学習と健康・成長

家の中でも逆上がりは練習できる! 親子で鉄棒トレーニング【動画付き】

2023.05.08

author
佐々木 正孝
Main Image

鉄棒は跳び箱やマット運動などと並び、体育の授業ではおなじみです。しかし、鉄棒を苦手に感じる子どもは少なくありません。どうすれば鉄棒ができるようになるのか、そもそも鉄棒は、子どもがどんな力を身につけられる運動なのか。リトルアスリートクラブ・トレーナーの山田義基さんにお聞きしました。

Yoshiki_Yamada

話を聞いた人

山田義基さん

リトルアスリートクラブ トレーナー

(やまだ・よしき)12年間の陸上競技経験を持つトレーナー。実体験を通して、子どもの運動指導に携わる。健康運動実践指導者、幼児体育指導者検定二級を保有。プロトレーナーの遠山健太と学研プラスが共同開発した、子どもの運動神経を育てる運動教室「リトルアスリートクラブ」のチーフトレーナーを務める。

鉄棒の練習でどんな力が身につく?

――鉄棒の練習を通じて、子どもはどのような力を身につけられるのでしょうか。

運動機能の面では、握力や腕の筋力がつきます。鉄棒では、ぶら下がったり、自分の腕で体を支持したりする体勢がありますね。回転の動作や逆さまになることを通して、身のこなしやバランス感覚が身につけられるのです。

幼少期には歩く、走る、ジャンプする、くぐる、投げるといった動作をたくさん経験したいものです。こうした基本的な運動動作がスムーズにできれば、その後の運動能力が伸びやすいですし、何より大人になってからも楽しく運動やスポーツができるようになるでしょう。

これ以外には、生きていくために必要な「安全に気を配る力」も身につきます。

――「安全に気を配る力」とは、具体的にはどういう力なのでしょうか。

日常生活では、ちょっとしたトラブルが潜んでいますよね。例えば、階段から落ちてしまったり、何かにぶつかってこけてしまったり。

鉄棒や跳び箱、マット運動といった器具を使った運動では、体をぶつけてしまったり、手を離して落ちてしまったりといった失敗はつきものです。でも、それらの失敗を乗り越えることで、自分の体と運動能力を把握して、危険を回避し、ケガをしないように体を制御していくことができるようになります。

続きを見る
バックナンバー
新着記事
新着一覧
新着一覧

ページトップ