上方落語家がそろい踏み 大東市でじんけん寄席 5月10日

島康彦
[PR]

 憲法週間を機に、笑いを通じて人権や差別について考えてもらおうという「お笑い じんけん寄席」が5月10日、大阪府大東市のサーティホールで開かれる。露の新治さんら上方落語のはなし家が「人権数珠(じゅず)繫(つな)ぎトーク」をテーマに人権寄席を披露する。

 同市は毎年憲法週間にあわせて記念のつどいを開き、今回で41回目。露の新治さんは、大学卒業後に奈良県で夜間中学校設立運動に関わり、1987年に同市の依頼をきっかけに人権落語を始めた。全国各地で「新ちゃんのお笑い人権高座」を続けている。

 ほかに、「国境なき芸能団」代表で国際貢献に取り組む笑福亭鶴笑さん、男女共同参画についての落語・講演で定評がある露の団姫さん、人権などをテーマに講演活動を続ける桂文福さんが参加する。

 露の新治さんは「私ら落語家は、お客様が笑顔になっていただくのが一番です。その笑顔を消すもんがいっぱいあります」と述べ、「憲法を大事にして『命』と『暮らし』、そして『笑顔』をまもる。お笑い人権寄席でいっぱいわろていただきながら、笑える喜びをともにできたらとおもてます。お待ちしてまっせえ!」とコメントを寄せた。

 「じんけん寄席」は定員1千人で、入場整理券が必要。問い合わせは大東市人権室(072・870・0441)。島康彦

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら