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2012年10月14日01時11分
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丸谷才一さん死去 作家・評論家・英文学者、87歳

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写真拡大ジェイムズ・ジョイスの長編「若い芸術家の肖像」の新訳を発表した際にインタビューに応じる丸谷才一さん=2009年11月

 小説「女ざかり」や、英文学の翻訳、幅広い文芸評論で知られた作家、評論家、英文学者で文化勲章受章者の丸谷才一(まるや・さいいち、本名根村才一〈ねむら・さいいち〉)さんが、13日午前7時25分、心不全のため都内の病院で死去した。87歳だった。葬儀は近親者のみで行い、後日、お別れの会を開く。

 山形県鶴岡市生まれ。東京大英文科卒業後、国学院大助教授として教えながら、1960年に最初の小説「エホバの顔を避けて」を刊行した。65年に退職。

 68年に「年の残り」で芥川賞。72年の「たった一人の反乱」のあと、82年「裏声で歌へ君が代」、93年「女ざかり」、2003年「輝く日の宮」、11年「持ち重りする薔薇(ばら)の花」と、ほぼ10年おきに長編小説を発表、谷崎潤一郎賞、読売文学賞など数々の文学賞を受賞した。また「樹影譚」で、川端康成文学賞。03年度に朝日賞。

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