勉強は必須です。

応急手当やリハビリテーションの手技を身につけるため、理学療法士や柔道整復師の資格取得につながる学校を選ぶのも良いでしょう。

しかし、どんな知識も学んだだけでは役に立ちませんね。まずはスポーツトレーナーとしての実績づくりを最優先に考えながら、スポーツジムや整体院で経験を積みましょう。自分が希望する分野でのキャリアアップを実現するために、学校のインターン制度を活用するのもひとつの方法です。


社会人からスポーツトレーナーになるには?


大学や短大、専門学校への進学が可能であれば、その学び方も一つです。

社会人が働きながら新たにスポーツトレーナーに目指すには、もう一つの選択肢があります。それは、土日や夜間で学ぶことや、オンラインでスポーツトレーナーに必要な知識と技術を学べるスクールがあります。
スクールの特徴は、講師やインストラクターが実際の現場で培った内容がカリキュラムに反映されているため、より実践的な学びを実現し、すぐに現場で役立つ知識をしっかり学ぶことができることが特徴です。
是非、社会人の方には、スポーツトレーナーになるには、スクールも選択肢としておすすめします。


幅広い知識を持ったスポーツトレーナーを目指そう


スポーツトレーナーは、スポーツ選手のコンディションを最高の状態に保ち、目標を達成するためのサポートをします。どんなときも1番近くで選手を献身的に支える姿は、まさに最高のパートナーといえるのではないでしょうか。

学校やスクールでの学習や資格取得を通して、選手に信頼される幅広い知識を持ったスポーツトレーナーになりましょう!


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