遺体のそばに油の容器?河川敷に2人の焼死体、死体遺棄事件で捜査

高橋淳 小野智美
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 栃木県那須町の山中で16日、焼損した2人の遺体が見つかった。県警は死体遺棄事件と断定し、那須塩原署に捜査本部を設置した。80人態勢で捜査を進める。

 県警によると、16日午前6時50分ごろ、近くを車で通った男性(55)が河川敷でマネキンのようなものが燃えているのを発見。連絡を受けた別の男性(37)が警察に通報した。

 遺体はともに焼損しているため性別や年代などは不明といい、県警は近く司法解剖をして、身元や死因を調べる。

 現場はJR那須塩原駅から東に約18キロの山間地。地元の森林組合で働く男性(66)によると、現場は林道が行き止まりになっており、「地元の人しか立ち入らない。知らない車両が通れば目に付く」という。

 この日の朝、林道下の河川敷から煙が上がっているのを通りがかりの作業員が発見。男性らが知らせを受けて現場に行くと、成人のマネキンのようなものが2体横たわっているのを見つけた。遺体の近くには、油を入れるような容器があり、周囲の地面も燃えた痕跡があったという。

 男性は「遺体だなんて信じられないですし、恐怖です」と話した。(高橋淳、小野智美)

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