横須賀街道が「美術館」に 掛川、古民家や商店にアート作品

 掛川市景観形成重点地区の風情あふれる街並みを舞台にした「遠州横須賀街道ちっちゃな文化展」(遠州横須賀倶楽部、掛川観光協会大須賀支部主催)が21日、同市横須賀地区で開幕した。街道沿いの古民家や商店など51会場に県内外の作家72人が出品した。23日まで。

古民家などを舞台に多彩な作品が並ぶ文化展=掛川市横須賀
古民家などを舞台に多彩な作品が並ぶ文化展=掛川市横須賀

 1999年に始まり、22回目を迎えた秋の風物詩。街道沿いの住民や商店主らが軒先や土間などを開放し、約2キロの仮想美術館を実現した。ジャンルは絵画や造形、インスタレーションなどさまざま。来場者はゆっくりと街道を散策しながら、作品鑑賞や作家との交流を楽しんでいる。
 「HITOMI」のアーティスト名で活動する画家御手洗仁美さん(浜松市南区)は初参加。アクリル画など約20点を出品した。「すてきな古民家に自分の平面作品をどう飾るか。作品と場所を融合させる作業が楽しかった」と話した。
 22日は午前9時~午後9時、23日は午前9時~午後5時。コンサートや横須賀高文化展など関連イベントも展開する。両日とも、掛川駅南口と横須賀城跡、会場を結ぶ無料シャトルバスを運行する。

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