円安進み146円台、昨秋の為替介入ライン突破 政府の警戒は弱い?

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土居新平 木村聡史
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 17日の東京外国為替市場円安ドル高が進み、円相場は一時、1ドル=146円56銭まで下落した。政府と日本銀行が昨秋、24年ぶりに円買いドル売りの為替介入に踏み切った日の最安値を突破した。円安が物価高に拍車をかける懸念が高まる中、政府・日銀は再び介入するのか。市場は警戒を強めている。

 対ドル円相場は2日ぶりに年初来の安値を更新した。昨年11月上旬以来、約9カ月ぶりの円安水準。17日午後5時時点では1ドル=146円22~23銭で、前日同時刻よりも86銭の円安ドル高だった。

 円はドルに対し、この約3週間で6円ほど下落した。大きな要因は日米の金利差の拡大だ。

 16日には米国の金融政策を…

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