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【NYタイムズの「2023年に行くべき場所」2番目に掲載!】静岡から岩手県盛岡市に行ってみた!


先日、一度は足を運んでみたかった岩手県盛岡市に1日だけの小旅行に行ってきました!なぜ盛岡市か。今年1月にニューヨークタイムズが発表した「2023年に行くべき52か所」の2番目に岩手県盛岡市が掲載されていたからです。

ニューヨークタイムズのサイトを確認すると、1番目はロンドン(イギリス)。そして2番目は盛岡。たしかに紹介されています。

紹介文には「東京から新幹線ですぐ行ける、人混みなく歩いて回れる宝石的スポット」と書かれていました。

この「おすすめの場所」はニューヨークタイムズの何百人にも及ぶライターが推薦した中から編集者が選定しているそう。掲載順は魅力順というわけではなく、例えば1番目に掲載されているロンドン(イギリス)は2023年にチャールズ国王の戴冠式があったことなども理由のひとつにあり、その時々の状況なども考慮されるのだとか。

ちなみに、私が大好きな街「福岡市」は載っていないのか!?と思ったら19番目に載っていました。コンパクトに観光名所が集まっていて、なおかつ様々な種類のグルメが充実しているところが好きなんです。

「2023年に行くべき52か所」の中で紹介されていた日本の都市は「岩手県盛岡市」と「福岡県福岡市」の2か所のみ。ますます盛岡市がどんな街か気になります…。

いざ盛岡へ!

ニューヨークタイムズの影響で激混みだったらどうしよう…と少し心配していたのですが、訪れた日は人混みもなく、散策するのにちょうどよい雰囲気。

この日は、盛岡駅から歩いて約20分ほどにある「盛岡城跡公園」を中心に、周辺地域を巡ることにしました。

第一印象は、「綺麗に整えられ、落ち着いている大人な街!」。昔からあるものを丁寧に扱っていることが街並みから伝わってきます。

まずは、「岩手銀行赤レンガ館」へ。

「東京駅丸の内駅舎」と同じ、辰野金吾さん設計の建築物です。「東京駅丸の内駅舎」は1914年に建てられたのち、戦災の被害を受けた後、何度かの改修を経て2012年に復元されていますが、岩手銀行赤レンガ館は東京駅ができる3年前の1911年に建造され、戦災を免れた後、ほぼそのままの姿を保ち、2016年に修復されリニューアルオープンしたそう。

「東京駅丸の内駅舎」の再建にあたり、岩手銀行赤レンガ館は現存する貴重な建物として、資料の一つになったそうです。

また、この建物の近くのスペースでは、藩政時代から受け継がれてきたという伝統の「さんさ踊り」を見ることができました。毎年8月には大きなお祭りも行われるそう。衣装がカラフルでかわいい!

街を歩いていると、レトロな建築物はほかにも。こちらの「盛岡信用金庫」の建物は1927年に建てられたんだそうです。

次に、盛岡市を推薦したニューヨクタイムズのクレイグ・モド氏も記事の中で紹介していたわんこそばのお店「東屋」へ。

紹介記事には「食べ放題のそば屋がある」と書かれていたようですが、(微妙にニュアンスが違うんじゃないか…)と思いつつ、わんこそばに挑みます。


結果、150杯のわんこそばを食べることができ、100杯以上食べるともらえる記念の木札をゲット!

女性平均は30〜40杯くらいだそうなので、結構頑張ったほうかな?と思いました!薬味の種類も豊富で、とても美味しく味わうことができました。


お店周りの街並みも素敵。

次に寄ったのは「盛岡城跡公園」。

「城跡にある公園」という点では静岡県の「駿府城公園」と似ていますが、景色は大きく異なります。

沢山の木々に囲まれた公園では、四季ごとに異なる風景を楽しめるそう。また、公園内に流れる小川では、時期になるとホタルを見ることもできるんだとか!







公園内には、工事中の場所も(※現在は完了していると思われます)。


わんこそばのキャラクター「わんこきょうだい」の描かれた看板が。


猫が公園でくつろいでいる様子もあちこちで見られました。


カエデやモミジなど、紅葉の時期に楽しめそうな木々が沢山あったのが印象的でした。

同じ季節の京都や奈良は混雑しているイメージですが、こちらの公園ではのんびりと楽しめるのではないでしょうか。

公園の近くには「岩手日報」やセレクトショップ、神社などの施設があります。
歩いて回れる距離にあるので、散策も楽しいです。




伝統の「さんさ踊り」や「チャグチャグ馬コ」に関する展示が常設されている「もりおか歴史文化館」もありました。


テレビ岩手や、盛岡市役所本庁舎別館も近くの場所にあります。



最後に、どうしても行きたかったクレイグ・モド氏絶賛のコーヒー屋さん「NAGASAWA COFFEE」へ!

こちらのお店は、公園からは少し離れているエリアにあります。

お洒落なお店の中に、コーヒーの良い香りが漂っています。コーヒーとスコーンのセットを注文すると、店員さんから「スコーンは今焼いている最中で…少々お待ちください!」とのこと。

挽きたて&淹れたてのコーヒーと、焼きたてのスコーンをいただくことができ、大満足の時間を過ごすことができました!

他にも、記事の中でオススメされていた他のスポットにも行きたかったのですが、時間の関係で断念。本当は2泊3日ほどの日程でのんびりと楽しめたら最高でした…。

宿泊したホテルには、岩手県出身のスーパースター・大谷翔平さんのポスター&サインも。


最後に「盛岡冷麺」をいただき、岩手県を後にしました。

おわりに

想像以上に綺麗な街並みと美味しい食べ物を楽しむことができた盛岡旅行。1日だけの滞在だったのが本当にもったいないくらいでした…。

しかし…盛岡市に行ってみると「静岡県も負けていないぞ!」という思いもわいてきました。

自然と人が共存している雰囲気のある三島。まるで生き物のように、変化と成長を続ける熱海。湾のまわりに沢山の施設が集まっており、賑わいの絶えない清水。などなど、海外の方にPRできる場所は沢山あるのでは。新幹線ののぞみは停まらないけど!!

ぜひ…クレイグ・モドさん、もしくはニューヨークタイムズの誰か、静岡県にも来てください。お願いします!

(文:小松原みほ)

静岡新聞SBS有志による、”完全個人発信型コンテンツ”。既存の新聞・テレビ・ラジオでは報道しないネタから、偏愛する◯◯の話まで、ノンジャンルで取り上げます。読んでおくと、いつか何かの役に立つ……かも、しれません。お暇つぶしにどうぞ!

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