倉敷商業高校（岡山）でエースとして活躍。高校３年の夏の大会では岡山予選を勝ち上がったが、東中国大会決勝で米子南に敗れて甲子園出場を逃した。

明治大学を経て、６８年のドラフトで中日ドラゴンズ入団。「巨人キラー」の異名をとった。

通算成績は146勝121敗34セーブ、防御率3.60。

1988､99年にリーグ優勝。2001年シーズン後に辞任。「私の人生観として、同じチームに長居するのはよくないと思った」

2003年、18年ぶりの優勝を甲子園で決める。「あー、しんどかった。選手がファンの夢をかなえてくれた。縦じまで、この甲子園で、みんなの前で胴上げされたかった」

３位決定戦で米国に逆転負け。「金メダルを待っていたファンに申し訳ない思いでいっぱい」

2013年、日本シリーズ制覇を達成。「こんなうれしいことはない。被災者のみなさんにこれだけ勇気を与えた選手たちを、ほめてあげてください」

「名誉ある賞をいただき、野球をやってきてよかった。これからは打倒巨人とか、楽天のことだけ考えていてもダメ。プロ、アマ問わずに野球界全体を発展させていきたい」