藤井聡太王位「後手番、大変な戦い」 佐々木大地七段と王位戦第4局

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佐藤圭司
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 将棋の藤井聡太王位(21)=名人・竜王・叡王・棋王・王将・棋聖と合わせ七冠=に佐々木大地七段(28)が挑戦している第64期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)の第4局が15、16の両日、佐賀県嬉野市の「和多屋別荘」で指される。

 開幕から3連勝の藤井王位が勝てば、王位戦4連覇が決まる。第4局の先手番は佐々木七段。得意の先手番で佐々木七段が1勝を挙げるか。重要な一局だ。

 対局前日の14日午後、両対局者は対局場を検分し、主催社のインタビューに応えた。

「しっかり準備してきたつもり」と藤井王位

 和多屋別荘での王位戦は第62期の第4局、第63期の第4局でも予定されていたが、第62期は大雨のため対局場が関西将棋会館大阪市福島区)に変更となり、第63期は挑戦者の豊島将之九段(33)が新型コロナウイルスに感染したため、当初の予定では第5局だった徳島対局が第4局に変更となり、いずれも実現していなかった。

 藤井王位は「2期前から対局場として、いろいろ準備をしていただいていたんですけど、残念ながら、これまで開催がかなっていなかったので、今回、対局が実現することになって、うれしく思っています」と述べた。

藤井聡太王位が語る佐々木大地七段の強さとは。佐々木七段が感じた藤井将棋の特徴とは。両対局者が対局前に語りました。

 佐々木七段の印象を問われた…

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