「彼にはもうこれ以上は無理だった」 アヴィーチー家族が声明発表
DJでプロデューサーのアヴィーチーさんがオマーンの首都マスカットで20日に死亡しているのが発見されたことをめぐり、アヴィーチーさんの家族が26日、彼は「もうこれ以上続けるのは無理だった」という新しい声明を発表した。
スウェーデン人DJのアヴィーチー(本名ティム・バーグリング)さんは先週、オマーンのホテルで遺体で見つかった。
家族はアヴィーチーさんが「向上心が高すぎる完ぺき主義者で、極度のストレスを引き起こすほど懸命に世界中を飛び回り働いていた」とも付け加えた。
アヴィーチーさんの広報担当者は、彼の死が自殺なのかについては回答を控えた。
オマーン警察は「犯罪の疑い」を除外したとしている。
声明で家族は、アヴィーチーさんがいかに「物事の意味や人生、幸福について考え苦しんでいたか」を語った。
「私たちが愛したティムは探求者で、実存的な疑問への答えを探し求める、壊れやすく芸術的な魂でした」
「彼は安らぎを探し求めていたのです」
アヴィーチーさんは脚光を浴びることへの葛藤についていつも公言しており、2016年にはコンサートツアーを行うことからの引退を表明した。
声明は「ツアーを中止した時の彼は、人生のバランスを見つけようとしていました。幸せに、何よりも愛する音楽をやりたいと願っていたのです」と付け足した。
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Instagram の投稿の終わり, 1
家族が今週初めにも声明を発表し、ファンや同僚のミュージシャンたちの支援に感謝を示していた。
スウェーデンのストックホルムには数千人のファンが集まり、アヴィーチーさんをしのんだ。沈黙の後、教会の鐘がアヴィーチーさんの曲「Without You」を演奏した。
アヴィーチーさんのヒット曲、「Wake Me Up」や「Levels」、「Hey Brother」などは27日に発表される英音楽チャートに登場するとみられている。
他にも多くのミュージシャンやDJがソーシャルメディア上にアヴィーチーさんをしのぶ投稿をした。DJのデヴィッド・ゲッタは、「Wake Me Up」を流し観客と共に合唱する動画を添えて「アヴィーチーは永遠に心の中にいる」とツイートした。
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