現在位置:asahi.com>文化・芸能>芸能>舞台>演劇> 記事 森光子さん、でんぐり返し封印 「放浪記」製作発表で2007年11月29日21時23分 森光子さん(87)が来年1月開幕の演劇「放浪記」で、「でんぐり返し」を封印する。東宝が29日、製作発表会見で明らかにした。「放浪記」は、劇作家・菊田一夫の作品。主役の作家・林芙美子を演じる森さんは、小説の出版が決まり喜ぶ場面ででんぐり返しを披露。評判となり、61年の初演から、86歳の昨年まで続けてきた。
東宝は「年齢などを考えれば、大けがにつながることもあり得るので、社の方針として、でんぐり返しをしない演出にすることを、森さんに伝えた。むしろ86歳までしていたことをたたえるべきだ」と説明した。 森さんは「(ストップがかからなかったら)今回もやってました。寂しいだけでなく申し訳なさもあって、複雑な気持ちです」と語った。 来年1月7日から、東京・有楽町のシアタークリエで上演する。2月23日に1900回を迎える予定だ。 PR情報この記事の関連情報 |