幻のキノコ「キヌガサタケ」発見 磐田市のきのこアドバイザー秋山さん

 磐田市神増のきのこアドバイザー秋山富雄さん(76)がこのほど、梅雨や秋に現れて数時間で倒れる幻のキノコ「キヌガサタケ」を発見し、撮影した。

 同日午前10時半ごろ、自宅近くの竹林で見つけた。秋山さんによると、キヌガサタケは、かさから伸びる白いレース状の「菌網」がドレスのように見えることからキノコの女王とも呼ばれる。中華食材の高級品として扱われる。
 研究職員時代に共同でキヌガサタケの人工栽培に成功した経験がある秋山さん。毎年、竹林を散策して探しているという。「イノシシに荒らされず、きれいな状態で見られた」と1年ぶりの再会を喜んだ。

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