「パレスチナ国家樹立に反対」イスラエル国会が決議 国際世論に反発

有料記事イスラエル・パレスチナ問題

エルサレム=高久潤 其山史晃
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 パレスチナ自治区ガザ地区への攻撃を続けるイスラエルの国会は21日、ネタニヤフ政権の「イスラエルは、パレスチナ国家の一方的な承認に反対し続ける」との決定を支持する決議を採択した。イスラエルメディアが伝えた。

 イスラエルとパレスチナが国家として共存する「2国家解決」を進めようとする国際的な機運に議会としても反発を示した形だ。

 報道によると、決議には、議員120人のうち99人が賛成した。ネタニヤフ政権は18日、パレスチナ人との恒久的な和平は、イスラエルとパレスチナの当事者間の「直接交渉のみによって実現する」との方針を決定していた。

 ガザを実効支配するイスラム組織ハマスによる昨年10月の奇襲攻撃後のパレスチナの国家承認は、「テロリズムに対する前例のない報酬になる」としている。

 2国家解決をめぐっては、も…

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