石川と富山の県境「倶利伽羅」…ところでクリカラって何?

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(Jタウンネットより)

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2015年11月3日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「倶利伽羅の謎」について調査していました。

石川県と富山県の境にある「倶利伽羅」。津幡町にあるのですが、富山県の人の中には、富山にあると思っている人もいるそうです。変わった地名もそうですが、謎の多いところですよね。

「倶利伽羅」は、インド由来の言葉

急勾配の峠道を進むと到着する倶利伽羅。ここにある倶利伽羅不動寺は、日本三大不動の一つで、全国にもその名を馳せています。毎月28日はお不動産の日でたくさんの人がお参りに訪れています。

倶利伽羅不動寺という名は、地名が由来なのですが、もともとは西暦718年にインドの高僧が倶利伽羅不動明王を安置したのが寺の始まりだそうです。奥の院に安置されたそのお姿は、剣に黒い龍が巻き付いた珍しい不動明王なのだとか。

そして、その黒い龍というのが、インドの古典であるサンスクリット語で「クリカ」ということから、「倶利伽羅」という名になったそうです。

黒い龍は、不動明王の力であり化身として知られ、あらゆる災いを断ち切り幸運をもたらす不動明王。なんともありがたい名前です。

倶利伽羅不動寺は、県境

ちなみに、この倶利伽羅不動寺の境内に県境があるので、「倶利伽羅」という地名は富山にも馴染み深いものです。さらに源氏と平氏の合戦・倶利伽羅峠の戦いの一番の激戦地は富山県小矢部市だったそうです。これからも両県で大切にしたいですね。(ライター:りえ160)

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