塀をなくした拘置支所 全館空調+洋式トイレ 建て替えで最新設備に

興津洋樹
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 昨年10月に建て替えを終えた福岡拘置所小倉拘置支所(北九州小倉北区)で3日、落成式典があった。地上8階建てで最大485人を収容でき、全館空調や太陽光発電が整備されるなど、最新の設備となっている。

 旧庁舎は築50年以上で老朽化が進んでいたことから建て替えが決まり、2016年に北九州医療刑務所(小倉南区)内に仮移転。昨年10月に新庁舎が完成し、今年2月から元の場所で業務を開始した。

 単独と3人用、5人用の各部屋があり、現在約110人が収容されている。旧庁舎に空調設備はなく、トイレは和式だったが、新庁舎では全館空調でトイレも洋式になった。市街地にあるため、塀を設けず圧迫感のない外観となっている。

 式典で古川英樹・福岡拘置所長は「新庁舎の完成を機にさらに一致団結し、刑事司法手続きの円滑な運営に寄与する」と話した。興津洋樹

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