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Work実績紹介
交通インフラドメイン
空港施設西側格納庫
- 建築主
空港施設株式会社
- 所在地
東京都大田区
- 竣 工
1993/07
- 階 数
1F/B1F
- 延床面積
24,888m²
- 構造
S造、一部RC造
東京国際空港沖合展開事業第二期工事の内、整備地区内に建設された大型格納庫で、ノーズイン・テールイン併用により大型機を3機収容可能です。多機種対応型の運航整備用ハンガーとしての要求に対処すべく、間口193m×奥行100m=19,300㎡の面積に、有効高さ27.6m(トラス下面)のフラットな空間を確保できる架構形式を採用しています。 複雑な航空機の配列に対しても、経済性と高効率性を重視した国産初の「分割・一体型ガーダー方式の作業用ゴンドラ・クレーン」が縦横無尽に走行し、その威力が十分発揮できるよう設計されています。外観デザインは、エアサイド側建物コーナーに柔らかさのあるデザインを施し、工場の無味乾燥になりがちな外観の印象を払拭しました。大型のハンガーにおける最大のポイントでもある構造躯体コスト低減化対策及び、羽田沖合の軟弱地盤対策としてハンガー床そのものを支持杭工法とせざるえませんでしたが、基礎梁の作業用設備トレンチ側壁利用に伴う梁スパンの延長により杭本数の低減化を図りました。ハンガートラス部材のパイプ斜格子トラス構造の採用に加えて、塩害に対しても耐久性のある低コストの外装材料採用により、トータルコストが低減された建物となっています。